2022年消防官就職者数ランキング

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2022年消防官就職者数ランキング

写真=国士舘大学体育学部スポーツ医科学科の実習風景

今回は消防官の就職者が多い大学を紹介する。消防官輩出のために、各大学ではどのような取り組みが行われているのか。順に見ていこう。なお、救急救命士については、当資格を有し、消防官として就職した人数をカウントしている。

1位は115人の国士舘大学。体育学部スポーツ医科学科は、4年制大学として初めて「救急救命士」の国家試験受験資格を取得できる学科として2000年に設置された。専門医師や元消防官など経験豊富な教員が集い、医学部と同様に解剖学、生理学など基礎医学から内科、外科などの臨床講義のほか、想定実習や最新の医療機器を利用した実習、遭難救助実習、病院内実習、救急車同乗実習などの学外実習も用意されている。全学的に「防災教育」に力を入れる同大では、全学部の新入生が、災害に関わる基礎知識や心肺蘇生法、応急手当などを学ぶほか、単位修得で防災士の受験資格を得られる「防災リーダー養成論」を開講している。

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2位は58人の帝京大学。医療技術学部スポーツ医療学科の「救急救命士コース」では、広く地域社会に貢献できる救急救命士の養成のため、「救急救命士国家試験」と「消防官採用試験」の対策を中心とした学びを展開。救急現場を想定したシナリオを学生自らが作成するシミュレーション実習のほか、救急車同乗実習、救命センター実習、精神科実習など数多くの実習を通して、在学中から実際の救急現場に近い環境で経験を積む機会を提供する。また体力錬成にも重点を置き、基礎医学や救急救護医学の基礎を段階的に学ぶ授業と合わせて、救急救命士に欠かせない筋力・体力づくりを入学後から卒業まで行う。



3位は56人の日本大学。2016年開設の危機管理学部は、2022年度より新カリキュラムを導入。学位も「学士(危機管理学)」に変更となった。「災害マネジメント」「パブリックセキュリティ」「グローバルセキュリティ」「情報セキュリティ」の4つの領域から、社会のあらゆる危機を研究対象とする同学部。特に「災害マネジメント領域」では、自然災害対策とともに災害の事前対策や救急・救援活動、事後の復旧・復興など、幅広く学ぶ。公務員の就職支援としては、職業理解から試験・面接対策に及ぶ各種講座、公務員合宿やセミナーなどのイベント、個別相談体制をはじめさまざまなサポート体制が整っている。

4位は48人の帝京平成大学。池袋キャンパス(東京都豊島区)で学ぶ健康メディカル学部医療科学科と、千葉キャンパス(千葉県市原市)で学ぶ健康医療スポーツ学部医療スポーツ学科にそれぞれ「救急救命士コース」を設置している。いずれのコースも救急医療の高度化に対応した最新の設備と、救命救急センターや消防機関などの協力のもと行われるさまざまな現場実習を用意し、救急救命士として活躍するための実践的なスキルや対応力などを磨く。4年次には救急救命士国家試験合格に向けた学習に取り組み、いずれのコースも卒業生の半数以上が公務に就いている。

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<表の見方>

医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基にランキングを作成した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立。大学名横の*印は大学院修了者を含むことを表す。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。

 

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