2022年学部系統別実就職率ランキング(理工系)

2022年学部系統別実就職率ランキング(理工系)

写真=豊田工業大学

産学一体の教育・研究環境を整備し、企業と創る自立型人材を育成

理工系1位は実就職率100%の豊田工業大・工学部。トヨタ自動車の社会貢献活動として1981年に設立された単科大学だ。先端工学基礎学科では、「機械システム」「電子情報」「物質工学」の3分野を横断して学ぶことが可能。工学の統合的な理解を得ることで、複眼的な発想力や問題解決力を養う。また、企業派遣講師による講義・実習も多数用意され、電機メーカーでの研究開発に必要とされる工学」など、産業界で取り組まれている技術開発の現状を学べる機会も豊富だ。なお、教員1人あたりの学生数は約10人。実習科目は1グループあたり6〜8人で構成される少人数教育が徹底されている。

 

地域や企業と連携したプロジェクトで、より実践的な学びを実現

2位は実就職率98.9%の金沢工業大・建築学部。経済性や生産性を考慮しながら、美しく機能的な建築空間を計画・設計し運営できる能力および安全で快適な建築構造・建築環境を構築し、運営できる能力を身につける。建築のデザイン・まちづくりを学ぶ「建築デザインコース」、建築の構造・環境を学ぶ「建築エンジニアリングコース」の2コースを設置し、一級建築士試験の受験資格要件である「指定科目の取得」に対応したカリキュラムとなっている。また、地域と連携したプロジェクトも数多くあり、自治体が提供する課題や企業との共同研究など、より実践的な内容に取り組むことができる。

社会の変化に強い、次代のモノづくりを担う創造的な技術者を養成

3位は実就職率98.6%の富山県立大・工学部。4位は実就職率98.5%の福岡工業大・工学部が続いた。福岡工業大・工学部は、「電子情報工学科」「生命環境化学科」「知能機械工学科」「電気工学科」の4学科を擁する。各分野の専門的な知識や理論を習得するだけでなく、創造する能力を養う創成型実験や研究を通して、これからの時代の「モノづくり」を担う創造的な技術者を育成している。同大は就職支援にも力を入れており、例年、年4回合計1,000社を超える企業が参加する在学生向けの学内合同企業説明会を実施。規模の大きさは西日本最大級で、就職希望者数を上回る企業が参加している。

<表の見方>

医科・歯科の単科大などを除く全国743大学に今春の就職状況を調査。555大学から得た回答(8月15日現在)を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。本誌では文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。
大学名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を示す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。

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