2022年保育教諭就職者数ランキング

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2022年保育教諭就職者数ランキング

写真=常葉大学 草薙キャンパス

今回は保育教諭の就職者が多い大学を紹介する。保育教諭とは、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を持ち、幼保連携型認定こども園で働く職員のことだ。保育教諭輩出のために、各大学ではどのような取り組みが行われているのか。順に見ていこう。

1位は常葉大学で64人。同大では、保育学部保育学科、健康プロデュース学部こども健康学科で、保育士資格と幼稚園教諭一種免許状を、短期大学部保育科で保育士資格と幼稚園教諭二種免許状の取得が可能。学生のニーズに合わせた学びのほか、支援体制の充実も特徴だ。「幼児教育支援センター」では、保育学部と短期大学部保育科の学生を対象に、実習支援や資格取得の諸手続き、採用試験に向けた相談に応じる。浜松キャンパスには大学が地域に提供する親子教室「ポッケ」があり、専門家の保育を見ながら学びを深めていく。保育学部では「認定絵本士」養成講座を開設。現場ですぐに役立つ力を磨くことができる。

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2位は神戸親和女子大学※で47人。同大で保育士資格と幼稚園教諭一種免許状が取得できるのは、教育学部児童教育学科だ。「幼児教育・保育コース」では、子どもが豊かに成長していくプロセスを大切にし、乳幼児に丁寧に関わる「保育者」を育成。現場実習を想定した「実習指導(事前・事後)」で、実践力を身につけることを目指した教育を展開している。その実践の場の一つとなるのが、学内施設として地域の子育てをさまざまな角度から支援する子育て支援ひろば『すくすく』だ。学生たちが運営に関わりながら、子育てに関するさまざまなプログラムを提供するなど、学生にとって貴重な実習の場となっている。
※神戸親和女子大学は2023年4月に神戸親和大学として共学化。

3位は畿央大学で37人。保育士資格と幼稚園教諭一種免許状を取得できるのは、教育学部現代教育学科の「幼児教育コース」だ。同コースでは、地域の未就園児と保護者に学びと交流の場を提供する「マミポコ・親子ひろば」や学校インターンシップなど、幼児や保護者と交流するプログラムが充実。キャンパス内にある「マミポコ・親子ひろば」では、親子で取り組める遊びを学生が企画するほか、子どもをよく観察したり、保護者と関わるうえでのヒントなどを得られる。なお、2023年には大学近くに「畿央大学付属広陵こども園」が開設される。学生が現場を直接体験できる場としてその活用が期待される。

4位は神戸女子大学で36人。同大では、文学部教育学科の「幼児教育コース」で保育士資格と幼稚園教諭一種免許状の取得を目指すことができる。同学科では、地域の教育機関と連携し、早期からインターンシップなど実践の場を用意。幼児教育コースでは、2年次に神戸市内の幼稚園や保育所、子ども園などでボランティア活動を行い、子どもの発達を実践的に理解する。3年次には保育所実習と施設実習を実施し、保育技術だけでなく、多様な子どもの育ちを支援する方法を学ぶ。4年次には神戸女子大学附属高倉台幼稚園などで1年間の実習を行い、即戦力として活躍できるよう、子ども一人ひとりへの対応力などを磨く。

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<表の見方>

医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数には臨任・非常勤を含む。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立。大学名横の*印は大学院修了者を含むことを表す。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。

 

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