面倒見が良い大学ランキング2023(関東・甲信越編 東京は除く)
写真=千葉工業大学
多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学(関東・甲信越編)」だ。
1位は千葉工業大学で64ポイント。同大では、学生が充実した大学生活を送れるように、さまざまな支援体制を整えている。まず、入学後に数学・英語・物理・化学について学習状況の調査を実施。その結果から習熟度に合わせたクラスを編成し、無理なく能力を高めながら大学で学ぶための基礎力を養う。また、全学年でクラス担任制を敷いており、修学に関する指導や個別相談のほか、3・4年次には就職に関する指導も担任教員が行う。さらに、PPA(保護者と教職員の会)と同窓会、大学が三位一体となって学生を支援。学習や進路、対人関係、心身の健康など、学生生活のあらゆる問題をサポートする。このほか、通常の授業以外で、幅広い分野の学生支援プログラムを用意している。
2位は筑波大学で30ポイント、3位は神田外語大学で27ポイント。
神田外語大学は、専任教員の約半数が外国人教員というグローバルな環境で、授業では教員と学生、あるいは学生同士による少人数での対話を重視。ディベートやプレゼンテーションを取り入れた参加型の授業がカリキュラムの中心に据えられ、語学の授業も徹底した少人数クラスだ。他者の考えを聞いて自分の意見を発表し、次の問題点を見つける学生主体の学びを通して、積極的なコミュニケーション能力を鍛えることができる。また、キャリア支援を大学教育の一環ととらえ、低学年次に必修の「キャリアデザイン」や「ビジネス・インターンシップ」などの科目を設置。キャリア教育センターによる就職支援プログラムのほか、個人の特性や志向を重視した個別のキャリアカウンセリングも行っている。
4位は信州大学で26ポイント、5位は秀明大学で23ポイント。
秀明大学は、建学の精神「常に真理を追究し、友情を培い、広く社会に貢献する人間形成を行う」のもと、1988年に開学。「学校教師」「看護」「総合経営」「英語情報マネジメント」「観光ビジネス」の5学部を擁している。実学重視のカリキュラムのほか、一部の学部で必修とする独自のイギリス留学システム、学生寮での共同生活で確かな対人関係能力を育むなど、特色ある教育を実践している。また、全学部でクラス担任制を導入し、入学から卒業・就職まで、学生一人ひとりをトータルにサポート。クラス担任が年間を通じて一人につき2〜3回の面談を行うほか、半期ごとの履修登録や学生生活全般、進路、イギリス留学、資格取得、インターンシップ、教員採用試験など、さまざまな相談に応じている。
<表の見方>
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全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、645校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。
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