面倒見が良い大学ランキング2022(関東・甲信越編 東京は除く)

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面倒見が良い大学ランキング2022(関東・甲信越編 東京は除く)

写真=千葉工業大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学(関東・甲信越編 東京は除く)」だ。

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1位は千葉工業大学で39ポイント。同大では、新入生が抱える学習への不安解消のため、入学後に学習状況調査を実施。その結果から習熟度に合わせてクラスを編成し、それぞれのクラスに応じた指導を通して、無理なく能力を高めながら大学で学ぶための基礎を養うことができる。また、全学年でクラス担任制を敷いており、修学に関する指導や個別相談のほか、3・4年次には就職に関する指導も担任教員が行っている。さらに、総合型選抜や学校推薦型選抜など早期に合格した学生には、e-learningシステムを活用した「入学準備プログラム」を用意。数学・英語・理科・国語の中から入学する学科に合わせた課題を提供し、入学後の学びにスムーズに移行できるよう、事前に備えることができる。

2位は神田外語大学で26ポイント。専任教員の約半数が外国人教員という学習環境で、国際感覚を養うことができる同大。その教育の特徴の一つに、少人数での対話を重視した授業が挙げられる。ディベートやプレゼンテーションを取り入れた参加型の授業がカリキュラムの中心に据えられ、他者の考えを聞いて自分の意見を発表し、次の問題点を見つけるという学生主体の学びを通して、積極的にコミュニケーション能力を鍛えることができる。また、語学の授業は徹底した少人数制。教室内の机は可動式で、グループワークやディスカッションの際に全員の顔が見える環境で学ぶことで、教員と学生の距離も近くなり、コミュニケーションや実学としての国際教養を学ぶ上で最適な環境が整っている。

3位は聖学院大学で23ポイント。埼玉県で唯一のキリスト教系大学である同大では、一つのキャンパスに約2200人という比較的少ない学生が集い、「真の少人数教育」を行っている。1人の教員が10人程度の学生の担任となる「アドバイザー制」を採用。教員と学生との間には自然と「対話」が生まれ、職員も教員と連携して学生を見守り、伴走する体制が整っている。また、キャリア支援においても、小規模だからできる学生に寄り添ったサポートプログラムを用意。学科ごとに就職担当の職員を1人配置し、1・2年次の低学年のうちから個人の希望に合わせた面談を実施し、3・4年次には年2回の全員面談を実施。就職・資格取得のためのさまざまな支援を行っている。

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<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、624校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

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