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入学後、生徒を伸ばしてくれる大学ランキング2022（関東・甲信越編東京は除く）

ランキング 2023.04.10

写真＝秀明大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学（関東・甲信越編）」だ。

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1位は筑波大学で42ポイント。2022年に創基150年、2023年には開学50年を迎える同大は、開かれた大学を標榜し、学際融合と国際化を基軸に改革を進め、2022年4月からは指定国立大学法人としてスタートを切った。今後導入予定のチュートリアル教育では、教員やTA（ティーチング・アシスタント）が学生一人ひとりに寄り添い、自発的で学際的な学びの環境を提供する。これは、学生のやりたいことを把握しながら、議論を重ねることにより専門的な指導をしていこうというもの。また、授業科目を精選し、PBL（課題解決型学習）やチュートリアル教育を積極的に取り入れることで、学類を文理融合の広い視野を養う「真の学位プログラム」として再活性化させていく予定だ。

2位は千葉工業大学で25ポイント。2024年4月、同大は新たに2学部を新設する予定だ（※1）。「情報変革科学部」は、「情報工学」「認知情報科学」「高度応用情報科学」の3学科制。最先端のサイバー×フィジカル社会を支える、情報工学の基盤技術や応用技術についてハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチし、変化の激しい世界でのICTを設計・開発できる人材を育成する。「未来変革科学部」は、「デジタル変革科学」「経営デザイン科学」の2学科制。複雑な数理的思考やデータサイエンスのスキルが求められる、経営工学や社会デザインの分野において、情報処理のテクノロジーを有機的に活用し、DX化の推進など実践力と即戦力を持った人材を育成する。
※1：設置構想中のため、変更になる場合があります

3位は秀明大学で20ポイント。同大の教員採用試験正規採用率は61.1%、教員就職率は92.0%と、全国でもトップクラスの実績を誇る（※2）。この実績を生み出しているのが、学校教師学部独自の教育だ。その最大の特色は、学部生全員が寮生活を送っていること。寮生活を通して良い生活習慣を身につけ、対人関係能力とともに、品性に富んだ教師としての人格を高めている。綿密に構成された教育課程に加え「専門教科の学力向上」や「教員採用試験対策」を行う独自の夜間学修で教員採用試験対策を実施。また、春休みには教員採用試験直前対策講座を開講するなど、さまざまな取り組みによって教師として重要な資質能力を総合的に育て、社会に送り出している。
※2：2022年3月卒業生実績

4位は神田外語大学で18ポイント。豊かな国際教養と語学を学ぶ大学として、さまざまな取り組みを展開する同大。2021年4月には「グローバル・リベラルアーツ学部」を開設した。全学的な特徴である少人数教育と対話型の授業により、「Humanities」「Societies」「Global Studies」の3つの分野を学修しながら英語運用能力を高め、世界の課題に挑戦する強い意志と幅広い教養を持ち、平和に貢献する人材を育成する。2回の海外留学が必修で、1年次前期の「海外スタディ・ツアー」では、リトアニア、インド、マレーシア・ボルネオ、エルサレムで世界の課題を体感し、3年次はニューヨーク州立大学へ留学。五感を駆使して多様な文化背景を持つ人々と協働し、解決策を導き出す力を養いながら学びを深めていく。