小規模だが評価できる大学ランキング2022(関東・甲信越編 東京は除く)

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小規模だが評価できる大学ランキング2022(関東・甲信越編 東京は除く)

写真=都留文科大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「小規模だが評価できる大学ランキング(関東・甲信越編 東京は除く)」だ。

1位は都留文科大学で39ポイント。同大は、卒業生の約40%が全国で教職に就いているという「教員養成力」が一番の強み。学校だけでなく、学童保育など学校外の活動も含めた現場での子どもたちの支援を1年次から4年間体験する「教育フィールド研究」は、教養学部学校教育学科独自のプログラム。「教育カフェ」「教職ゼミ」といった学生同士の学び合いの場も多く設け、教員経験を持つ相談員による「個別相談」のほか、卒業生を対象とした「教職支援交流会」の開催など、入学後から卒業後まで学生をサポートする体制が整っている。また、少人数制を重視し、ゼミナールは全員必須。地域と連携したプロジェクトも盛んで、都市型の大規模大学とは異なる、学内外の多様な人々との交流から幅広く学べる環境がある。2024年4月には教養学部に比較文化学科※、国際教育学科※を開設予定だ。
※設置構想中のため、変更になる場合があります。

2位は神田外語大学で37ポイント。外国語学部は、2023年度から「アカデミック・ライティング」「デジタル・シチズンシップ」「クリティカル・リーディング」「数的思考法(データサイエンス初歩)」「キャリアデザイン」の5領域を加えた新しい基盤教育を開始する。また、少人数で学ぶゼミ(研究演習・応用演習)が同年度から必修化。2023年度入学者から必修化される外国語学部のゼミは学科・専攻をまたいで履修できるため、さまざまな専攻の学生と学び合う環境は学生にとって刺激的な場になっている。さらに同大では学際的、複合的な学びの場を広げることを推進しており、2014年には千葉工業大学と、2021年には金沢工業大学と連携協定を締結し、ゼミや研究室で連携プロジェクトを展開している。

3位は東洋英和女学院大学で17ポイント。同大では約15名で学ぶ少人数のゼミナールを学びの基盤に据えている。同大のゼミナールは、1年次の「フレッシュマン・セミナー」から始まる。ここで大学での生活や学びに必要な発表や議論、レポートなどの基本スキルを習得し、2年次には「基礎演習/基礎ゼミナール」でグループワークなどを通して専門分野の基礎知識を身につける。3年次から卒業研究を見据えた「演習/ゼミナール」がスタート。4年次の「演習/ゼミナール/卒業研究」で主体的に研究テーマを決めて調査・発表を繰り返し、卒業論文につなげていく。ゼミナール教員がアドバイザーとなって学生の相談に応じる「アドバイザー制」を敷いており、科目の履修から学習方法まで、指導や助言を受けながら安心して学べる環境が整っている。

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<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、624校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

小規模だが評価できる大学ランキング2022(関東・甲信越編 東京は除く)


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