有名400社実就職率ランキング

キャリア・就職 大学通信 井沢 秀
有名400社実就職率ランキング

有名企業に強い大学は固定的だが、その就職先が変わってきた。情報技術の発達などで、現在ある職業の半分がなくなると言われる中、その予兆ともいえる状況が見られる。

大学生の売り手市場が続き、受験生や保護者の関心は、単に就職ができるだけではなく、どこに就職ができるのかに移っている。そうした視点で大学の実力を測る際に参考になるのが、有名企業を対象に実就職率を比較した、「有名企業に強い大学ランキング」だ。

ベスト10は、東京工業大以下、一橋大、国際教養大、名古屋工業大、東京理科大、電気通信大、早稲田大、九州工業大、大阪大、京都工芸繊維大と、数多くの難関大が並ぶ(就職者数一部未回答の東京大、慶應義塾大は未掲載)。

難関大の学生は、個人のポテンシャルの高さに加え、一般的な学生と異なる就活ルートが用意されていることも有名企業の就職に有利に働く。採用活動は複線化している。メインは、3月に採用に関する広報が解禁になり、6月に最終選考が始まる、就活のガイドラインに則った一般ルート。

この他に、積極的で特色のある学生には、夏のインターンシップで母集団を形成し、秋以降の継続インターンシップや懇親会などを通じて徐々に絞り込み早期内定を出すといった、インターンシップをバイパスとした就職ルートがある。こうした採用ルートに乗ることができる資質を持った学生が多いことが、有名企業の就職の強さに結びついていると言えよう。

有名400社実就職率ランキング

<表の見方>
就職者数調査に回答のあった537大学のうち、有名企業400社の実就職率が高い30大学を掲載。東京大、慶應義塾大は一部未回答のため対象外。△印は国立、◎印は私立、無印は公立。実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業(修了)者数-大学院進学者数〕×100で算出。
有名企業400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定
順位   大学名 所在地 2019年 2018年 2017年
1 東京工業大 東京 57.4 57.1 56.1
2 一橋大 東京 55.0 54.9 58.9
3   国際教養大 秋田 44.5 44.0 37.8
4 名古屋工業大 愛知 39.4 40.3 34.6
5 東京理科大 東京 38.9 36.8 34.6
6 電気通信大 東京 37.9 35.9 36.0
7 早稲田大 東京 36.7 37.2 37.3
8 九州工業大 福岡 36.4 33.8 33.1
9 大阪大 大阪 35.6 35.8 35.5
10 京都工芸繊維大 京都 35.0 30.3 22.9
11 上智大 東京 34.1 33.5 38.3
12 名古屋大 愛知 33.7 35.3 34.3
13 豊田工業大 愛知 33.3 40.5 37.7
14 横浜国立大 神奈川 33.0 31.7 34.2
15 芝浦工業大 東京 32.2 31.2 30.5
16 同志社大 京都 31.6 30.5 31.2
17 京都大 京都 31.3 32.6 32.4
18 豊橋技術科学大 愛知 31.2 32.0 32.6
19 東京外国語大 東京 31.0 35.1 35.2
20 神戸大 兵庫 30.7 29.7 27.9
21 青山学院大 東京 30.1 30.9 29.0
22 東北大 宮城 29.9 28.9 24.7
23 明治大 東京 28.9 28.4 28.2
24 東京農工大 東京 27.9 28.5 29.5
25   大阪府立大 大阪 27.6 27.0 24.5
26 筑波技術大 茨城 27.0 17.1 26.8
27 九州大 福岡 26.7 26.6 27.0
28 国際基督教大 東京 26.5 28.3 25.7
29 関西学院大 兵庫 26.2 26.7 28.4
30 立教大 東京 26.0 25.8 27.6

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