千葉商科大学付属高等学校の高校生が地元企業と協同しオリジナル商品を開発

千葉商科大学付属高等学校の高校生が地元企業と協同しオリジナル商品を開発

千葉商科大学付属高等学校(所在地:市川市中国分 校長:浅川潤一) では、簿記やマーケティング等を学ぶ商業科2年生65名が地元企業8社と協同し、8種のオリジナル商品の開発と2つの販促グッズを製作し、1月28日(土)より、「道の駅いちかわ」で販売を開始した。販売は2月18日(土)までの毎週土曜日に、道の駅いちかわ(千葉県市川市)の特設ワゴンにて行われる。また、一部商品はコラボ先の企業店舗で販売される。

同校商業科では授業の一環として、地域を代表する特産品を作ることを目標に商品開発を行っている。授業は2017 年度よりスタートし、これまで地元企業13社とコラボレーションして商品を開発した。「地元企業と共に新しい価値を創造する」ことをコンセプトとしている。

生徒たちは、企業との打合せや道の駅いちかわでのアンケート調査を実施し、販売促進ツールの作成や商品化に向けて取り組んだ。


昨年12月には、各企業の紹介と開発したオリジナル商品をまとめた フリーペーパー『いちからいちかわ』を発行し、道の駅いちかわで配布を行った。商品と販促企画は下記の通り。

≪商品≫
■私の矢切のわたし(シュークリーム[いちご/キウイ])【 高校×お菓子工房ポニー】
唯一現存する江戸川の農民渡船
「矢切の渡し」をイメージした船の形のシュークリーム。シュー生地に5種類の生クリームをブレンドした甘さ控えめな生クリームとカスタードと果物をのせました。いちご、キウイの2種類を用意しました 。

■手児奈お守りクッキー
【高校×お菓子工房ポニー】
市川市真間にある 手児奈霊神堂のお守りをモチーフにしたクッキー。クッキーにアーモンド、はちみつ、水飴などをのせて、サクッとした 食感に仕上げました 。

■団子八剣伝 【高校× 和菓子所八矢庵 】
市川市の名所である「里見公園」の花畑をモチーフにした団子を開発。南総里見八犬伝に登場する8つの「玉」を団子に見立て、梨・苺・ピーナッツ・抹茶の4種の餡をトッピングしました。遊び心で串を剣型にし「八『剣』伝」と名付けました。

■どらコロバーガー【高校×和菓子所八矢庵】
どら焼きの皮に、あんこではなく、八矢庵オリジナルの「矢切ネギコロッケ」を挟んだ商品。和菓子屋の商品としては意外性のある 地域ブランドのネギを使用したコロッケと、 和菓子所八矢庵のイチオシ商品「どら焼き」の皮を合わせました 。

■豆腐 ニンニク醤油 ネギ塩 【高校× イシハシ食品合同会社 】
刻みニンニク 使用 した ニンニク醤油味と、粗く刻んだネギの食感や風味が特長のネギ塩味の2種を開発しました。豆腐の甘みと弾力のある食感が特長でおつまみとしても楽しめるように仕上げました。

■ 焼肉味禅 【高校× 株式会社うまだれカンパニー 】
既存の焼肉のたれに胡麻はちみつを加え、子どもも楽しめるように甘みを足しました。体にいい原料を使用するというこだわりを変えないまま、試作を重ね 、味を決定しました 。マスコットキャラクター・ステッカーもデザインしました。

■海苔麺の塩ラーメン【高校×加藤海苔店】
2022年5月のゴールデンウィーク中に道の駅いちかわ利用者にアンケートを実施。 海苔を麺類に盛り付ける人が多いという結果から、麺に海苔を練り込むことを考案しました。試作の結果、麺は太麺に決定 。さらにバラ干し海苔をトッピングし、海苔の風味が感じられる塩ラーメンに仕上げました。

■ぜいたくフィナンシェ 【高校×社会福祉法人市川レンコンの会×合同会社 守破離農園 】
国内での米の消費量が減り、人口減衰傾向にある稲作農家の支援とともに、小麦アレルギーなど小麦が食べられない人のために米粉を使用したフィナンシェ 。 生産を通じて障害者の働ける環境、自立支援につなげます 。


≪販促企画≫
■からあげ キッチンカーの販売促進【高校× KAZ ★ ROCK 】
市川市を拠点に活動するからあげのキッチンカー「 KAZ ★ ROCK 」を市川近郊に広めるというミッションのもと、昨年完売したトートバックに新色のピンクを加え、 ROCK なデザインのマスクを作成しました。