改革力が高い大学ランキング2022(北陸・東海編)

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改革力が高い大学ランキング2022(北陸・東海編)

写真=中京大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「改革力が高い大学ランキング(北陸・東海編)」だ。

1位は金沢大学で36ポイント。2位は富山県立大学で15ポイント。3位は名古屋大学で10ポイント。4位は9ポイントで中京大学と日本福祉大学が並んだ。

中京大学は、10学部20学科を擁する総合大学。その中でも国際学部は、語学中心になることが多いという従来の常識にとらわれない新しい国際学の教育体系を整えている。国際学科と言語文化学科の2学科に6つの専攻を設置し、政治・経済・経営・哲学・歴史・言語・文化など多様な学問領域を英語で専門的に学ぶ。さらに、学科を横断して複数の専攻を専門にする「選抜制Honors Program(複数専攻制)」で自分の専門領域を学びながら複数の知識を融合させ、学びの深さと幅を併せ持つ人材を育成している。また、1年次秋学期に学部生全員(GLS専攻を除く)が1学期間の留学を体験。早期に体験することで、海外生活で得た気づきや発見をその後の学びに生かしている。

日本福祉大学は1953年開学。8学部10学科6大学研究科を擁する「ふくしの総合大学」として発展し、約9万人の卒業生が地域の「ふくし」を支えている。現在は、名古屋キャンパスと知多半島の北部・中部・南部に3つのキャンパスがあり、各学部・学科で専門性の高い教育を実践。総合大学ならではの多職種連携教育が魅力だ。また、文部科学省から採択されたCOC(Center Of Community)=地域の「知」の拠点事業を継続し、地域共生社会を実現するための「知多半島モデル」の構築に注力。COE(Center Of Excellence)=国際的に卓越した「知」の拠点事業も継続し、SDGsの達成と多文化共生の実現、「ふくし&日本語教育に関わるアジア高等教育ネットワーク」の結成を目指す取り組みを推進している。

6位は金沢工業大学で6ポイント。同大では、学業成績のビッグデータをAIが分析し、データを参照しながら修学アドバイザーが学生と面談を行うなど、教育DXの取り組みを推進。他分野連携にも生かされ、日本全国や海外のさまざまな大学、企業とオンラインで連携を進め、質の高い共創教育を実現している。2023年度からは全学部・学科対象の「国際教養工学課程」を新設。教育DXを活用しながら「イノベーション科目群」「リベラルアーツ科目群」「グローバルプロジェクト科目群」「専門科目群」を統合的に英語で学ぶ。留学や国際インターンシップの機会も用意し、時間と場所の制約を超えて国際性を身につけ、早期卒業も可能とする先駆的なプログラムとなっている。

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<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、624校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

改革力が高い大学ランキング2022(北陸・東海編)


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