2023年学部系統別実就職率ランキング(福祉系)
写真=関西福祉科学大学
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福祉系1位は実就職率99.2%の関西福祉科学大・健康福祉学部。2位は実就職率98.9%の愛知県立大・教育福祉学部、3位は実就職率98.6%の岡山県立大・保健福祉学部がランクイン。4位は実就職率98.4%の新潟医療福祉大・社会福祉学部、5位は実就職率98.3%の高崎健康福祉大・健康福祉学部が続いた。
福祉のマインドを備えた、健康と栄養・食のスペシャリストを目指す
1位の関西福祉科学大・健康福祉学部は、「健康科学科」と「福祉栄養学科」の2学科制。「健康科学科」は、健康・安全・環境に関わる「トータルヘルス」の専門知識・技術や産業カウンセリング技術を身につけ、学校や企業、地域などさまざまな場で活躍できる、こころと健康のプロフェッショナルを育てる。養護教諭一種免許状や第一種衛生管理者、公認心理師などの資格取得が可能。「福祉栄養学科」は、栄養学と食品学の基礎知識と栄養指導の実践技術を修得し、進路や興味に応じて3年次から3つのコースで学ぶ。臨床の場で活躍するための「臨床栄養コース」、企業で活躍するための「食品開発コース」、教育・福祉分野で活躍するための「栄養教諭食育コース」を用意している。
2024年4月より、心理・福祉学部社会福祉学科としてリニューアル!
4位の新潟医療福祉大・社会福祉学部(※)。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の3つの国家資格すべてに対応したカリキュラムで、国家資格のダブルライセンス取得を目指す。また、社会福祉士養成大学では初となる「児童厚生一級指導員」の養成プログラムを設置。このほか、医療ソーシャルワーカーやスクールソーシャルワーカー、児童福祉分野の専門科目を設置しており、マルチライセンスの取得も可能だ。1年次からさまざまな現場の見学や体験実習のほか、各領域で活躍する卒業生による講演など、多様なキャリア選択を可能にする「キャリア形成教育」を実施。3・4年次には将来の目標を見据えた「専門領域別ゼミ活動」で、就職に向けた専門性・実践力を高める。
※2024年4月に心理・福祉学部に名称変更し、社会福祉学科、心理健康学科の2学科に改組予定。
豊かな教養と確かな専門能力を身につけ、人々の福祉と健康に貢献する
5位の高崎健康福祉大・健康福祉学部は、「社会福祉学科」「医療情報学科」「健康栄養学科」の3学科を擁する。社会福祉学科は、社会福祉士や精神保健福祉士を目指す「社会福祉コース」、社会福祉士の国家資格をベースに、介護福祉士の資格取得を目指す「介護福祉コース」の2コース制。医療情報学科は、診療情報管理士などの医療系資格と、基本情報技術者などの情報系資格のダブル取得が可能。健康栄養学科は、体験を重視しながら食品の機能と生体の仕組みを体系的に学び、実践力のある管理栄養士・栄養士を養成する。いずれの学科においても少人数による演習・実験・実習を重視しており、学生一人ひとりの個性を大切にした指導を通して、豊かな教養と確かな専門知識・技術を養う。
<表の見方>
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医科・歯科の単科大などを除く全国749大学に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(10月10日現在)を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を示す。大学・学部名は現在の名称で掲載している場合がある。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。