2023年学部系統別実就職率ランキング(経済系)
写真=大和大学
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経済系1位は、実就職率98.3%のノースアジア大・経済学部。2位は、実就職率97.7%の大和大・政治経済学部、3位は実就職率96.3%の名城大・経済学部がランクイン。4位には実就職率96.1%の日本福祉大・経済学部、5位には実就職率96.0%の岐阜聖徳学園大・経済情報学部が続いた。
2024年4月、「グローバルビジネス学科」を新たに設置
2位の大和大・政治経済学部は、日本を代表する企業約30社のトップリーダーによる実学講座を実施。実際に企業が抱える課題や解決への取り組み、将来への経営戦略について学ぶほか、仕事に対する考え方や学生生活で身につけるべき力など、社会で役立つ実践的な話を聞く機会を1年次から設け、将来のキャリアに向けた意識を高めている。また、有名企業を招いた業界研究会や模擬面接会、ビジネス現場のリアルなやり取りを肌で感じる企業訪問プログラムなど、独自のキャリア支援も実施。2024年4月より、超実践型教育で国際感覚豊かな次世代のビジネスリーダーを育成する「グローバルビジネス学科」がスタートする。
徹底した少人数教育のもと、多様化する経済の現実と理論を学ぶ
3位の名城大・経済学部は、経済学科と産業社会学科の2学科制。経済の基礎となる理論を学びながら経済活動の現実を知り、多様化かつ複雑化する社会において柔軟に対応できる人材を育成する。1年次からゼミナールを設置し、徹底した少人数教育を展開。ゼミでの活動を通して自分の意思を伝え、相手の思いを的確に把握するコミュニケーション能力を養う。また、学生同士の学術的交流の場として「レポートフェスティバル」を実施している。イギリスやオランダ、フランス、韓国などで実施する「国際フィールドワーク」、オーストラリアや台湾などの提携大学で学ぶ「交換留学」など、グローバルな環境での学びも充実。海外での業務経験など、多彩な経歴を有する教員が指導にあたっている。
福祉マインドを備え、地域経済や医療福祉に貢献しうる人材を育成
4位の日本福祉大・経済学部は、1年次に経済・経営の基礎を学んだのち、2年次から「地域経済コース」「医療・福祉コース」の2コースに分かれて専門的に学ぶ。学外で行うPBL(Project Based Learninng:課題解決型学習)科目や、実務家によるゲスト講義、専門演習などは、所属するコースに関係なく履修することができる。また、地元企業や自治体への就職を早期から支援。企業や自治体から講師を招く「キャリアプランニング」や「経営者特別講義」、3年次を対象に毎週開催する就活イベント「キャリアサロン」など、専門教育とキャリア支援が一体となったプログラムが用意されている。
経済・経営・情報が融合した学びを通して、社会で通用する力を養う
5位の岐阜聖徳学園大・経済情報学部は、「人間心理と経済を学ぶ(経済)」「ビジネスを学ぶ(経営)」「情報技術の活用を学ぶ(情報)」の3分野が融合したカリキュラムにより、現代ビジネスに必要な能力を養う。幅広い専門科目から、興味や将来の進路に合わせた科目を選択して効率的に学ぶことができる。また、「データサイエンス」に関する授業も開設している。さらに、企業の経営者による特別講義や企業と連携した市場調査など、実践的な学びも充実。このほか、2年次からスタートする「キャリアデザイン」科目では、インターンシップで就職活動に必要な知識や技術を着実に修得したり、市内のホテルに一泊する「就職合宿」を年3回にわたって開催したりするなど、早期からの就職支援も特徴だ。
<表の見方>
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医科・歯科の単科大などを除く全国749大学に今春の就職状況を調査。565大学から得た回答(10月10日現在)を基に、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生数が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。東京大などデータを未公表、または未集計の大学・学部は掲載していない。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。
各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。例えば、法学科をもつ大学・学部でも学部名に「法」が付かない場合、法学系に掲載していないことがある。
実就職率(%)は、就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100で算出。大学院への進学者数が未集計の場合、実際の数値が掲載している値より高い場合がある。
文部科学省では、就職率を「就職希望者数に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。ここでは文部科学省が用いる「就職率」と区別するため、「実就職率」という表記を用いた。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。
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