全国857進学校の進路指導教諭が選ぶ
イチ押しの大学はここだ!
グラフ4は「生徒に人気のある大学」だ。「自分のしたい勉強ができる大学」が80.7%で9年連続トップ。次いで「社会的評価・イメージが良い大学」62.7%、「知名度が高い大学」57.1%、「家から通える大学」53.7%の順。ここまでが5割を超えた。受験生はこの4つの要素で大学を選んでいると見られる。
大学生の実就職率が約9割と高いこともあり、「資格が取得できる大学」「就職に有利な大学」は5割を切っている。就職よりも自宅から通える大学を選ぶ受験生が多いということだ。
次にグラフ5の「受験生に受け入れられる改革」について見ていこう。
トップは「キャリア教育など就職支援」で47.4%、2位は「今、人気の学部・学科の新設」で36.1%、「語学教育充実などカリキュラムの改革」が34.5%だった。就職を考えながら大学・学部を選ぶのは当たり前になってきており、就職サポートへの期待はまだまだ高い。
グラフ6は「受験生は志望校を選ぶ際に、何を重視しているか」だ。
トップは「偏差値」で79.9%だった。2位が「学部・学科・研究内容」の69%、3位が「大学の知名度」67.4%、4位が「入試科目」66.4%と続いた。ここまでが6割を超え、それ以下は5割を切っている。やはり、入試絡みのことを気にしていることが分かる。