全国857進学校の進路指導教諭が選ぶ
イチ押しの大学はここだ!
最後はグラフ7の「来年入試で人気になりそうな学部」についてだ。トップは情報系で66.5%。今年の入試で国公私立大とも、もっとも志願者が増えた系統だ。昨年の5位から1位に躍進した。AI、IoT、ビッグデータなど、データサイエンティストが不足しているといわれる中で志望者が増えている。
2位は国際系、以下、経済系、経営系、看護、外国語の順だった。今年は〝文高理低〞の学部人気が崩れたが、まだまだ文系学部の人気は根強いことが分かる。
来年入試は超安全志向の入試になることは確実と見られている。こういった時こそ、強気な受験を心がけてほしいものだ。ランクを下げて受けたとしても、志願者が殺到して合格できるかどうかはっきりしないことになりかねないからだ。
大学の評価は難易度や就職だけで決まるものではない。言うまでもなく、いろいろな視点から検討することが大切だ。エキスパートの評価を参考にしながら、「入れる大学選び」ではなく、「入りたい大学選び」を心がけてほしい。