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次にグラフを見ていこう。まず初めに来年入試の動向についてだ。今年1％志願者が減ったセンター試験の志願者が、来年どうなるかについてだ（グラフ1参照）。

もっとも多かったのが「今年と変わらない」50.7％、次に「今年より減る」23.1％で、来年のセンター試験志願者は今年並みに落ち着きそうだ。来年はさらに受験生数が減ると見られており、自然減での減少もあるかもしれない。

グラフ2は「国公立大人気」についてだ。「今年とあまり変わらない」33.1％、「センター試験の結果によるので何とも言えない」24.5％、「前期の人気はさらにアップする」22.9％となった。

センター試験の総合得点の平均点次第で人気が決まる面もある。平均点がアップすると志願者は増え、下がると志願者が減るという図式だ。今年は昨年より文系、理系とも平均点がアップし、8年ぶりに志願者が増えた。

グラフ3は最近の受験生の動向について聞いている。「現役志向」「安全志向」「地元志向」が強まっているが、この傾向が来年も続くのかを聞いた。

「安全志向がさらに強まる」87％、「現役での進学志向がさらに強くなる」80.9％、「安全志向から推薦入試やAO入試が人気になる」54.8％となった。昨年よりいずれもポイントは高くなっている。

センター試験最後ということもあり、浪人できないと考える受験生によって、現役での大学進学志向が、よりいっそう強まりそうだ。