神戸女学院大学が「大学ランキング」で高評価を獲得

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神戸女学院大学が「大学ランキング」で高評価を獲得

少人数教育と充実したキャリアサポートが学生満足度を向上

神戸女学院大学(兵庫県西宮市/学長:中野敬一)は、「大学通信」が発表した2024年版「大学ランキング」において、多くの部門で高い評価を得た。「面倒見が良い大学」では近畿地区で立命館大学に次ぐ2位、さらに近畿女子大学としては1位を獲得。また、「小規模だが評価できる大学」では全国私立大学12位、近畿1位にランクインし、同大学が推進する少人数制教育ときめ細やかなキャリア支援が学生の満足度向上につながっていることがうかがえる。

このほか、「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学」や「就職に力を入れている大学」でも近畿女子大学1位に選ばれた。同大学は2024年4月に国際学部と心理学部を新設し、2025年4月には生命環境学部を開設予定で、教育環境のさらなる充実に力を注いでいる。

少人数制教育で生まれる密な指導環境

神戸女学院大学の授業の約7割は1クラス20名以下という少人数制で行われており、学生一人ひとりに丁寧な指導が行き届く環境が整っている。全員が積極的に発言や議論に参加できるだけでなく、実験や実習の機会も平等に与えられるため、学生はコミュニケーション力や実践的なスキルを身につけることができる。2025年4月に新設される生命環境学部でも、入学直後から各分野の基礎を実験や実習を通して学べるプログラムを用意。さらに、文系学生に配慮したカリキュラムも整備されている。

きめ細やかなキャリアサポートで就職活動を支援

キャリアセンターでは年間130回以上の就職関連講座やセミナーを実施している。特に、神戸女学院大学独自の取り組みである「ゼミ訪問」と「全員面談」が学生から高い支持を得ている。ゼミ訪問では、キャリアセンターの職員が少人数制のゼミを訪れ、就職活動が本格化する前に就職活動のポイントを凝縮して学生たちに話す。全員面談では、学生一人ひとりがキャリアカウンセラーと向き合い、自身の適性や希望を整理しながら自己分析を進め、エントリーシートや履歴書の添削など幅広い支援を受けることができる。このようなきめ細やかな支援体制が、就職活動における強みとなっている。

また、就職支援だけでなく、中学・高校の教員、公認心理師、二級建築士、木造建築士などの専門資格取得のサポートも充実しており、幅広い進路選択を支える体制が整備されている。

2025年4月、生命環境学部が新設

2024年4月に開設された国際学部と心理学部に続き、2025年4月には生命環境学部が新たに設置される。同学部では「環境科学」「生命科学」「情報科学」「サイエンスコミュニケーション」の4つの分野を横断的に学びながら、3年次から専門領域を選択して深めるカリキュラムが導入される予定である。さらに、自然豊かなキャンパスを活用した学びも特色の一つで、キャンパス内に自生する珍しい植物や多様な生物を題材に、実践的な学びを進めることができる。

建築分野では重要文化財に指定された学舎を教材に建築分野を学べるカリキュラムが新たにスタートし、二級建築士や木造建築士などの資格取得を目指すことができる。

食品や製薬、化粧品、医療機器関連企業への就職実績も豊富、約10人に1人が研究職を目指して大学院に進学しており、その半数以上が国公立大学院へ進むという高い進学実績も特徴だ。