グローバル教育に力を入れている大学ランキング2023(女子大学編)

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グローバル教育に力を入れている大学ランキング2023(女子大学編)

写真=昭和女子大学のダブルディグリー生

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「グローバル教育に力を入れている大学(女子大学編)」だ。

1位は昭和女子大学で30ポイント。2019年、同大の敷地内にテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)が移転し、多国籍の学生が交流するグローバルなキャンパス環境が整った。深い専門知識に加え、あらゆる分野でグローバルに活躍できる人材育成を推進している。米豪中韓の5つの大学との「ダブル・ディグリー・プログラム」は、昭和女子大学で3年学んだ後、TUJ、クイーンズランド大学、上海交通大学、淑明女子大学校、ソウル女子大学校のいずれかで2年学ぶ、計5年間で2つの大学の学位を取得することができるプログラムだ。また、1988年に米・マサチューセッツ州に設置した海外キャンパス「昭和ボストン」では、カリキュラム留学や短期プログラムのほか、各学科の専門領域を深める体験型プログラムも実施している。
*ダブル・ディグリー・プログラムはそれぞれ対象となる学科が異なる。



2位は福岡女子大学で29ポイント。「次代の女性リーダーを育成」を基本理念に掲げる福岡女子大学は、2023年に創立100周年を迎えた。国際教育に力を入れており、1年次生全員が「国際学友寮なでしこ」で外国人学生と生活をともにする全寮制教育を実施。海外24カ国・地域の35大学・学部と協定を結び、交換留学、語学・文化研修、海外体験学習、海外研修など、短期・長期のさまざまな留学プログラムも魅力の一つだ。また、「学術・キャリア英語プログラム(Academic & Career English Program)」を全学部共通の必修科目に設定。英語で小論文を書く、英語で学術的なプレゼンテーションを行うなど、英語で専門分野を学ぶための基礎を身につけることで、留学先での学習に自信を持って臨み、力を伸ばすことができる。



3位は大阪女学院大学で5ポイント。2024年に創立140年を迎える同大は、国際・英語学部国際・英語学科のみの単科大学。授業は少人数制で、先生と学生、学生同士、互いの距離が近く、海外にルーツを持つ学生も多い。国際性豊かな環境が魅力だ。「国際・英語専攻」は、「国際協力」「英語コミュニケーション」の2コース制で、主に英語で専門科目を学び、3・4年次に海外の協定大学で学ぶセメスタ留学のチャンスがある。「Women’s Global Leadership専攻」は、「国際協力」「英語コミュニケーション」の専門分野を横断的に英語で学び、3・4年次に海外協定大学への通年留学またはセメスタ留学が可能だ。2023年新設の「韓国語専攻」は、英語基礎力を習得する必修科目以外は韓国語で学び、卒業論文も韓国語で作成。在学中の韓国長期留学も可能だ。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、645校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

グローバル教育に力を入れている大学ランキング2023(女子大学編)

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