小規模だが評価できる大学ランキング2023(中国・四国編)

ランキング
小規模だが評価できる大学ランキング2023(中国・四国編)

写真=高知工科大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「小規模だが評価できる大学(中国・四国編)」だ。

1位は高知工科大学で49ポイント。教員1人に対し学生約10人の少人数制が徹底されている。同大は、1・2年次に4つの学群内で幅広く学び、3年次に専攻を選択する「学群・専攻制」を採用している。他学群の専攻を副専攻にすることも可能だ。2024年4月には、新たに「データ&イノベーション学群」を開設。「AI・データサイエンス」と「デジタルイノベーション」の2専攻を設置し、データサイエンスとマネジメントに加え、多様な分野の基礎的原理を幅広く修得する文理統合型の学びを提供する。また、1年次から導入するPBLを通して、高知県内外の企業や自治体と連携することで、広い視野をもち社会やビジネスにおける未来の形をデザインする力を育む
*Project Based Learning:課題解決型学習



2位は下関市立大学で29ポイント。3位は公立鳥取環境大学で12ポイント。4位は叡啓大学と山口県立大学で10ポイント。6位は島根県立大学で7ポイント。7位は岡山県立大学、広島市立大学、山口東京理科大学、広島国際大学、梅光学院大学が5ポイントで並んだ。今回は、広島国際大学を取り上げる。

広島国際大学は、1998年の開学以来、「保健・医療と福祉を軸に世界平和を創造する大学」の理念のもと、社会の幸福と福祉に貢献する人材を育成してきた。他専門職の重要性を理解し、社会で即戦力として活躍できる専門職業人の養成を目的に、2013年度より「専門職連携教育(IPE)」を全学的に実施。健康・医療・福祉分野の総合大学である強みを生かし、15分野全ての学生が履修する全国有数の教育を実現している。それぞれの専門職を目指す学生が現場での動きを意識しながら学部を越えて活動し、実践的に学ぶことができるIPEで、チーム医療や健康増進について段階的に学び、地域医療、地域ケア、街の活性化などに貢献する力を養う。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、645校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
学校名の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

小規模だが評価できる大学ランキング2023(中国・四国編)

12位以下のランキングはこちら