面倒見が良い大学ランキング2022(女子大学編)

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面倒見が良い大学ランキング2022(女子大学編)

写真=東京女子大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「面倒見が良い大学ランキング(女子大学編)」だ。

1位は昭和女子大学で30ポイント。全国の女子大学で12年連続実就職率第1位という実績を誇る同大の面倒見の良さは、キャリア支援だけにとどまらない。学業面で伸び悩む学生がいれば、個別にサポートをするなど、すべての学生を成長させるために、教職員が一体となって取り組んでいる。グローバル教育においても、「ダブル・ディグリー・プログラム」をはじめ先進的な取り組みを進めているが、2018年からのダブル・ディグリー取得者は延べ73人となり、確実に成果をあげている。手取り足取りサポートするのではなく、一人ひとりの状況に適した指導によって学生の主体的な学びを引き出す教学環境が、学生の成長をさらに後押ししている。

2位は東京女子大学で25ポイント。現代教養学部のみの同大は、キリスト教の精神に基づくリベラルアーツ教育を展開。文理合わせて広い学問分野をカバーする学科・専攻が一つのキャンパスに集まり、所属する専攻を越えて他専攻の領域についても学ぶことができる学習環境を整えている。専攻の学びと、他専攻の学問領域と全学共通カリキュラムの学びにより、深い洞察力と的確な判断力を養うことを目指している。少人数教育を軸に、1年次から演習形式の授業でディスカッションやプレゼンテーション能力を鍛え、異なる意見と向き合い、協働して問題解決にあたるなど、自ら学び考える力を高めていく。また、問題解決型教育(PBL)、アクティブラーニングの手法を取り入れた授業も充実している。

3位は津田塾大学で21ポイント。同大は、小規模大学ならではのきめ細かなキャリア支援が特徴だ。教職員はもちろん、進路を決めた4年生や卒業生も含め、大学全体で学生をサポートしている。年間を通じて行われる支援プログラムは、学生のニーズや採用状況などを考慮しながら多様な進路に対応。公務員採用試験対策講座やマスコミ講座など、多くのガイダンスや講座を開催している。また、小平・千駄ヶ谷両キャンパスにキャリア・センターを設置。センターではさまざまなキャリアに関する情報が入手できるほか、学生生活の送り方や卒業後の進路などをキャリアカウンセラーに相談できる。学生の能力や適性、希望をしっかりと理解した上で、学生自身が自らの進路を決定できるようサポートしている。

4位は共立女子大学と日本女子大学が18ポイントで並んだ。
共立女子大学は、学生の声に耳を傾け、一人ひとりの成長に正面から向き合うことを重視。学生と教職員の距離が近く、学生数約5000人規模の大学だからできる丁寧な学生支援を行っている。学生が学修への意欲を維持できるよう、教員が担任につく「アカデミック・アドバイザー制度」では、学生生活の節目に学生全員に面談を実施。教員は悩みや不安に対して積極的に指導する。また、学生は「学修ポートフォリオ」に学生生活での学修や気づきを記録して振り返りを行い、教職員が個別にフィードバックする体制を整備。この他、学生のプロジェクト実現をサポートする「Stand Up!プロジェクト」など、さまざまな制度やスタッフが学生の自立を支援している。

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<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、624校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

面倒見が良い大学ランキング2022(女子大学編)


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