小規模だが評価できる大学ランキング2022(北海道・東北編)

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小規模だが評価できる大学ランキング2022(北海道・東北編)

写真=小樽商科大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「小規模だが評価できる大学ランキング(北海道・東北編)」だ。

1位は国際教養大学で303ポイント。2位は会津大学で92ポイント。3位は公立はこだて未来大学で40ポイント。4位は小樽商科大学で23ポイント。
小樽商科大学は、100年以上の歴史を持つ、国内唯一の社会科学系国立単科大学。商学科、経済学科、企業法学科、社会情報学科の4学科制だが、学生は志願時ではなく、入学後に所属学科を決める。2年次から各学科に所属してからも学科を越えた幅広い学びが可能だ。また、学生の自主的な学びを促すアクティブラーニングを多く取り入れ、地域社会と連携して課題の解決に取り組む授業も充実。中でも小樽の活性化について本気で考えるプロジェクト「本気(マジ)プロ」は同大ならではの取り組みと言えるだろう。さらに、3〜4年次の必修科目である「ゼミナール」では、自分たちで考えたビジネスモデルを実際に経営者として起業する学生もおり、現在、同大のゼミ発のベンチャー企業は5社。また、外国語教育にも力を入れ、2021年度からは1学年20名の「グローカルコース」がスタートしている。

5位は秋田県立大学で20ポイント。6位は室蘭工業大学で17ポイント。7位は札幌医科大学で14ポイント。8位は青森県立保健大学で10ポイント。9位は青森公立大学で9ポイント。10位は北見工業大学と天使大学が8ポイントで並んだ。

12位には公立千歳科学技術大学、名寄市立大学、岩手県立大学が7ポイントでランクイン。
公立千歳科学技術大学は、1998年に公設民営の私立大学として開学。2019年に公立大学となった。設立当時、最先端の学びを提供した光科学部は、2015年に理工学部に生まれ変わり、応用化学生物学科、電子光工学科、情報システム工学科の3学科を有する。同大の教育の特徴として、まず、入学時から1年半の「共通基盤教育」を経て2年次後期に所属学科を決めることが挙げられる。共通基盤教育では、人文科学や社会科学、自然科学基礎といったリベラルアーツの学問に加え、全学生が「数理・データサイエンス・AIプログラム(リテラシーレベル)」を受講。基礎レベルを終えると、3年次からは応用基礎レベルのプログラムに進む。また、少人数教育も特徴の一つ。教員がクラスアドバイザーとなり、学生生活での悩みや相談に応じるなど、教員と学生が顔の見える距離感で支援している。

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<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、624校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
設置の※印は国立、◎印は私立、無印は公立を表す。

 

小規模だが評価できる大学ランキング2022(北海道・東北編)


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