【中学入試】学習塾が勧める中高一貫校ランキング2022
図書館が充実している中高一貫校
写真=恵泉女学園中学校・高等学校
首都圏では中学受験人気が継続しているが、コロナ禍で学校の情報が思うように入手できない状況が依然として続いている。そこで役立てたいのがエキスパートの意見だ。首都圏の学習塾にアンケートを実施し、266学習塾の塾長、教室長から回答を得た。項目別に学校を5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント……として集計した。
1位は中央大附がランクイン。2位は恵泉女学園、3位は武蔵、4位は市川、5位は国府台女子学院と続いた。
1位の中央大附は、1978年建築の赤レンガ造り3層構造の図書館本館と、2010年にオープンした中学校舎1階に図書館分館がある。図書館本館は地下に視聴覚ホールと集密書庫を配置、天井高6mの1階フロアには3つの閲覧ゾーンと書架が配置され、3クラスの同時授業が可能。生徒も自由に利用できる2階の開架式書庫と個人閲覧席は、大学図書館や公共図書館レベルの規模を誇る。図書館専用のパソコンが80台常設され、所蔵資料の検索や8種のオンラインデータベースも利用可能だ。約19万冊の蔵書と5,500タイトルの視聴覚資料は、高校図書館としては最大級の規模といえる。
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2位の恵泉女学園は、生徒の自立的学習を支える「メディアセンター」を設置。1階から4階まで吹き抜けで作られた開放的な施設は、約9万冊の蔵書がある図書館としての機能のほか、1,980㎡(HR教室24室分)の広さに多様な施設が用意されている。「学習室」は可動式の机で、アクティブラーニングに対応。その他、目的に応じて使い分けできる「コンピュータ教室」や、恵泉の歴史がわかる「学園史料室」、自習のための「キャレルデスク」、留学生の「国際交流コーナー」、「放送室スタジオ」がある。調べ学習や探求実験、英語の多読など、多くの授業で活用されている。
5位の国府台女子学院は、自発的学習を支える図書館を校舎の中心に配置し、朝早くから放課後まで学習に取り組める自習室や、少人数授業が行われる選択教室、生徒と話し合うための面談室を多数用意。特別教室を含むすべての教室は、ICTに対応した環境が整っている。体育館とほぼ同じ教室10室分の広さのあるフロアは「ブラウジングエリア」「調べ学習エリア」「本の壁の部屋」の3つのエリアに分かれ、書架も文系・理系のコーナーに分けられている。生徒それぞれが自らの興味を探求したり、クラスごとの学びのテーマによってエリアを使い分けたり、効果的な学びができるよう設計されている。
<表の見方>
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首都圏の学習塾にアンケートを実施し、266学習塾の塾長、教室長から回答を得た。項目別に学校を5校連記で記入してもらい、最初の一貫校を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。
無印は公立、◎印は私立を表す。