海外で活躍する社会起業家を育成 ~近畿大学が高大連携「SDGs×問題解決プログラム」を開催

教育 大学プレスセンター
海外で活躍する社会起業家を育成 ~近畿大学が高大連携「SDGs×問題解決プログラム」を開催

近畿大学(大阪府東大阪市)は今年10月から約6カ月間、実学教育拠点「ACADEMIC THEATER」で近畿大学生、近畿大学附属高等学校生を対象に、特定非営利活動法人「very50」の協力のもと、座学と海外でのフィールドワークを通してアジア新興国の企業が抱える課題の解決を目指す「SDGs×問題解決プログラム」を開催する。

【本件のポイント】
●アジア新興国の企業が抱える経営課題の解決について考え、問題解決能力を養成
●本質的な問題を見つけ出し、現地の人に必要とされる商品やサービスを開発
●高大連携を目的とした近畿大学附属高等学校との共同企画にて運営

【本件の内容】
本プログラムは、グローバル社会へ貢献する志高き人材の支援・育成を目指す特定非営利活動法人「very50」の協力の元、学生が志高く周囲の人々や社会に変化を起こす「自立した優しい挑戦者」を育成することを目的に実施する。高大共同企画プログラムとして、近畿大学生と近畿大学附属高等学校生の混合チームで活動を行うことで、普段の授業では気づかなかった発見をし、刺激を受けながら活動をする。

最初の2カ月間は「起業家ビジネス改善型プログラム」と「問題解決型商品開発プログラム」に分かれ、現地の課題解決に向けた事前ワークに加え、カンボジアの企業とオンラインでコミュニケーションをとり、リアルな経営課題について調査し、課題解決の仮説を構築する。

事前ワークを終えた後は、課題解決の仮説を実際に検証するためカンボジアへ渡航し、フィールドワークを通して現地でしか見えない本質的な課題を見つけ出す。最終的には現地での商品の店頭販売・展示を目指す。

【開催概要】

<国内事前ワーク>
日時:
 令和元年(2019年)10月11日(金)~12月20日(金)隔週 金曜日
 令和2年(2020年)1月17日(金)、2月7日(金)、2月21日(金)
 各日 18:00~21:00
場所:近畿大学東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER(アカデミックシアター)
   (大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象:近畿大学生、近畿大学高等附属学校生(合計30人程度)

<現地ワーク>
日時:
 (1)起業家ビジネス改善型プログラム
  令和元年(2019年)12月25日(水)~令和2年(2020年)1月2日(木)
 (2)問題解決型商品開発プログラム
  令和2年(2020年)3月3日(火)~3月12日(木)
場所:カンボジア・シェムリアップ

【特定非営利活動法人very50】
グローバル社会へ貢献する志高き人材の支援・育成を目的とし、平成20年(2008年)に設立。開発・運営を行う海外実践型教育プログラム「MoG」では、参加者にはアジア新興国の社会課題と向き合うことで、当事者意識や課題解決能力を学んでもらうことを主眼とし、延べ1,400人の高校生・大学生・社会人が参加している。平成29年(2017年)に日本アクティブ・ラーニング学会主催「ACTIVE LEARNING AWARD 2017」で非ICT部門銀賞を受賞。平成30年(2018年)に経済産業省主催「第9回キャリア教育アワード(中小企業の部)」で優秀賞を受賞。