札幌学院大学が国内第2号(道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定

教育 大学プレスセンター
札幌学院大学が国内第2号(道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定

─ 学生を中心にフェアトレードの普及・啓発活動を展開 ─

札幌学院大学(北海道江別市/学長:河西邦人)はこのたび北星学園大学(札幌市厚別区)とともに、国内で第2号(北海道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定されることが決定した。これは、これまでに学生を中心に学内外で取り組んできたフェアトレードの推進活動や教育・研究活動が評価されたもの。これを受け、10月には認定証授与式が行われる予定。

フェアトレード大学とは、大学全体でフェアトレードの推進活動に取り組んでいる大学を認証するもので、世界では現在、170の大学が認定されている。日本でも2014年に「フェアトレード大学」の認定基準が作られ、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムが認証機関として、審査・認定を行っている。

札幌学院大学の理念の4つの柱「自律」「人権」「共生」「協働」は国連が掲げているSDGs(持続可能な開発目標)のコンセプトとも合致していることから、同大では教育を通じたSDGsへの貢献を目指している。

特に、「フェアトレード」と呼ばれる公正な取引を通じて、発展途上国の生産者の生活改善や自立支援、児童労働等の人権問題をなくす取り組みは、SDGsの目標12「持続可能な生産と消費」を達成する象徴として位置づけられている。

これまで、同大の学生が中心となってフェアトレードの推進活動に取り組み、学内外で数々のフェアトレード普及キャンペーンを実施してきた。その活動は大学全体にも広がり、札幌のフェアトレードフェスタへの参加や学内生協でのフェアトレード産品の販売、オリジナルのフェアトレードキャンパスバッグの開発などに発展している。

2018年7月には大学全体で「フェアトレード大学」を目指す合意形成がなされ、経営学科の橋長ゼミ・経営学部学生自治会・学長によって「札幌学院大学フェアトレード憲章」を策定し、2019年1月に発表。2019年4月に「一般社団法人日本フェアトレード・フォーラム」にフェアトレード大学の認定を申請した。

これまで学内外で取り組んできた教育・研究活動が評価され、9月3日、「フェアトレード大学」に認定されることが決定した。これに伴い、10月12日(土)には札幌市内で認定証の授与式が行われる。

今後は学生のフェアトレードサークルが中心となり、学内外でフェアトレードの普及・啓発活動を展開。社会に広くフェアトレードの意義を伝えていく。

(参考)札幌学院大学フェアトレード憲章
http://www.sgu.ac.jp/information/fairtrade.html

プレスリリース:国内で第2号(北海道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定

札幌学院大学が国内第2号(道内第1号)となる「フェアトレード大学」に認定

学生デザインのフェアトレードバッグ

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学生のフェアトレード推進活動