関西大学がCOIL型教育を鮮明にする「VIRTUAL SESSION EVENT」を開催~米国のパートナー選びに役立つ新ツール「マッチングサイト」も開設

教育 大学プレスセンター
関西大学がCOIL型教育を鮮明にする「VIRTUAL SESSION EVENT」を開催~米国のパートナー選びに役立つ新ツール「マッチングサイト」も開設

このたび関西大学グローバル教育イノベーション推進機構 (IIGE)では、COIL(オンライン国際協働学習)型教育の研修を行う拠点「VIRTUAL SESSION ROOM(バーチャル・セッションルーム)」を設置し、COIL科目のマッチングサイト「ImmerseU(イマーズ・ユー)」を立ち上げた。その幕開けとしてIIGEセミナー「VIRTUAL SESSION EVENT」を、3月15日(金)に千里山キャンパスにて開催した。

【本件のポイント】
・ウェビナー形式での研修の収録・実施が可能な「VIRTUAL SESSION ROOM」の設置
・日米双方の高等教育機関が提供するCOIL科目のマッチングを行うサイト「ImmerseU」を開設
・マッチングサイトやICTツールを活用し、活発なオンライン国際協働学習の組み立て方を解説

今回設置した「VIRTUAL SESSION ROOM」では、COIL教育のインフラを活用したウェビナー(オンラインセミナー)形式での研修が可能で、場所や時間の制約を受けずにノウハウを提供する。また、日米双方の高等教育機関が提供するCOIL科目のマッチングサイト「ImmerseU」も開設。

COILに関心を持つ大学の規模や特性に見合った科目のマッチングが可能となるだけでなく、対面形式に加えウェビナー形式での研修が提供されることで、多層な交流機会が創出される。これにより、科目担当者が初心者であっても学習成果が見込まれる授業デザインの構築が進み、COIL型教育実践のさらなる広がりが期待される。

当日は新設した「VIRTUAL SESSION ROOM」から、日米の遠隔地よりウェビナーで参加する関係者にマッチングサイトの使用方法や授業で活用できるSNS等の利用方法等について解説された。

今年度、文部科学省の「大学の世界展開力強化事業」でプラットフォーム構築を伴うCOIL型教育事業に唯一採択された関西大学では、2014年度から全国に先駆けてCOILに取り組んできた実績をもとに、国内外の大学と連携しながら、より大きな成果を共創することを目指している。

学内には、日米間のCOIL型教育実践を促進する基盤拠点として組織した「JPN-COIL協議会」の事務局「IIGE」を設置。IIGEでは、学内外におけるCOIL型教育メソッドの普及や授業実践における各種支援に努めている。