近畿大学と佛教大学が包括連携協定を締結–常態化する小学校教員不足の解消を目指し、2大学が連携

教育
近畿大学と佛教大学が包括連携協定を締結–常態化する小学校教員不足の解消を目指し、2大学が連携

写真=調印式での記念撮影の様子 左から、佛教大学生涯学習部長 中西正泰氏、副学長兼生涯学習機構長 貝英幸氏、伊藤真宏学長、近畿大学 細井美彦学長、教職教育部 冨岡勝教授、通信教育部長 世耕石弘氏

近畿大学と佛教大学は、学術、教育、研究及び社会貢献等幅広い分野で相互の協力関係を確立することを目的として、包括連携協定を締結。併せて、「小学校教諭二種免許状取得課程履修に関する覚書」と「通信教育事務部門における相互協力に関する覚書」を締結した。

これらの覚書によって、近畿大学の学生が佛教大学通信教育課程の科目等履修生として、小学校教諭二種免許状の取得を目指せるようになる。現在近畿大学では、東大阪キャンパスと奈良キャンパスの学生(一部の学部・学科を除く)に、小学校教諭一種免許状の取得課程を提供しているが、課程修了には東大阪キャンパスで対面講義を受講する必要がある。本覚書締結により、小学校教諭二種免許状の取得においては、佛教大学通信教育課程を利用することで全科目をオンラインで受講できるようになるため、受講対象を他のキャンパスにも広げることが可能となる。まずは、令和6年(2024年)4月から和歌山キャンパスに導入し、その後対象を他のキャンパスにも拡大する予定。本取り組みによって、特別支援学級の増加等により常態化している小学校教員不足解消に貢献することを目指す。

また、近畿大学と佛教大学はともに通信教育課程を持つことから、通信教育システムの共同開発や施設の相互利用、事務部門における人事交流にも取り組む。


【本協定による連携・協力事項】
(1)学術、教育、研究に関する人材育成に関すること
(2)文献資料収集に関すること
(3)地域社会貢献に関すること
(4)教職員の相互派遣
(5)その他、前条の目的達成に資すること