入学後、生徒を伸ばしてくれるランキング2020(北海道・東北編)

教育
入学後、生徒を伸ばしてくれるランキング2020(北海道・東北編)

写真=東北大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「入学後、生徒を伸ばしてくれる大学(北海道・東北編)」だ。

1位は東北大学で322ポイント。2021年3月にタイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表した「世界大学ランキング日本版2021」では、昨年に続き第1位を獲得。「教育充実度」や「教育成果」での高スコアの背景にある教育の質は、全国トップクラスと言えるだろう。1~2年次を対象とする全学教育では、200人以上の講師陣が約170の多彩なテーマで展開する「基礎ゼミ」を中心に、根幹的な基盤教育を展開。世界的視野で社会を牽引するリーダー育成のためのプログラム「挑創カレッジ」が、全学教育のさらなる質の向上につながっている。1年次から高度な知識・技術や素養を身につける専門教育に触れられる点や、学部・研究科の垣根を越えた横断的な融合教育の推進も特徴的な取り組みだ。

2位は国際教養大学で88ポイント。同大ではこれまでのリベラルアーツ教育を一歩先に進めるべく、新たな教育手法「応用国際教養教育(AILA:Applied International Liberal Arts)」を打ち出し、2021年度より既存の国際教養学部の2課程を3領域から成る国際教養学科に再編、新カリキュラムをスタートした。サステナビリティ分野や、AIの進歩やIT技術の進展に伴う人間社会への影響を考える領域の新設と合わせて重視するのは、学修に関する資質(知能指数:IQ的資質)のみならず、人格形成に関する資質(心の知能指数:EQ的資質)を持ち合わせたグローバルリーダーの育成。論理的思考力や表現力、それらを支える全人格的な内省力を段階的に引き上げるカリキュラムで、IQ的資質の成長とEQ的資質の成熟を実現する。

3位は山形大学で28ポイント。基盤教育においては1~3年次の3年一貫による共通教育プログラムを展開。学問基盤力、実践・地域基盤力、国際基盤力の3つの基盤力の育成を目指している。また入学時、2年次開始時、3年次修了時に行う基盤力テストは、学習達成度を学生が客観的に把握できる機会となるだけでなく、将来のキャリア形成を含む教職員からの指導の基礎情報としても活用されている。2017年度より導入した1年次の基盤共通教育は、スタートアップセミナーや学修目標の設定に加え、グループ学修、フィールドワーク、キャリアデザインのための自己理解といった、学修のバランスに配慮した幅広い授業が特徴。生涯学習力の向上に奏功している。

<表の見方>

全国の約2000進学校を対象にアンケートを行い、910校から回答を得た。各項目ごとに5校を選んで順位をつけてもらい、1番目の大学を5ポイント、2番目を4ポイント……として集計した。
大学名の◎は私立、※は国立、無印は公立を表す。


入学後、生徒を伸ばしてくれるランキング2020(北海道・東北編)