中央大学が2021年4月に「学びのパスポートプログラム」を新設

教育 大学プレスセンター
中央大学が2021年4月に「学びのパスポートプログラム」を新設

~ 文学部13専攻の学びの領域を横断して、多様な現代社会を生き抜く人材を育成 ~

中央大学文学部(東京都八王子市)では、2021年度4月から「学びのパスポートプログラム」を新設する。同プログラムは、文学部人文社会学科に設置されている13専攻の学問領域を自由に横断して学修できることが特徴。入学時に「社会文化系」と「スポーツ文化系」のどちらかを選択して所属し、自らの関心に基づいたオリジナルのカリキュラムを作成し学びをデザインしていく。定員50名。


激変する現代社会の諸課題を読み解いていくためには、さまざまな学問分野の基礎を学び、それらを相互につないでいく自由な発想が必要である。
2021年度からスタートする「学びのパスポートプログラム」では、そうした発想を持ち、多角的かつ深く問題にアプローチしていける人材の育成を目指している。

入学時に、13専攻の専攻科目と社会文化系の教養教育の科目を総合的・分野横断的に学び、文学部ならではの幅広く実践的な知識を身につける「社会文化系」と、段階的・系統的に学ぶことで広く深い知識を身につけ、スポーツを”学問”として学んでいく「スポーツ文化系」のどちらかを選択。
入学後は多様な科目の中からモデル履修(あるテーマに基づき13専攻の枠を超え体系的に学修するための科目群)を参考に自分自身の履修計画を作成し、その成果を最終的に卒業論文あるいは卒業課題研究へとつなげていく。

概要は以下の通り。

■ 文学部人文社会学科 学びのパスポートプログラム

・入学定員:50名(社会文化系・スポーツ文化系合わせて)
・学位:文学士

● 学びの特徴
社会文化系
科目と科目のつながりを自ら発見しながら、多様な物の見方や考え方を身につけることを目指す。複数の学問領域に関心がある人、異なる意見に耳を傾けながら自分の考えを作り上げたい人、ボランティアや留学などに興味・関心のある人を歓迎。

【学修領域例】国際関係、世界遺産、ダイバーシティ、ミュージアム、舞台芸術 など

○ミュージアムを学ぶ
ミュージアムに関わる歴史学、思想学、美術史、教育学、社会学、文化人類学など幅広い領域の教養を身につけつつ、1・2年次で「日本美術史」や「西洋美術史」など基本となる領域を学ぶ。3・4年次は演習や「文化政策論」などを履修し、複数の視点に立ちながら、社会を見る姿勢を養う。

○世界遺産を学ぶ
文学部には「日本地誌学」「世界地誌学」「人文地理学概説」「地図と地域」「宗教と歴史」「聖書の思想と歴史」など、歴史・地理・宗教など世界遺産に関わる学問分野が多くある。さらに、世界遺産を「グローバル社会と国際法」「国際政治学」など政治・法といった観点から学ぶこともできる。

○国際関係を学ぶ
中央大学には国際関係を学ぶことができる学部がいくつもあるが、文学部でもその特性を生かしながら、国際関係にアプローチをすることが可能。例えば、英語の上級レベルの授業や、独・仏・中国語だけでなく、イタリア語・スペイン語・ロシア語・ギリシャ語・朝鮮語としった初修外国語が数多く用意されている。
また、文化・宗教・思想・心理・教育・社会などに目を向けながら国際関係を学ぶことができる。例えば、国家間の紛争について法や政治は表に現れる解決手段だが、その根底にある問題を考えるために、互いの文化や心理、宗教や社会を学ぶことや教育のあり方についても学ぶ機会となる。

<スポーツ文化系>
年齢・性別・言語・国境を越えて共有できる「スポーツ文化」を多角的な視点から分析し、新たな知見を獲得しながら、「世界言語」としてのスポーツ文化を共に学ぶ。スポーツを文化資源として活用し、国際化時代における地域社会の発展につなげていくための制度や、組織づくりのコーディネーターとなる学生の育成を目指す。

【学修領域例】スポーツ文化、スポーツ指導、アウトドア など

○スポーツ文化を学ぶ
文学、言語、哲学、芸術、宗教―人類がその長い歴史のなかで紡ぎあげた文化はこれだけにとどまらない。身体運動文化、すなわちスポーツもその一つである。
「入門・社会」「スポーツ科学概論」など基礎的な科目を学んだ後に、「スポーツ社会学」「身体文化と歴史」や「English for Sports」を履修することで、広い視点からスポーツと文化の関係を学ぶことができる。

○スポーツ指導を学ぶ
「体育」や部活動にとどまらず、これからはさまざまな場面でスポーツに関わる機会がある。
「スポーツ科学概論」「心理学概論」を学び、「運動の生理と医科学」「運動と食事の科学」を履修することで心身の健康について学ぶ。人間理解を追求する文学部の幅広い教養科目により、心と身体の双方への洞察を深めることができる。

○アウトドアを(で)学ぶ
競技スポーツだけがスポーツではない。観光資源として注目されているアウトドアスポーツについて、実践を通して理解を深めていく。
実技科目でのアウトドア系種目に加えて、「野外教育・防災教育演習」「スポーツと地域社会」「ボランティア論」を履修することで、人と人とを結びつける力や被災時の安全確保に役立つサバイバル術も学ぶことができる。