武蔵野学芸専門学校高等課程で武蔵野美術大学の小林耕平教授が次世代のアーティスト育成のための特別授業を実施

高大連携
武蔵野学芸専門学校高等課程で武蔵野美術大学の小林耕平教授が次世代のアーティスト育成のための特別授業を実施

武蔵野学芸専門学校高等課程では、今年度から武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻による特別授業を開始した。これは、中高教育におけるアート(芸術)の重要性の向上と社会的認知を高めることを目指すとともに、絵を描くだけではないアート表現について学習してもらうことを目的としたもの。同専攻の小林耕平教授が教鞭を執り、「作品の完成イメージを持たずに作品を作ることができるのか」「作品を作るとは何なのか」といったことを考える授業を行った。

授業初日には小林教授が「作品の完成をイメージせず、プロセスを記録することで作品をつくる」というテーマで、創作活動をする課題について解説した。

生徒らは小林教授の作品を鑑賞することでアート表現の幅の広さを実感。その上で、今回の課題のポイントとなっている「作品の完成イメージを持たずに作品を作ることができるのか」について考えた。

その後生徒らは「作品を作るとは何なのか」を自身にも問いかけながら2週間かけて作品に取り組み、絵画やイラストレーションをはじめ、映像、パフォーマンス、ワークショップ形式作品など、さまざまな作品を制作。最終日に行われた講評会では、教員による講評だけではなく、生徒同士の発表やディスッカッションを行うことによって、自身の作品を分析し、言語化する力、行動できる力を養った。