全国857進学校の進路指導教諭が選ぶ
イチ押しの大学はここだ!

ランキング 安田 賢治
全国857進学校の進路指導教諭が選ぶ イチ押しの大学はここだ!

センター試験の出願も締め切られ、いよいよ入試シーズンの幕開けだ。この時期は受験勉強と同時に志望校選びも本格化する。志望校選びは迷うものだが、そんな時に頼りにしたいのがエキスパートの意見。全国857進学校の進路指導教諭オススメの大学はどこか。

センター試験最後となる来年入試は大きな注目を集めている。再来年から大学入試改革が実施され、センター試験の代わりに大学入学共通テストがスタートする。共通テストでは国語と数学に記述式問題が入り、外部英語試験の成績を活用することが決まっていた。ところが、この外部英語試験受検が、急遽、延期されることになった。この延期が受験生にも大きな影響を及ぼしそうだ。来年の受験生は、浪人すると共通テストを受けることになる。そうなると、新たな対策が必要になるため、来年の受験生は浪人できないと考え、現役進学を第一に考えていた。その結果、来年入試は超安全志向の入試になると見られていた。難関大にチャレンジして落ちることはできないため、より安全な志望校選びをしているということだ。難関大の志願者が減り、難易度50未満の大学・学部の志願者が増え、逆にそのクラスが激戦入試になると予測されていた。

浪人すると受けることになる共通テストで、最大の負担だったのが外部英語試験受検だ。それが延期になり、経済的な問題を除けば、絶対浪人できないとの考えは薄らぐことは間違いない。しかし、早々に厳しくなること間違いなしの来年の一般入試を避け、推薦、AO入試を選んだ受験生にとっては今さら方向転換できない。すでに多くの大学のAO、推薦入試の出願が始まっている。さらに、一般入試で確実に合格できる志望校を選んでいる受験生にとって、来年の2月1日から始まる私立大入試まで3カ月という11月1日の段階で延期が発表されて、今から難関大挑戦に舵を切れるのかということもある。今からでは厳しいことは否めない。

来年入試は混とんとしてきた。そんな中でも志望校を選んでいかなければならない。そこで、全国の進学校2000校にアンケートを行った。857校から回答を得た。項目別にオススメの大学をあげてもらった。5校連記で記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として計算し集計した。