就職に力を入れている大学ランキング2022（北海道・東北編）

ランキング 2023.04.24

写真＝東北大学

多くの受験生が迷うのが志望校選び。そこで頼りになるのがエキスパートの意見だ。全国の進学校2000校に、進路指導教諭おすすめの大学についてアンケートを行った。各項目5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次の大学を4ポイント…として集計しランキングを作成した。今回は「就職に力を入れている大学ランキング（北海道・東北編）」だ。

1位は国際教養大学で28ポイント。同大では企業等への就職支援は「キャリア開発センター」が、また、国内外への大学院への進学などを目指す学生支援は「アカデミック・キャリア支援センター」がサポートを行っている。「キャリア・デザイン」を必修科目とし、1年次から職業意識の形成を目的として自己のキャリアを幅広い視点で考え、4年間の学びや学生生活をキャリアと結びつけていけるよう支援している。選択科目として2週間〜3カ月間の「インターンシップ」も用意。インターンシップ先は各学生の出身地や秋田県内、留学先の国の企業や官公庁、国際機関、NGOなど多岐に渡る。また、近年では「e-conneシステム」の導入など、オンラインでの就職支援も推進している。

2位は東北大学で24ポイント。「キャリア支援センター」が全学の就職窓口として、関連情報の収集と発信、キャリア支援に関する調査・研究の推進などを行っている。正課では全学教育で「キャリア教育科目」を開講し、正課外では全学生を対象に進路・就職支援プログラムや個別相談などを実施。多くの企業や団体が集まる合同説明会「キャリア就職フェア」や、自己分析や業界研究、模擬面接など実践的なセミナーやワークショップのほか、各部局における教育・進路の特徴を生かしたキャリア支援プログラムを用意。さらには保護者向けに就職活動の流れや就職状況などを説明するセミナーやオンラインでの個別相談を行うほか、首都圏での就職活動支援にも力を入れている。

3位は秋田県立大学で22ポイント。4位は北海学園大学で10ポイント。
北海学園大学は、道内最大規模の私立総合大学だ。卒業生数は約94,000人を超え、公務員や道内外の企業などさまざまな分野で活躍している。大学主催の企業説明会には年間約400社以上の企業・官庁から人事担当者を招き、学生は延べ10,000人以上が参加する。同大独自の就職ポータルサイト「ミナトコム」では求人票や企業情報のほか、先輩の体験記なども閲覧でき、全国に広がる卒業生のネットワークは、在学生の就職活動に多様な恩恵をもたらしている。また、1年次からキャリアガイダンスをスタートして自己理解や意識づけを促し、公務員志望や民間企業志望など、学生の希望する進路に合わせて各分野の専門知識を持つスタッフが徹底した指導を行っている。