就職力の高い大学はどこか?
~2018年春の大学生の就職状況を振り返る

就職力の高い大学はどこか? ~2018年春の大学生の就職状況を振り返る

大学生の就職状況が好調だ。2018年春に卒業した大学生の実就職率は89.0%の高率だった。ほぼ10人中9人が正社員になっている。前年より約1.0ポイント、不況まっただ中の2010年と比べて15.7ポイントもアップした。

景気回復により、実就職率は7年連続で上昇中。特に文系学部卒業生の就職が改善し、入試でも文系学部の人気が2015年からアップし、“文高理低”の状況が続いている。

その中で就職力の高い大学はどこなのだろうか? まずは、大学の規模別に実就職率の高い大学を見て行こう。

■表の見方
表は各大学の発表による2018年の就職状況。

実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業(修了)者数-大学院進学者数〕×100で算出

大学院への進学者数が未集計の大学は、実際の実就職率が掲載している率より高いことがある。文部科学省では、就職率を「就職希望者に占める就職者の割合」で算出することを推奨しているため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。データに一部の学部・研究科を含まない大学がある。

学部系統別は、系統別に学部実就職率上位校を掲載した。卒業生が80人未満の小規模な学部、通信教育学部、二部・夜間主コースのみのデータは掲載していない。

各系統は、主に学部名称により分類したため、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していないものがある。

データを未回答、または未集計の大学は掲載していない。同率で順位が異なるのは、小数点2桁以下の差による。

大学名の※印は国立、◎は私立、無印は公立。*印はデータに大学院修了者を含んでいることを表す。所在地は大学本部の所在地で学部の所在地と異なることがある。