拓殖大学は、2025年12月26日(金)に文京キャンパスで、ラッパーの呂布カルマ氏を招聘し、在学生4名との1対1による特別対談を行った。
MC番組「フリースタイルダンジョン」をはじめ、ラッパーとして活躍はもちろんのこと、テレビ番組等での理路整然とした話しぶりに定評のある呂布カルマ氏。
実は、漫画家を目指して芸術系の大学へ進学しながらも、ラッパーという全く別の道を選んだ異色の経歴を持っている。
今回の対談テーマは、未知の分野へ挑戦するためのマインドや、自身の活動を通じた「言語化」の大切さについて。自身の思考を言葉にし、他者に伝え、自分に問い直すプロセスこそが、学びを「力」に変えるという同大学のメッセージを体現する内容となった。
大学生活は、学業に取り組むだけでなく、社会に出るための準備期間でもある。その過ごし方は、学生一人ひとりの選択に委ねられる。
履修科目、部活・サークル、ゼミやアルバイト、海外留学など、自由度の高い選択肢に戸惑いを覚える学生も少なくない。
対談の中で、「自分に何ができるのか」、「卒業後に向けてどう歩めば良いか」といった、大学生活の中で抱いた漠然とした悩みや不安が、呂布カルマ氏に導かれて言葉として表現されていった。
対談の様子はこちらから。
コトバで拓け、キミの世界。|拓殖大学 特設サイト
対談から考える「言語化」の価値
対談の様子を踏まえながら、「言語化」について振り返ってみよう。「言語化」は単なる伝達手段ではない。思考を整理し、自分を客観視することで、未来を切り拓くための「知恵と勇気と志を」を育む作業だ。頭の中にある不安も、言葉へ変換することで問題が整理され、解決の糸口が見えてくる。自分を見つめ直し、新たな一面を発見することも「言語化」が持つ大きな効果の一つといえる。今回の対談は、学生たちが自ら問い、語り合うことで、それぞれの“成りたい自分”へと向かう確かな一歩となったはずだ。
呂布カルマ氏から高校生、大学生へ向けて

今回の対談に際し、大学進学を考える高校生や現役の大学生に向けて、大学生活を充実させるためのヒントとして、呂布カルマ氏から大学通信ONLINEの読者向けに特別にメッセージをもらった。
Q. 大学を選ぶ視点をお聞かせください。
「行ける大学」を選ぶのが良いと思います。大事なのは大学に入ってからで、入ってからが大学とも言えます。もっと言うと、「どの大学に入るか」よりも「大学を卒業した後の生き方」の方が大切です。
大学に行くための高校生活、就職のための大学生活。そういう人もいますけど、
私はそうじゃなかったので、高校の時は高校生活を楽しみましたし、大学の時もしっかり楽しんで、今、大学で勉強したこととは全然関係ない道に進んだ感じです。
高校自体、大学時代と、その時々の生活をちゃんと楽しんでください。
背伸びして難しい大学に行くために高校生活で勉強しかしてなかったっていうのも大変だし。それで大学に行けても、授業についていけなくてしんどい思いをするかもしれない。それならば、行ける大学に行くのが一番いいんじゃないでしょうか。
Q. 就職活動を前にしている大学生に向けてはいかがでしょうか。
仕事選びも大学選びと一緒で、行けるところに行くのが良いと思います。
私の場合、就職活動はせずにラッパーになりましたが、就いた職場で新たな自分を見つけることもありますし、そこで頭角を現せるのならばそれはそれで良かったのだと思えます。
ダメだったらダメで次を考えましょう。
就職をすることを目的に大学生活で多くの時間を費やすのは、私としては少し違うように感じます。
Q. 大学生活を楽しむためのアドバイスをお願いします。
それこそゼミに入るのがおすすめです。
大学に行っていれば自然と毎日顔を合わせるような仲間ができます。
大学は高校のときみたいにクラス分けがないので、バラバラで居ようと思えばそうすることもできます。ゼミなどに所属して決まって顔を合わせている仲間がいれば、そこから輪が広がりますよね。
そのためにも、自分から一歩を踏み出すことが大事だと思います。
Q.「言語化」を上達させるためにおすすめしたいことはありますか。
お酒のある場所に行くことがおすすめです。
人といっぱい関わることは絶対大事です。
浪人や留年をしなければ、大学2年生の年に二十歳になります。二十歳になって圧倒的に変わるところは、お酒を飲めるようになることです。中にはお酒を飲めない人もいて、それはしょうがないですけど、友達とお酒を飲みながら。
頭の中で思ったことを、口に出してみると違ったりすることもあります。
表現をするという意味では、文章を書くのもいいですが、一番簡単で手っ取り早いのは友達と話すことですね。
私が大学生だった当時は、教室に泊まれた、そこで朝までお酒を飲んだりしました。芸術大学だったので芸術に詳しい仲間が多くて、そういう話をしたりするのが結構楽しかったですね。
もし自分がお酒を飲めない体質でも、お酒がある場所に行くと、お酒の力で自然と会話の敷居が下がって話しやすくなるのもいいところです。
時代を生き抜く力を身につける環境。
グローバル化が進み多様な文化や価値観を持つ人々が身近になっていくこれからの時代において、一層重要となる「コミュニケーション」や「言語化」の能力。
それらを鍛え、身につけていくにはやはり日頃からの実践が大切だ。
今回対談を主催した拓殖大学は、文京・八王子国際キャンパスともに世界中からの留学生が集い、国際色の豊かさは全国でも屈指である。
また、全学的組織である「麗澤会」や、学生と教職員が一体となって大学活性化に取り組む「オレンジプロジェクト」など、教職員・学生が一体となり活き活きと活躍できる場を多く設けているため、人との関わりをたくさん持つ機会にも事欠かない。
外の世界を知るため、新たな自分を見つけるため、そのための一歩を踏み出してみよう。拓殖大学には、様々なルーツを持つ異国・異文化の人々とコミュニケーションを取れる機会が数多くある。
この記事を読んで気になった高校生には、オープンキャンパスへ参加をおすすめしたい。まずは大学の雰囲気を体感してみてはどうだろうか。
【2026年度OC日程】はこちらをご確認ください。
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