「就職に力を入れている大学」16年連続全国1位
学年別・学生別のプログラムと“全方位”のキャリア支援が 学生の可能性を広げ、多様な進路への道を拓く─明治大学

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「就職に力を入れている大学」16年連続全国1位 学年別・学生別のプログラムと“全方位”のキャリア支援が 学生の可能性を広げ、多様な進路への道を拓く─明治大学

明治大学は、高校の進路指導教諭を対象に大学通信が行った2025年の調査において、「就職に力を入れている大学」の項目で16年連続全国1位を達成した。同大のキャリアサポートは、1・2年生の低学年支援プログラムから始まり、本格的な就活年次となる3年生・4年生支援と、それぞれの担当職員がチームとなって連携し、バリエーション豊かなプログラムを運営している。さらに学生の多様な進路に対応すべく、全方位型のキャリア支援も実施。学生の可能性を広げ、満足度の高い進路決定へ導く同大の取り組みを紹介する。

「就職に力を入れている大学」16年連続全国1位 学年別・学生別のプログラムと“全方位”のキャリア支援が 学生の可能性を広げ、多様な進路への道を拓く─明治大学

対面での質問力を磨く、学年別・学生別の支援プログラム

年間約300のキャリアサポートプログラムを実施する明治大学。中でも力を入れているのが1・2年生対象の低学年支援プログラムだ。柱となる3つのプログラムには、それぞれ異なる意図や学生に与える負荷が設定されている。

一番負荷の軽い「Career Design Program」は、企業見学や有名企業の社員に話を聞くなど、多様なキャリアや価値観に触れることで学生が主体的にキャリア形成を考え、行動に移せるよう促すのが目的だ。また「Meiji Job Trial」は自己理解と社会理解を目的に、最低3日間以上の就業体験を行う。そして一番負荷の重い「Meiji Challenge Program」は、5日間以上で行うPBL(※)型のプログラム。企業が抱える経営課題の解決に挑み、学生視点を超えたビジネス視点を養うことを目的としている。
※PBL:Problem Based Learning(課題解決型学習)の略

参加した学生からは「新たな発見があった」「視野が広がった」といった声が多く聞かれるという。そのための仕掛けとして、同大では「学生から社会人への積極的な質問」を強く推奨している。事前準備を行った上で参加するよう指導することで、学生は一歩踏み込んだ質問ができるようになり、就職活動での面接にも緊張せずに臨めるようになるという。

さらに、こうした経験が不十分なまま3年次を迎えてしまった学生には「質問力講座」を開講。「面接やOB・OG訪問で何を聞いたらいいかわからない」という学生の声に応える講座で、ほかにも基本的な対人コミュニケーションに自信が持てない学生に向けた講座なども用意されている。

この他にも、就職キャリア支援センターが運営するポータルサイト「M-Career」には、就職活動に関するあらゆる情報が集約され、低学年の登録・閲覧も増加傾向にあるという。M-Careerでは、求人票の閲覧から個別相談や各種プログラムの予約、就職活動向け動画コンテンツや卒業生が作成した「就職活動報告書」の閲覧などが可能だ。この報告書は、エントリーした企業の試験内容や面接の質問内容、雰囲気などが学生目線で書かれており、多くの学生が活用している。

起業を目指す学生を応援するアントレプレナーシップ教育

明治大学では、学生が抱く多様な将来の目標や夢の実現を叶えるため、“全方位”のキャリア支援を行っている。2025年4月には「明治大学起業・スタートアップ支援室」を開設。2022年から開催している学内ビジネスコンテスト「明治ビジネスチャレンジ」の運営や、スタートアップの入門教育を行う「全学共通総合講座」の実施、学生の起業活動支援など、学内のスタートアップ関連活動のハブとしての役割を担う。

同大では「アントレプレナーシップ(起業家精神)教育」と「起業支援プログラム」の2つの取り組みを軸に、学生の起業に向けた学びを推進。先述の全学共通総合講座「明治起業家学 2025〜起業はキャリアの選択肢〜」のほか、経営学部が全学を対象に正課科目を設置。企業家だけでなく法律や税務、会計の専門家などを講師に招く「起業のメカニズム」、起業後の事業拡大と経営の諸課題について学ぶ「スタートアップ経営のメカニズム」を開講している。

また、起業支援プログラムでは「明治ビジネスチャレンジ」や「明治スタートアップガイダンス」の開催、コワーキングスペース設置のほか、駿河台キャンパスのある千代田区との連携など、学生の挑戦を応援する取り組みを進めている。

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難関資格取得や公務員試験対策を支援する3つの研究所

司法試験や公認会計士試験といった難関資格取得支援や、公務員試験を目指す学生への支援も充実している。法律専門職(裁判官・検察官・弁護士)を目指す学生を支援する「法制研究所」では、1年次から司法試験に必要な法律に関する科目を学ぶことができる。同大出身の弁護士や司法試験合格者が指導する少人数のゼミに所属し、仲間と切磋琢磨しながら学べる環境が整えられている。

また、公認会計士の養成機関である「経理研究所」では、同大の専任教員のほか、経理研究所出身の公認会計士が指導する。和泉キャンパスでは、会計士講座の初学者の在学生に対して日商簿記3・2級合格を目指す「簿記講座」を開講。駿河台キャンパスでは提携・協力校が実施する会計士講座「会計士本科クラス」を開講し、いずれも所属学科の授業と両立できるよう同研究所が支援している。

公務員を目指す学生の支援は、明大生専用の公務員対策予備校といわれる「行政研究所」が行っている。民間の予備校よりも安価で受講できるだけでなく、講師陣には各予備校のトップ講師が名を連ね、行政研究所出身の先輩公務員による実践的な面接指導も受けることができる。模擬試験の成績優秀者には「奨学奨励金」が支給されるほか、国家公務員試験最終合格者には「報奨金」が授与される。

マスメディア業界への就職や、理系学生向け、学部単位の独自支援も

明治大学の“全方位”のキャリア支援は、試験対策支援だけにとどまらない。まず、マスコミ業界だけでなく幅広いメディア業種やメディア関連職種を志す学生向けの「メディア表現ラボ」は、政治経済学部が運営する全学対象の課外プログラムだ。春と秋の2回、1・2年生をメインに入室試験を行い、合格した学生はプロの講師による「文章表現」「映像表現」「プレゼンテーション技法」に関する講座を受け、幅広い表現力と実践的なスキルを修得する。

理工学部と農学部を擁する生田キャンパスでは、生田就職キャリア支援事務室が理系学生に特化した就職支援イベントを年間通して多数実施する。例として、2024年度に開催された「理系公務員仕事理解セミナー」では、明治大学出身の科学捜査研究所(科捜研)や環境省の現役職員を招いて、仕事の内容から採用試験対策、試験合格後のキャリア形成まで、各職種にクローズアップした話を聞くことができた。また、各学部でも独自の就職支援を行っており、例として情報コミュニケーション学部では、2024年度から産学連携で行う集中開講科目「実践キャリア講座」がスタート。博報堂DYメディアパートナーズ、TOPPANなど第一線の企業から講師を招き、「DX」を共通テーマに各業界の仕事内容やマーケティングへの理解を深めることを目的としている。

これらのプログラムも、明治大学の独自の支援プログラムの一端にすぎない。これまでに積み重ねてきた取り組みの数々が、「就職に力を入れている大学」としての長年の評価につながり、さらに多彩な支援を生み出している。