2027年4月、環境イノベーション学部開設へ!
グリーン・デジタル社会の実現に向け新学部と共に川越キャンパスが生まれ変わる─東洋大学

PR 文 林 郁子
2027年4月、環境イノベーション学部開設へ! グリーン・デジタル社会の実現に向け新学部と共に川越キャンパスが生まれ変わる─東洋大学

東洋大学では、様々な環境問題を解決できる人材の育成を目指して、2027年4月に新学部・環境イノベーション学部*を開設する。また、新学部設置に向けてキャンパス全体を一つのコミュニティとする「川越キャンパスリデザイン(再構築)」のプロジェクトも始動。刻々と変化する時代の動きを読み、常に進化を続けてきた東洋大学の新たな挑戦を紹介する。

*2025年10月現在設置構想中。学部の名称は仮称であり、計画内容は変更となる場合があります。

創立以来、教育理念である「物事の本質に迫って深く考え、考察を重ねること」を基礎とし、科学する力、実践する力を育て、地球社会の様々な課題に取り組むことができる人材を育成し続けてきた東洋大学が、新たに挑むのは、グリーン・デジタル社会の実現だ。

グリーン・デジタル社会とは、「環境に配慮した持続可能な社会」×「デジタル技術による高度で効率的な社会」を統合し、豊かさ・利便性・持続可能性を同時に追求する新しい社会モデルのこと。近年、より複雑化・多様化・潜在化し、地球規模の課題となっている環境問題を解決に導くには、「デジタル×環境×科学」の分野を横断的に担う人材が欠かせない。しかし、環境問題や脱炭素に関する専門知識を持つグリーン人材や、AIやデータサイエンスに関する知識と技術を持つIT人材は共に不足しており、将来的に人材不足はより深刻化する見込みだ。新たに開設される環境イノベーション学部では、それらを併せ持つ人材を育成する。グリーン・デジタル技術を活用した「環境創造力」、その社会実装の実現に資する「科学コミュニケーション力」を合わせた総合力を有し、柔軟な思考力により課題を解決できる「環境イノベーション力」に加え、東洋大学のすべての学部に共通する、物事の本質を探究する「哲学する力」と物事を多様な視点から見極める「総合知」を育む教育を目指す。

2027年4月、環境イノベーション学部開設へ! グリーン・デジタル社会の実現に向け新学部と共に川越キャンパスが生まれ変わる─東洋大学
企業や自治体、地域住民が集い科学コミュニケーション実践の場となるサイエンスカフェ(イメージ)

3つの特長から知る環境イノベーション学部

環境イノベーション学部の学びの特長は3つ。1つめは、社会課題に挑む環境×デジタルの学び。新学部が目指すのは、環境対策に関する科学的知識やスキルに加え、先端的なデジタル技術やデータ解析技術といったテクノロジーの力で環境問題の解決に挑める「環境創造力」の習得。幅広い分野で活躍できる人材を育成し、“グリーン・デジタル社会”の実現に貢献する。

2つめは、専門家と人々をつなぐ科学コミュニケーション力を養う学び。環境問題の解決には、社会一体となって取り組む姿勢が欠かせない。そこで重要となるのが、専門家の知識や技術を分かりやすく伝え、企業や行政、関わりのある人々の理解と共感を引き出す「科学コミュニケーション力」だ。新学部では様々な関係者との対話を重ね、協働・共創を実践するカリキュラムを展開する。

3つめは、環境に配慮した実感と実体験の学び。27年4月に完成予定の新校舎は、自然と調和したデザインの環境配慮型校舎。創エネと省エネにより、エネルギー消費実質ゼロを目指す「ZEB(Net Zero Energy Building)」仕様を採用する。さらに地域や自治体、企業の人たちと学生が交流できる「サイエンスカフェ」も常設し、実社会とつながりながら体験的で実践的な学びを展開する。

3年次から始まる2つの専門コース

新学部は、1、2年次で環境とデジタルの基盤的な知識とスキルを獲得し、3年次以降、2つの専門コースに分かれるカリキュラム。環境創造コースでは、複雑化する課題に対応する高度な開発力を培い、これからのグリーン・デジタル社会を創造する人材を育成する。科学コミュニケーションコースでは、環境知識とデータに基づいた科学コミュニケーション力で、多様な人々と協働してグリーン・デジタル社会を実現に導く人材を育成する。

2027年4月、環境イノベーション学部開設へ! グリーン・デジタル社会の実現に向け新学部と共に川越キャンパスが生まれ変わる─東洋大学
階段フロアを利用したオープンな授業スペース(イメージ)

あらゆる分野で求められる「×環境」の知識とスキル

脱炭素など、あらゆる業界、企業・団体で環境問題への取り組みが欠かせない現在、環境イノベーション学部で学ぶことで、将来のキャリアの可能性も大きく広がる。たとえば、持続可能な“まちづくり”には、建設業、不動産業、インフラ、行政など様々な分野で、環境の知識とスキルが必要となる。そのほか商社や金融、観光、ITといった世界でも、「×環境」の取り組みが進んでいる。

川越キャンパスのリデザインが進行中

現在、理工学部と総合情報学部がある川越キャンパスは、「こもれびの森」に包まれた、自然豊かな学びのフィールドだ。ここに環境イノベーション学部が加わり、地球社会を支える最先端の科学と知恵を育むキャンパスへ生まれ変わる。

今年4月から総合情報学部総合情報学科にメディア情報専攻、心理・スポーツ情報専攻、システム情報専攻の3専攻を設置。27年4月に環境イノベーション学部が新設され、環境配慮型の新校舎も完成する。同時に、理工学部は次代のエンジニア育成へカリキュラムを改編。3学部が協働し、教育・研究・地域連携を通じて新たな価値を創造する「SMART GREEN CAMPUS」へとリデザインされる。

環境を考える第一歩に!環境イノベーション学部特設サイト公開中

7月にオープンした環境イノベーション学部特設サイトでは、新学部のカリキュラムや取得できる資格、将来像などを詳しく紹介している。また、温暖化や豪雨被害、廃棄物問題、生物多様性の保全など多くの環境問題について、わかりやすく解説したコラムを多数掲載。高校生など若い世代が“自分の視点”で環境を考えるきっかけとなるように、アメリカザリガニやコンビニエンスストアなど身近なものから地球規模の環境問題へとつなげている。

https://www.toyo.ac.jp/env/

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