合格の向こうに、未来が見えた!神奈川大学給費生制度は「夢を現実へと導くパスポート」

PR 取材・文 雫 純平(大学通信) 構成 小林 聡(大学通信)
合格の向こうに、未来が見えた!神奈川大学給費生制度は「夢を現実へと導くパスポート」

日本の大学には数多くの奨学金制度があるが、その中でもユニークかつ手厚い支援で知られているのが、神奈川大学の「給費生制度」だ。1933年から90年以上も続くこの制度は、単なる奨学金制度ではない。給費生を選抜する「給費生試験」に合格して入学すると、4年間の学費相当額が給付されるだけでなく、自宅外通学をする学生には、返済不要の生活援助金も支給される。現在、給費生として神奈川大学で学び、将来は弁護士になるのが夢だと語る三宅壮太さんにお話を伺った。

合格の向こうに、未来が見えた!神奈川大学給費生制度は「夢を現実へと導くパスポート」
三宅壮太さん
神奈川大学 給費生
法学部法律学科3年
福岡県立博多青松高等学校出身
弁護士になる夢を実現するため、司法試験に向けて勉強中。法律サークルに所属し、後輩の指導にも力を入れている。

学費の心配をすることなく学業に専念できる4年間

―神奈川大学の給費生試験をどのように知りましたか。

高校2年生の冬頃、漠然と大学受験を考え始め、まずは手当たり次第にさまざまな大学の資料を請求しました。当時は地元、福岡にある私立大学を受験予定でしたが、関東の大学も興味があったため、神奈川大学の資料も取り寄せていました。届いた資料で初めて給費生試験について知り、大きな魅力を感じたことで、神奈川大学も志望校の一つとして考えるようになりました。

大学進学について現実的に考えはじめた頃は、自分の学力を正確に把握できておらず、給費生合格は自分にとって高い目標だろうと思っていました。その後も様々な大学を視野に入れ、受験勉強を続けていましたが、勉強に励んでいくうちに、自分の実力に自信が持てるようになりました。給費生試験を受験する頃には、給費生合格にも可能性を感じられるようになり、神奈川大学が第一志望になっていました。

―そして「給費生試験」に無事合格したわけですが、入学しようと考えた決め手は何でしたか。

母子家庭で育ったこともあり、大学の学費は自力で工面しようと考えていました。将来は弁護士になりたいという夢を持っていたので、アルバイトをしながら学業を続けるとなると、どうしても夢を実現させるまでに時間がかかってしまうと感じていました。そのため、学業に集中できる環境で、大学生活を送りたいとの思いを強く持っていました。

神奈川大学に入学したのは、学費や生活費の面でのサポートが重要なポイントでしたが、以前から国際関係についても興味があったので、国際学生寮があることも決め手になりました。

寮では色々な国の方と共同生活する中で、日本で当たり前だと思っていたことが、そうではないことに気づかされました。

―給費生ならではの経験はされましたか。

毎年開催される、給費生交流会には参加するようにしています。この交流会は、給費生として合格した学生だけが参加することができる交流会で、学部・学科や学年問わず、様々な給費生の学生と交流することができます。

特に印象的なのは、新入生代表者の挨拶で、彼らが語るこれからの大学生活への熱い思いに触れるたびに、自分が抱いていた夢や熱意を思い出し、気持ちが引き締まります。毎年、この交流会で良い刺激をもらい、初心を忘れずにいようと改めて思います。

―法学部で印象に残っている授業や、将来の夢に向けて取り組んでいることなど、学業面について教えてください。

学部の授業で特に印象に残っているのは、1年次に履修したGPP(Global Perspective Program)です。この授業を担当されている先生は難民問題に詳しく、日本国内にも難民が存在することなど、それまで知らなかった数多くの事実を知ることができました。この経験がきっかけとなり、将来弁護士として国内で難民支援をしたいという明確な目標を持つようになりました。

またこの夢を実現するため、司法試験や公務員試験対策に強いゼミに所属しています。毎週の授業と課題に地道に取り組むことで、弁護士になるという目標に着実に近づいているという手応えを感じています。

―課外活動では、どのようなことに取り組んでいますか。

法律サークルで活動しています。今期は100名ほどの新入生を迎え、彼らがより充実した大学生活を送ることができるよう、勉強や課外活動についてアドバイスをしています。今まで学んだ知識を新入生に教える立場になり、改めて自分の知識として身に付けることができます。これまでの学習内容をしっかり理解し、整理する力が身についたと実感しています。

また自分は、給費生制度のおかげで、アルバイトをすることなく、司法試験対策のための予備校に通うことができています。恵まれた環境に感謝し、この機会を最大限に活かしたいと考えています。

―これから進路を考える高校生にアドバイスをお願いします。

神奈川大学の給費生制度は、経済的な理由から進学を諦めかけている受験生にとって、大きなチャンスとなる制度です。奨学金や生活援助金があれば経済的な心配がなくなり、学業に専念できる環境を手に入れることができます。また、この制度の大きなメリットは、国の奨学金との併用が可能な点です。所定の条件を満たせば、給付金額が減額されることなく併給を受けられるため、負担をさらに軽減することができます。

給費生試験の試験問題は、基礎をしっかり固め、応用知識を少し身につければ十分対応可能です。「挑戦してみたい」という気持ちが少しでもあるなら、ぜひチャレンジしてほしいです。努力が報われる価値のある制度であると自信をもってお勧めします。

Information「給費生試験」

1933年から神奈川大学が実施する、独自の給付型奨学金制度。単なる経済支援だけでなく、広く全国から優秀な人材を募り、その才能の育成を目的としている。

POINT 1
4年間で最大920万円給付(返還不要)
以下の奨学金給付を実施。(毎年継続審査あり)
●入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付
●文系学部(年額105・115万円)※
 理系学部(年額155万円)
 ※学部により異なる
●自宅外通学者は生活援助金(年額70万円)

POINT 2
英語外部試験のスコア利用で2科目の対策に集中できる
●スコア利用可能な英語外部試験
①実用英語技能検定(英検®)・②GTEC(CBT)・③TEAP・④IELTS(アカデミック)
●英語外部試験のスコア利用をする場合でも、本学試験「英語」は受験可能です。その場合は得点の高い方を採用します。

POINT 3
2種類の合格【給費生合格】&【一般入試免除合格】
●給費生に採用されなかった場合でも、一般入試合格者と同等もしくはそれ以上の学力を有すると認められた受験生は、2月の一般入試を免除して入学することができます。
●昨年度参考
 志願者数 8,962人
 給費生合格者数 296人
 一般入試免除合格者数 3,430人

POINT 4
試験日は12/21(日)、合格発表は大学入学共通テスト前の1/12(月・祝)
●出願期間:インターネット出願・郵送受付
11/26(水)〜12/4(木) ※郵送消印有効

POINT 5
全国23会場で受験可能
●多くの受験生が地元および近隣地域で受験できるよう、全国に23の試験会場を設置します。