「光は北から、北から世界へ」Be ambitiousの精神を受け継ぎ、「比類なき大学」として輝く─北海道大学

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「光は北から、北から世界へ」Be ambitiousの精神を受け継ぎ、「比類なき大学」として輝く─北海道大学

北海道大学は2026年に創基150周年を迎えます。前身の札幌農学校の初代教頭クラーク博士が残したBe Ambitiousの言葉は、色あせることなくむしろその輝きを増して受け継がれています。その精神を基にした「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」という4つの基本理念のもと、国立大学最多の12学部をもつ基幹総合大学として世界レベルの教育と研究を実践しています。2030年に向けたHU VISION 2030を策定し、ウェルビーイング社会の実現を目標として、新しい日本型の大学モデルNovel Japan University Modelを目指しています。自然と一体化したキャンパスで、伝統のフィールドサイエンスやSDGsへの取り組みの実施、最先端の半導体研究の推進、高度なグローバル人材の育成などに努めています。

「光は北から、北から世界へ」Be ambitiousの精神を受け継ぎ、「比類なき大学」として輝く─北海道大学
寳金清博総長
1979年北海道大学医学部医学科卒業。91年医学博士(北海道大学)。アメリカ合衆国カリフォルニア大学デービス校客員研究員、文部省在外研究員、札幌医科大学医学部教授、北海道大学大学院医学研究科教授、同病院長などを経て2020年より現職。

HU VISIONを軸に大学改革を積極的に推進

来年、創基150周年を迎える北海道大学は、2030年をターゲットイヤーとする「HU VISION 2030」を推進中で、その軸となるのがエクセレンスとエクステンションです。

寳金清博総長は、「エクセレンスは縦軸で、研究力と教育です。この二つは大学の本質そのもので、1800年代にフンボルトが提唱した大学はこうあるべきだという理念でもあります。今回、我々が出したビジョンは、それに横軸として社会展開力と社会連携、すなわちエクステンションを加えて、一次元ではなく二次元の座標軸の中で大学の役割をもう一度考え直そうというものです。それにより社会全体が持続可能で、それぞれが幸せになれるような社会、すなわちウェルビーイングソサエティを目指します」と話します。

これらを踏まえて、北海道大学では新しい日本型の大学モデル「Novel Japan University Model」を提唱しました。「これまで日本の大学はエクセレンスのところで止まっていましたが、これからは社会展開ということを大学として明確に打ちだしていこうというものです。例えば大学院教育を通して、社会や地域に大学院生が赴き、大切な課題発見力を身につけてもらう。さらに、それをビジネスや社会実装にまで高めていく。こうしたことは今までの日本の大学では言語化されていませんでした。本学の理念の一つである『実学の重視』の伝統を生かして、社会や地域、ひいては世界に貢献できるような人材を育てていこうと思っています」(寳金総長)。

札幌農学校の伝統受け継ぐリベラルアーツ教育

北海道大学では、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」の4つの基本理念を実行できる人材を育てるため、調和のとれた専門教育と教養教育を実践しています。札幌農学校以来の伝統を誇るリベラルアーツ教育がその象徴です。大学の最初の1年間は、自分の専門とする領域に直接には関係ない領域を広く学ばせるというシステムが確立しています。

1年次を中心に受ける全学教育科目は大きく「コアカリキュラム(①)」(教養科目)と「基礎科目」に分かれています。2023年度からは、北大学入門ともいえる「北大での学び」も始まりました。「本学は個性的な歴史を持っており、それがどのように成長してきたかを学ぶことは、自らのアイデンティティを確立することにもつながります」と寳金総長。

①コアカリキュラム(教養科目)
7つの責任部局を中心に、2つの準責任部局とその他の学部・研究所・センターなど学内の広い支援を得て実施。責任部局が中心となって、講義、実験・実技・外国語科目を開講しており、多くの教員が授業を担当している。また、一般教育演習(フレッシュマンセミナー)、総合科目・主題別科目及び外国語演習は全学的な協力によって実施されている。


また、文部科学省より「数理・データサイエンス・AI教育の全国展開の推進」事業の拠点校に選定され、「数理・データサイエンス教育研究センター」を核に、文系・理系を問わずすべての学生にデータサイエンスに関する実践的な教育をしています。

北海道大学は、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表した「THEインパクトランキング2025」の総合ランキングで6年連続国内1位を獲得しました。世界全体でも昨年の72位から、今年は44位にまで上がりました。これは大学をSDGsの枠組みを使って評価したもので、こうした取り組みを大学での学修に紐づけて行っているのが北大の特徴です。

また、各学部での教育にプラスして、グローバル社会で活躍するために必要なスキルとマインドを身につけるプログラムが「新渡戸カレッジ(②)」です。2013年に開校した新渡戸カレッジでは、今まさに卒業生が社会で活躍し始める段階になってきました。

②新渡戸カレッジ
北海道大学の基本理念及び新渡戸稲造から学ぶ精神に基づき、各々の学問分野における高い専門性を修得するとともに、分野横断的な特別教育プログラムを通して、コミュニケーションツールとしての英語力やグローバル社会で必要とされるリーダーシップ、チームワーク力、課題解決力、社会的な責任・倫理観などを身につける。修得した学生には、修了証と称号が授与される。


「光は北から、北から世界へ」Be ambitiousの精神を受け継ぎ、「比類なき大学」として輝く─北海道大学
札幌農学校第2農場。北海道最初の畜産経営の実践農場として1876年に開設。

フィールド、GX、CHAINなど世界レベルの研究展開

北海道大学は、国立大学屈指の12学部・21学院等を擁する研究大学として、医学分野をはじめ半導体の教育研究拠点など、各領域で世界レベルの研究やプロジェクト活動を展開しています。2025年度にはグリーントランスフォーメーション(GX)集積の拠点「GX先導研究センター」を設置しました。

「化学反応創成研究拠点(ICReDD)は文部科学省の世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択されており、ノーベル化学賞を受賞したベンジャミン・リスト特任教授は設立当初からの主任研究者です。また、人獣共通感染症国際共同研究所では、パンデミックに備えるための研究と教育を進めています。

さらに、異分野融合で新たな先端研究を目指す『人間知×脳×AI研究教育センター(CHAIN)』では、哲学と最新分野のAI、神経科学(脳科学)を結びつけるという先端的な研究に挑戦しており、哲学とAIと脳科学を同格に研究する施設は、世界的にも珍しいものです。

また、半導体の研究も着々と進んでいます。半導体開発に資する研究や、スマート農業・遠隔医療などの社会課題の解決に向けた先端半導体の利用開拓に取り組んでいます。最先端半導体の量産に取り組むRapidus株式会社とは昨年包括連携協定を締結し、本学キャンパス内の同社の拠点にて、パイロットラインの試作チップに対する評価・分析が既に行われています。

国内最大規模を誇る研究林などのフィールドを生かしたリジェネラティブ(環境再生促進型)の持続的食料生産システムの研究開発は本学ならではのものです」と寳金総長は説明します。

戦略的国際パートナーシップや国際教育活動の推進

北海道大学では、海外の大学や研究機関との集中的な交流を目指してStrategic International Partnershipを展開中です。これは、海外の大学・研究機関と戦略的な国際パートナーシップを結んで、中身の濃い研究者・学生の交流を行おうというものです。対象は、クラーク博士が学長を務めたマサチューセッツ大学アマースト校、メルボルン大学、ソウル大学校です。メルボルン大学とは、持続可能な農業、先住民研究、感染症、材料科学の研究など北大の研究分野と重なるところが多く共同研究を進めています。

また、国際的なプログラムとして、学部レベルでも外国人留学生を対象としたバイリンガルの学士課程プログラム「現代日本学プログラム課程(③)」や、英語による理系学士・修士課程プログラム「Integrated Science Program(ISP)」のさらなる充実を目指しています。

③現代日本学プログラム課程
日本学という地域ベースの研究と、文学、教育学、法学、政治学、経済学等の現代日本社会にかかわる専門分野の研究との融合を学術的特色とし、以下の4つをカリキュラムの基本方針としている。「日本語習得のための集中的プログラム」「日本研究と専門的学問との相互交錯カリキュラム」「日本人学生とともに学ぶ環境」「多文化の北海道からの日本発見」。卒業認定された学生には学士(学術)の学位が授与される。


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クラーク博士の胸像

あなたのアンビションに応える大学で共に学ぼう

北海道大学では一般選抜として、学部別入試に加え、「総合入試」を導入しています。文系や理系の総合入試枠で受験し、本人の志望と1年次の成績によって学部学科に移行するシステムです。また、フロンティア入試(総合型選抜)では、新しい時代を生き抜く素養と、北海道大学で学びたいという強い意志を持つ若者を求めています。

寳金総長は「ダイバーシティ・インクルージョン推進本部(④)を設置し、女性の活躍の場を積極的に広げるなどダイバーシティにも力を注いでいます。北海道では、半導体産業を中心とした『北海道デジタルパーク』構想が進展しており、学生のスタートアップにも追い風が吹いています。文部科学省では、日本の研究力アップのため大学院生への奨学金を増やすなどの施策を進めており、ぜひ大学院への進学を視野に入れて本学に来てほしいと思います。そして、新しいアンビションを持っていただきたい。北海道大学は、どんなアンビションでもそれに応えることができる大学です」と受験生にエールを送っています。

④ダイバーシティ・インクルージョン推進本部
北海道大学では、2021年12月に「真に世界の課題解決に貢献する」ため、ダイバーシティ&インクルージョン推進宣言を公表し、国際社会に向けて決意を強く発信した。推進本部はその宣言に基づき、無意識の差別や偏見を乗り越えたバイアスフリーキャンパスの実現に向けた取り組みを展開している。


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ポプラ並木