2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中)
3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学

PR 構成 東久世克樹(大学通信) 文 鈴木秀一郎
2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中) 3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学

緑豊かな大自然に囲まれたキャンパスで、最先端のICT(情報通信技術)を学べる北海道情報大学。産・学・研のネットワークを生かした充実の学習環境のもと、国内外で課題解決に貢献できる人材を育成し、時代のニーズに応えるべく進化し続ける同大学の最新動向を紹介する。

産・学・研のネットワークを駆使した情報教育を展開

北海道の中心地・札幌駅から電車でわずか25分。大自然が広がる「野幌森林公園」に隣接する緑豊かなロケーションにキャンパスを構えるのが、北海道情報大学だ。経営情報学部、医療情報学部、情報メディア学部の3学部を擁する“情報系の総合大学”であり、キャンパス内では超高速回線に多数のハイスペックコンピューターを接続。ロボットやモーションキャプチャーなど、最新鋭の設備も導入され、情報大学の名にふさわしい充実した学習環境が整備されている。

また、同大学は、北海道情報技術研究所や宇宙技術開発株式会社、株式会社エスシーシーなどで構成されるeDCグループの一員。「産・学・研」の緊密なネットワークが可能にする質の高い教育力を強みとし、経営やシステム開発、宇宙開発、医療、デザインなど、社会の幅広い分野において課題解決を担う人材を育成している。

2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中) 3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学
先端のコンピュータ端末が並ぶ実習室

新生「総合情報学部」で優れたビジネス人材を養成

現在の3学部体制のうち、1989年の開学と同時に開設されたのが、経営学と情報学を融合させた「経営情報学部」。同学部は、2026年4月に「総合情報学部」へと名称を変更し、学科名も「先端経営学科」から「経営情報学科」へと名称変更。システム情報学科との2学科体制とする計画が進められている。この名称変更は、「情報化社会の新しい大学と学問の創造」という建学の理念のもと、絶え間なく進歩し続ける情報通信技術のさらなる発展を見すえたもの。学問領域をアップデートするとともに、経営学と情報学の知識と実践力を兼ね備え、従来の学問領域の枠を超えて社会のニーズに応えられるデジタル人材を育成していくことが目的だ。

情報科学や数理・データサイエンス、AIといった情報技術の基盤となるスキルを身につける科目のほか、実践的な科目が充実しているのが特徴で、あらゆる分野で生産性や利便性を飛躍的に高めるDXの推進が求められている中、社会における実践力と応用力を磨き上げる教育を重視。ICTやAIを活用する高い課題解決能力を身につけ、国内外で活躍できる人材の育成を加速させる方針だ。

また「経営情報学科」では、企業などの組織や地域社会が抱える課題を把握するために、情報を的確に収集・分析し、ICTを活用していかに解決に結びつけるかを追求。「ビジネスデザイン領域」と「地域ビジネス領域」の2つの領域を設け、現代社会が求める実践力を持ったビジネス人材を育成するカリキュラムが編成されている。

2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中) 3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学
さまざまな映像制作が可能な大スタジオとマーカーレスモーションキャプチャシステム

時代の先を読み進化し続ける大学

経営と情報を融合させた学びに加え、システム情報学科に全国的にも珍しい「宇宙情報専攻」を設置している点も北海道情報大学の特色だ。同専攻では、宇宙開発や周辺の産業分野で必要不可欠な最新の知見と技術を修得。卒業後はeDCグループの関連企業である宇宙技術開発株式会社への就職実績も豊富であり、宇宙関連業界で活躍するルートが確立されていることも魅力だ。同社はJAXA(宇宙航空研究開発機構)と技術交流があり、学びの成果を最先端の宇宙開発事業に生かすことも決して夢ではないだろう。

一方で、医療・ヘルスケア分野におけるICT技術者を養成するのが医療情報学部だ。急速にDXが進む医療現場では、医学・保健・福祉分野の基礎知識とICTスキルを兼ね備えた専門職やエンジニアの育成が急務。この医療DX時代に迅速に対応するべく、2023年度には大学院に「メディカル・ヘルスケアIT分野」も新設された。学部教育と合わせた6カ年構想によって、医療現場に精通したデータサイエンティストを育成しているのだ。

このように北海道情報大学では、社会の幅広い分野において課題解決を担う人材を育成。「時代の先を読み、進化し続ける大学」として、社会の変化に対する高い感度のもとでアップデートを続けている。

2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中) 3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学
手術中の臨床工学技士の動きをリアルに学べる臨床工学実習室

ICTへの興味さえあれば着実に成長していける

北海道情報大学を語る上で忘れてならないのが、総合型選抜の「起業・スタートアップ人材育成枠」だ。課題解決のアイデアを検討し、資料作成とプレゼンテーションの結果に基づいて合否を判定。入学後は、ビジネスコンテストやワークショップなどの活動に参加し、在学中や卒業後に実際に起業するケースも少なくない。

一方で、教員も日々の研究成果を学外に向けて発信しようとする意欲が高く、一般社団法人AIデータ活用コンソーシアムが主催する「2024AIDC観光情報データを用いた生成AI活用チャレンジ」というコンテストでは、教員チームが優秀賞を受賞。AI技術を活用し、地方自治体や観光関連団体が地域の魅力を効果的に発信できる革新的な仕組みが評価されたという。ほかにも、食と健康に関する知見や情報通信技術をまちづくりに生かすことを目的に、江別市などと連携協定を締結しており、地域住民の健康促進や地域振興に貢献。さらには周辺地域ばかりでなく、グローバルな活躍を目指す学生向けに、2024年度には「国際情報プログラム」がスタート。海外の大学と連携し、国際社会で活躍する情報エキスパートを育成するプログラムであり、海外の大学によるオンライン講義や短期留学などが実施されるという。

このように、情報系の学びとはいっても、非常に幅広く奥深いのが実情だが、学生の多様な可能性を想定し、網羅的に学部学科での学びに落とし込んでいるのが北海道情報大学だ。明確な将来像を思い描いている受験生はもちろんのこと、漠然と情報系に興味がある受験生でも、着実に飛躍を遂げる4年間となることが期待できるだろう。

2026年4月 経営情報学部を総合情報学部にリニューアル(名称変更計画中) 3学部で最先端のICT教育を展開しハイスペックなデジタル人材を育成─北海道情報大学
1・2年次の実習では複数の上級生が実習補助員としてサポート。コンピュータ初心者も安心だという