受験生のみなさんは、志望校の情報をどのように集めていますか?公式サイトやSNSを検索してみたり、パンフレットなどを読んでみたり、先生や保護者の方など身近な大人に聞いてみたりと、いろいろな方法があると思います。
気になる大学が見つかったのであれば、自分の足でキャンパスを訪れてみることも大切です。夏から秋にかけて、多くの大学がオープンキャンパスを実施していますので、受験勉強の合間に参加してみてはいかがでしょうか。
ユニヴ・プレス編集部では、2025年6月15日に行われた大阪学院大学のオープンキャンパスに参加してきました。大阪学院大学は1つのキャンパスで約6000人の学生が学ぶ総合大学で、多様な学生と接しながら、様々な学びを体験することができます。志望学部が固まっていない受験生にもお勧めできるオープンキャンパスとなっています。
大阪都心からすぐ!魅力的な駅近キャンパス
大阪学院大学の最寄り駅は、JR岸辺駅と阪急正雀駅の2つ。どちらの駅からでもキャンパスまでは徒歩5分程度の距離で、アクセスしやすくなっています。
岸辺駅は、大阪駅まで約10分。また、新幹線の止まる新大阪駅までは約7分と至便な場所にあります。毎日の通学はもちろん、課外活動や就職活動にも便利で、充実した学生生活が送れそうです。
体育会クラブの学生が中心となり、駅からキャンパスまでの案内をしてくれています。
受付開始時刻になると、続々と来場者が到着してきます。
吹奏楽部の演奏と、大学のマスコットキャラクター“フェニックスくん”ほか、学生スタッフや教職員など、大学を挙げて来場者を歓迎してくれていました。
見どころ満載の各プログラム
まずは、受付で様々な資料を受け取ります。
曲がりくねった太い線が印象的な大学パンフレットの表紙には、イギリス出身のイラストレーター兼アーティストであるMr Doodle(ミスタードゥードル)氏が手掛けたイラストが使用されています。
では、早速プログラムに参加してみましょう。まずは受験生必見の大学紹介です。
「数字で見る大阪学院大学」では、1キャンパス2WAYアクセス、7学部8学科と短期大学部を有する総合大学としての特色のほか、海外提携校の数、就職率の高さ、卒業生が社長を務める企業の数といった、実践教育に重きを置く大阪学院大学ならではの魅力について、具体的な数字をもって説明されました。
トピックとしては、25年度より外国語学部英語学科が再編し、英語の専門性を身につける「英語学専攻」と、コミュニケーションを重視する「Global Studies専攻」という2つの専攻が置かれたことが紹介されていました。
続いて行われた入試説明は来場者の関心度が特に高く、大教室が満席となりました。大阪学院大学に限らず、近年の大学入試では一般選抜のほか、総合型選抜、学校推薦型選抜と多彩な入試方式が用意されていることが多く、自分の長所を生かせる入試方式を見つけることが重要になります。
なお、大阪学院大学の総合型選抜を受験する場合には、オープンキャンパスでエントリーシートに書かれている課題文を確認しておく必要があります。課題内容はオープンキャンパスにまつわるものとなっているようです。
説明会が終わると、いよいよ個別のプログラムへと移ります。最初に配られるオープンキャンパスガイドの中にはおすすめのコースが紹介されています。そこで定番コースとして挙げられている学部学科紹介と模擬授業に行ってみましょう。
在学生たちの誘導に従い、参加を希望する学部学科の教室に向かいます。
今回は、商学部商学科紹介に参加しました。消費者心理学やマーケティング・コミュニケーションを専門に研究している杉本徹雄教授による紹介です。
重なる領域のある経営学、経済学との類似点や相違点を押さえながら、商学の学びのポイントが解説されています。
続いて行われた模擬授業のテーマは「広告キャンペーンの作り方」。杉本教授が実際に携わった牛乳消費拡大促進事業の「牛乳に相談だ。」キャンペーンの事例に基づいたケーススタディが行われました。
「牛乳に相談だ。」キャンペーンは2005年ごろに始まったもので、5年間で40億円ほどの費用を投じた大規模なキャンペーンだったとのこと。“牛乳に悩みを相談して解決する”というユニークなTVコマーシャルはとても印象深く、特に受験生の保護者世代では記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。
他にも、法学部法学科「人間は善か悪か~昔の人はこう考えた!~」、外国語学部英語学科「外国語教育の未来~2030年以降の学びとは?~(EXPOから考える)」、経営学部経営学科「企業経営ってどうしたら成功するの?~日本の強みって何?~」など、総合大学ならではの幅広いテーマに触れることができます。
大学ではこのような実績のある教員陣によって、「実践」に基づく生きた学びが毎日展開されているのです。
学部学科についてより詳しく聞きたい場合は、個別相談ブースを訪ねてみましょう。
個別相談ブースは各学科のものだけでなく、入試、クラブ・サークル、資格取得など様々なものが用意されています。
模擬授業のあとはお昼の時間です。大学生と同じように、学生食堂を利用することができます。オープンキャンパスの参加者には、無料のチケットが配布されます。
学生食堂「キャンパス・フード・サービス」のメニュー。ほかに、人気ラーメン店「人類みな麺類」などを展開する卒業生・松村貴大氏がプロデュースする「人類みな飯類」、焼き立てパンが楽しめる「サンエトワール」やキッチンカーなど、キャンパス内にはグルメが楽しめる様々な店舗があります。
かき氷も無料で振舞われていました。暑い日のオープンキャンパスも楽しめそうです。
大阪学院大学で実現できるグローバルな学び
午後は、25年に新設したばかりの、Global Studies専攻の模擬授業を受けてみることにしました。
午前中の大学紹介でもトピックとして挙げられていた通り、外国語学部英語学科は、25年より2専攻制となっています。英語学専攻は、英語と他言語を学び専門性を獲得していくというもので、従来の英語学科の学びを継承したもの。一方、Global Studies専攻では英語で英語を学ぶだけではなく、各専門分野についても全て英語で学び、グローバル社会で活躍することをめざすとのこと。
英単語の書かれたカードを用いて、グループワーク形式で行われた模擬授業。全て英語で、コミュニケーションを重視しながら実施されました。
グローバルな学びをしたいとなれば、やはり気になるのは海外留学。留学経験者トークでは、国際学部4年生の岩本ちほさんによる経験談を聞くことができました。
K-POPへの憧れから韓国留学を志し、実際にダングック大学での2学期間の留学を実現させた岩本さん。留学の経験は自己管理、自己理解、心の健康などの面において自身を成長させ、「1つの“好き”が世界を広げてくれた」と話します。
「国際交流には興味があるけれど、海外留学は不安…」という場合には、キャンパス内で気軽に参加できる国際交流プログラムも用意されているので確認してみましょう。
I-Chat Loungeは、外国人スタッフや留学生が常駐しており、いつでも英語で交流ができる施設です。様々な国の人と交流することで、自然に英語を習得することができます。また、自分のレベルに合わせて英語の個人レッスンを受けられるので安心して利用できます。オープンキャンパスでも普段と同じように施設が開いていますので、気軽にお話をしてみましょう。
大阪学院大学では、他にCETハウスシェアプログラムという参加費や家賃が無料で留学生との共同生活を送るプログラムなどもあります。学部学科に関わらず、キャンパスにいながらグローバルな学びができることが特徴の1つとなっています。
自由にキャンパスを歩いてみる
オープンキャンパスは15時まで。終了時刻まで、キャンパス内を自由に歩いてみることにしました。
キャンパスツアーの案内役を務める学生スタッフ。大学生に校内を案内してもらうのもおすすめです。
地上3階、地下2階建の大きな図書館。図書 約119万冊、雑誌約3,000タイトル、視聴覚資料 約44,000点を所蔵しているとのこと。まさに知の宝庫と呼べます。
図書館からの眺め。大阪の都心近くにいることを忘れてしまいそうな、緑豊かなキャンパスであることを確認できます。
(株)大学通信 取締役 井沢秀氏による特別講演にも参加しました。テーマは「大学・学部の選び方」。専門家の視点から、大学入試の近況や大学生の就職状況といった様々なデータを分析しながら、お話ししてくださいました。
大学生全体の就職状況が好調な中でも、大阪学院大学では就職率99.0%、短期大学部は100%と、特に高い実績を出しています。キャリアセンターでは就職サポート体制や就職実績について個別に説明が受けられるほか、実際の求人情報の閲覧も可能です。
大阪学院大学のオープンキャンパスは今後7/26(土)、7/27(日)、8/23(土)、9/7(日)と開催予定です。高校生(全学年)、既卒者、保護者の方ならどなたでも参加可能ですので、ぜひ参加して、大学の学びを体験してみましょう。
7/27(日)は、無料バスツアーが、「岡山・姫路ルート」「高知・徳島ルート」「香川・淡路島ルート」「石川・福井ルート」と4便予定されています。※事前の来場申込とは別にバス予約が必要です。
詳細は大阪学院大学のオープンキャンパスサイトをご確認ください。
https://www.ogu.ac.jp/admissions/oc