年内入試の改革で大東文化大学の一般選抜が狙い目になる⁉

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年内入試の改革で大東文化大学の一般選抜が狙い目になる⁉

浪人生が減り緩やかだった昨年の入試、今年はその反動か?

年明けから多くの私立大学の出願受付が開始、2回目となる大学入学共通テストも間近となった。入試シーズンのスタートだ。まず今年の大学入試はどうなるのか。大学通信の安田賢治常務取締役に解説してもらった。

「改革初年度だった2021年度の入試では、前の年の高3生が改革を懸念して現役で進学を決める傾向が強く浪人生が2割減ったことや、コロナ禍による地元志向によって私立大が大きく志願者を減らしました。その結果、準難関大以上のほとんどの大学で倍率が下がりました。今年の入試はその反動で難関大志向が高まりそうです。各予備校の模試の動向からもその傾向が見られます」

難関大志向が強まるということは、合格するのが難しくなるということだ。出願にあたっては入念な併願作戦が必要になる。

そこで難関・準難関大の併願相手となるグループの大学について例を挙げて見ていきたい。

今年の一般選抜は合格者が増える?

大東文化大学は近年、学部学科の新設や、国公立大学とも併願しやすい入試制度の導入などが功を奏し、志願者を増やしてきた。そんな大東文化大学の入試担当者に今年の一般選抜の展望について聞いてみた。

「今年の一般選抜は、昨年よりも合格者を多く出すことになりそうです」という。

なぜなのか。

大東文化大学では従来、年内入試のひとつ総合型選抜(自己推薦)は専願制だったが、今年度から他大学との併願可能な方式を導入した。これに伴い志願者は増加したが、従来と異なり合格者のうち他大学にも合格した受験生が、ある程度辞退することが見込まれる。 つまり「推薦=第一志望」という前提がなくなったことで、年内入試合格者の辞退分を補充する必要が生じ、一般選抜での入学者が昨年よりも増える可能性が高くなる。それが前述した入試担当者の「今年の一般選抜は、昨年よりも合格者を多く出すことになりそうです」という言葉につながるのだ。

この動きについて大学通信の安田常務が解説する。

「昨年はコロナ禍で一般選抜ができないかもしれないという危機感に加えて、定員管理厳格化の影響で定員オーバーできないことから、年内入試で学生確保しようと考える大学が多かった。今年は昨年の経験を踏まえて、年内入試のあり方を見直したり一般選抜に人数を戻す動きになっています。大東文化大学もその傾向と同様ということでしょう」

実は大東文化大学が既に昨年の10月から12月にかけて実施した総合型・学校推薦型の入試は今回、志願者が大幅に増えた。10月実施分が昨年比約1.3倍、11月が約1.2倍、12月が約1.7倍という具合だ。しかし先ほど述べた他大学併願可能型の導入により、合格者の手続き率は昨年よりも少なく見込んでいるという。

この結果について、同大の入試担当者は「今回初めて他大学と併願可能な総合型選抜を導入した効果もあり、年内入試は志願者増となりました。一方で結果として倍率は上がりました。残念な結果となってしまった受験生も、一般選抜でチャンスが広がる変更を加えました。ぜひチャレンジしてください」と話す。

英語民間型の一般選抜が狙い目か⁉

では大東文化大学の一般選抜で、どのような点が変更されたのだろうか。同大の入試担当者に話を続けてもらおう。

「一般選抜の『全学部統一(前期・後期)』と『3教科』に昨年から『英語民間型』方式を導入しました。これは文字通り、英語民間試験のスコアを英語の入試得点に換算する方式です。昨年の全学部統一(前期・後期)と3教科の全受験生のうち、英語民間型を利用した受験生は約2割でした。その中で英検のスコアを利用したのが約9割、さらにその中で2級相当だったのが6割以上でした。つまり英語民間型で最も多く使われたのは英検2級だったわけです。英検2級だと、昨年は本学の英語試験で一律85点に換算されました。そのため、英検2級の中でも高スコアだった受験生は、その高得点を生かせませんでした。今年はこのスコア換算表の内容を改訂し、英検2級のスコアの高低に応じて90点と80点に分けて換算することにしました。具体的には、英検スコアが1980点以上だと80点、2150点以上だと90点になります。英語が得意な受験生に有利な形になりましたので、ぜひ活用してもらいたいと思います」

そこで気になるのが、普通に英語の試験を受ける「独自型」と「英語民間型」のどちらが合格しやすいかだ。昨年の入試結果データによると、全学部統一前期の実質倍率は、独自型が2.3倍、英語民間型が1.6倍だった。3教科の入試では、独自型が2.8倍、英語民間型が2.1倍。いずれも英語民間型の倍率の方が低く、合格しやすかったようだ。大学通信の安田常務は「英語力の高い受験生に多く入学してほしいという大学側の狙いが反映された数字と言えるでしょう」と話す。

これをチャンスととらえ、英検のスコアが2150点以上ある受験生は「英語民間型」にチャレンジしてみてはどうだろうか。

繰り上げ合格しやすいのはどの入試か

近年、定員厳格化で各大学が合格者数を絞り込んで発表する傾向があり、3月下旬まで繰り上げ合格を出す大学が続出している。大東文化大学もその例に漏れず、2021年度入試では約600名を繰り上げ合格して補充した。では、繰り上げ合格の対象となるのはどのような入試方式で受験した人なのだろうか。同大の入試担当者は次のように話す。

「本学では3月下旬に繰り上げ合格を出すことが多いのですが、対象となるのは一般選抜の全学部統一前期と後期、それから一般選抜の3教科です。中でも数として最も多いのが一般選抜の3教科です」

最後まで合格の可能性をより多く残しておきたい受験生は、一般選抜の3教科が狙い目になりそうだ。

ここまで大東文化大学の事例を見ながら、今年の大学入試を展望してきた。最後に大学通信の安田常務から、受験生へのメッセージをもらった。

「大学の入試制度は単純に入試科目を組み合わせただけのものではありません。そこには必ず大学の狙いがあります。『大学に入ってからの教育のためにこのような知識や技能を身につけてきてほしい』『こういう得意分野を持った人に受験してほしい』といった大学からのメッセージとも言えるでしょう。特に新しい入試制度は大学の狙いがはっきりしているので、それに共感した大学に出願してみるのもいいかもしれません。これから受験シーズンが本格化します。皆さんが意中の大学に合格することを願っています」