教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

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教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

京華中学・高等学校(東京都)は、明治30(1897)年にそのもととなる京華尋常中学校が創立された中高一貫の私立男子校だ。進学実績と生徒や保護者の満足度から、10年以上にわたり塾などの教育関係者から高い評価を勝ち得ている。

大学通信が学習塾の塾長・教室長を対象に実施する「首都圏のオススメ私立中学」のアンケートでは、毎年多くの項目で高評価を得ている。とりわけ「面倒見が良い」「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」の2項目では12年間トップという圧倒的な強さを誇る。

ゆるぎない信頼の理由を、校長の町田英幸先生にうかがった。

高い評価に応え続けることができるのは、長年の取り組みの成果

−「面倒見が良い」「生徒や保護者の入学後の満足度が高い」「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」の項目で長年ランキング上位が続いています。こうした評価についてどうお考えですか?

町田:
多くの項目で何年にもわたり高い評価をいただけるということは、中学受験の際に塾の先生がたに勧められて本校に入学した生徒や保護者の方々が、実際に「良かった」「満足している」という声を再び塾の先生がたに寄せていただいている結果だと思います。

本校ではたとえば大学入試改革に合わせて英検取得に力を入れるなど時流に合わせた学習指導や、ICTを活用する教育改革などをさまざまな取り組みを行なっています。そうした一つ一つの取り組みを評価していただくと同時に、創立時から実践し続ける建学の精神など根本の教育姿勢を高く評価していただいているのではないかと考えています。

本校の建学の精神は「天下の英才を得て之を教育す」です。少し固い言葉ですが、生徒一人ひとりが持つ才能や可能性を引き出して、伸ばしていく教育をしていこうという意味です。

生徒一人ひとりにきちんと向き合うということは、多くの学校で心がけられていることだと思いますが、本校では「すべての生徒にとことん付き合う」という意識が教員の間に徹底されています。また、保護者との信頼関係も大切にしており、学校内だけでなく家庭内での様子も知った上で、生徒の指導にあたるようにつとめています。

一朝一夕ではなし得ない、こうした教員の努力の成果や保護者との信頼関係が、本校の大きな財産となっていますね。

生徒を成長させる「面倒見の良さ」とは何か

−「面倒見が良い」「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」の2項目では12年連続1位という高評価を受け続けていますね。まず「面倒見が良い」という項目について、どのような取り組みをされているのか教えてください。

町田:これも非常にありがたいことだと思います。ただ、本校の「面倒見の良さ」は、「学校が生徒の手取り足取りなんでもやってあげる」という意味での面倒見の良さではありません。それは単なる「お世話」ですよね。本校の面倒見の良さとは、生徒一人ひとりの「やりたいこと」に丁寧に寄り添い、成長を促す姿勢のことです。

社会環境の変化などもあり、今の子どもたちは家の外で子どもだけで思い切り遊んだり喧嘩をしたりといった経験をしないまま育っています。今は、父親も母親も仕事で忙しい。時間がない中でも頑張って子どもと接しようとするため、子どもとの距離が密接になり過ぎる傾向があります。親子が仲良しなのはもちろん悪いことではありませんが、べったりになってしまうと、子どもが成長できなくなってしまいます。

本校では入学式の前に、中学校の入学予定者と保護者が参加する登校日を設けています。その場で私が生徒たちに「今、やりたいことがある人」と聞くと3分の1くらいの生徒が手を挙げてくれます。そこで重ねて「自信がある人」と聞くと、今度は手を挙げるのは10分の1くらいの生徒です。私はやりたいことがまだない生徒たちに「入学までにやりたいことを探して来てください」と伝えています。「やりたいこと」が生徒の成長に欠かせない原動力だからです。中高の6年間でぜひやりたいことを見つけ、それにしっかりと取り組み、成長の手応えと自信を身につけて欲しいというのが、本校で学ぶ生徒たちへの私たち教員の願いです。

−「やりたいこと」と「成長」の関係についてくわしく教えてください。

町田:「やりたいこと」は、勉強に限らず、スポーツでも芸術でもボランティア活動でもなんでも構いません。中高かけてずっと取り組めることでもいいですし、中学3年間だけの活動でも、自由研究のように決まった期間、全力で取り組むことでもいいのです。自分でやると決めたことをやり通す経験がまず必要です。その上でスポーツの大会やコンテストのように結果が出せればベストですが、全力でやり切ったという達成感を得ることが一番大事です。

「やりたいことに全力で取り組めた」という経験はそのまま自信になります。自信があればまたそこからどんどん新しいチャレンジをしていくことができます。たくさんの挑戦の中には失敗もあるでしょう。けれど、「やりたいことに全力で取り組めた」経験があれば、そうした失敗も成長の糧にすることができるのです。本校の校訓の一つ「ネバー・ダイ」の精神ですね。

生徒の才能を発見したり、その成長を促したりするためには、保護者の方だと近すぎて見えない部分もありますし、思い入れが強い分ついつい自分の価値観を押し付けてしまう心配もあります。

教員は、ある程度、客観的な視点と長年の経験をもとに、生徒それぞれにさまざまな可能性を示すことができる絶好の立場にいます。「やりたいこと」がある生徒については少し距離を置いて生徒の自由な成長を見守ります。また、まだ「やりたいこと」がない生徒には積極的に働きかけ、生徒の興味関心を引き出します。

本校の「面倒見の良さ」とは、「やりたいこと」を通じて生徒を成長させる「面倒見の良さ」なのです。

面倒見が良い中高一貫校

教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

生徒のモチベーションを引き出す大学選びと手厚い学習サポート体制

教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

―「入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い」と「最近、大学合格実績が伸びていると思われる」の項目での高評価についてはいかがでしょうか。

町田:
これは先の「面倒見の良さ」という評価にもつながっていると思うのですが、本校は「学校完結型」の手厚い学習支援制度を設けています。

例えば夏休みには、中学1年生、2年生を対象に学力の底上げを目指す中学夏期講習、中学3年生と高校1年生には各自の実力を伸ばす勉強合宿、高校2年生と3年生には大学進学に対応した内容の夏期講習など、学年ごとの必要に応じた内容の講習会を開講しています。もちろん、日常の学習支援として放課後の補習指導も丁寧に行なっています。高校3年生には目標大学に合わせた20以上の受験対策講座を実施しています。6年間一度も予備校に通わず、早稲田などの難関私立や一橋などの国立大に合格する生徒もいます。

大学受験については、予備校の場合、浪人をしてでもレベルの高い大学への進学を勧める傾向にあります。そのやり方が合う生徒であれば、一つの選択肢として良いとは思います。けれど、私は、生徒のやりたいことが学べる大学や可能性が伸ばせる大学に進んで欲しいと考えていますし、それは必ずしも偏差値の高い大学とは限りません。そして、生徒と話し合いながら一人ひとりの個性や将来の夢にふさわしい大学を一緒に考えることができるのはクラスの担任をはじめとする高校の教員だと思います。予備校の進路指導と高校の進路指導の大きな違いはそこにあります。

生徒が「その大学で学びたい」という強いモチベーションを持てる大学選びと、きめ細かな学習支援がしっかりと噛み合って、大学合格実績で良い結果を出せているのだと思います。

―中高一貫で築く教員と生徒の信頼関係が、進学面にもプラスに作用しているのですね。

町田:
男の子は、だいたい中学3年生から高校1年生くらいにかけて、自立を意識しはじめます。一方、小学校から入学したばかりの中学1年生や2年生くらいまでの間は、生徒たちは授業の質問から友達との喧嘩の相談に至るまで、「先生、先生」となんでも職員室まで気軽に話しにやってきます。本校では、必ず数名の教員が中学入学時から高校3年生まで、持ち上がりで学年を担当しています。中学の1・2年時に教員との信頼関係をしっかりと築くことで、高校生になった時に保護者に相談しにくいことでも、親しい教員になら話せるようになります。

勉強面でも、高校生になった時に補習を頼みに来るのは、中学から上がってきた生徒がほとんどです。必要に応じて教員の力を借りることに躊躇がない。学校や教員というリソースをうまく活用できているということでしょう。

もちろん、教員と気軽に話すことに抵抗がある生徒もいますが、そういう生徒の場合は、教員の方が十分に目配りをするようにしています。困っていることや悩んでいることがないかを気をつけて見ておくことで、必要に応じて声をかけるなどの対応ができます。

入学時の偏差値に比べ、大学合格実績が高い中高一貫校

教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

母親だけでなく父親も熱心に学校に関わるメリット

―保護者の方との連携はどのようにとられていますか?

町田:本校では、中学校の間は成績表を保護者に直接渡しています。本校の創設者が始めたことで珍しい取り組みだと思いますが、120年以上にわたり続けてきました。生徒の成績や学習への取り組み方などについて、教員と保護者が率直に話し合える大切な機会となっています。

また、この時に成績の話だけではなく、保護者の方に生徒たちの学校での様子を伝えたり、逆に保護者の方から生徒たちの家庭での様子をうかがったりしています。家庭でも学校でも変わらない生徒もいれば、切り替えている生徒もいます。家庭での様子を知ることで、生徒の指導に生かすことができますから、教員側にとっても貴重な機会です。

また、本校では保護者同士の交流が非常に盛んです。文化祭でのバザーや出店など、保護者会が学校行事に積極的に関わってくださっています。

男子校ということもあってか、学校行事に参加される父親が多いことも本校の特色だと思います。「おやじの会」という父親だけの会を結成し、文化祭では焼きそばの屋台を出すなど、熱心に活動されています。

学校との関わりは母親が中心になることが多いと思うのですが、ご両親ともに参加いただくことで、家庭内でも教育について多面的に話し合うことができると思います。何より、みなさんがとても楽しそうに参加されている姿が印象的ですね。

生徒や保護者の入学後の満足度が高い中高一貫校

教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

主体性と多様性のある生徒を育てたい

教育関係者からの厚い信頼と保護者からの高い人気を誇る、中高一貫男子校-京華中学・高等学校

―2022年には創立125周年を迎え、学園全体で大きな変革を行われるそうですね。どういった計画を進めていらっしゃいますか?

町田:京華学園は1897年(明治30年)に京華尋常中学校開校を皮切りに、京華商業学校、京華高等女子学校が設立されました。3校それぞれが、生徒の個性を大切にするという創立者の教育理念を掲げ、男子教育、実学教育、女子教育を100年以上にわたり担ってきました。現在、125周年記念事業として、新校舎を建設し、この3校を一つにした次世代型新キャンパスの創成を進めています。

キャンパスが一つになることで、3校それぞれがより自校の特長を打ち出す必要があると考えています。本校で言えばそれは、男子教育です。思春期であり心身の成長の大きい中学から高校にかけて、それぞれの成長に見合ったカリキュラムで男子生徒の成長を的確にサポートしていきたいと考えています。

―今後の教育において、どのような目標を立てていますか?

「主体性」と「多様性」のある生徒を育てたいという目標があります。

「主体性」は先にお話をした「やりたいこと」をやり遂げる力です。「やりたいこと」がある生徒は応援し、まだ見つかっていない生徒は見つける働きかけをし「やりたいこと」をやり遂げるまで、導いていきたいと思います。

「多様性」は、本校にも外国籍の生徒が増えており、学校生活の中で自然と多様な価値観に触れる機会が多くなっています。そうした環境を生かし生徒の視野を広げる取り組みを進めていきたいと考えています。3校がワンキャンパスとなることも、良い刺激になるでしょう。

現在は新型コロナウイルス感染症により、海外との行き来に大きな制限がありますが、そうした中でも、英語をはじめとする外国語での発信力、コミュニケーション能力を生徒たちに身につけさせることは不可欠です。どのような状況下にあっても、生徒の成長をしっかりと支えるベストな教育を推し進めていきます。

男子校の良さに注目して欲しい

―今中学受験に取り組まれている保護者の方へのメッセージをお願いします。

町田:本校は男子校ですので、男の子の保護者の方へのお話をさせていただきます。中学生くらいまでの間は、女の子の方が成長が早いこともあり、学校でも女の子がリーダーシップを取っていたり、発言力が強かったりする傾向が強いようです。そうした中で、例えば昆虫や爬虫類などが好きな男の子が、自分の好きなものを否定されてしまうこともあります。しかし、男子校に入学するとその子は「博士」として周りの友達から認められます。それがその子にとっての自信へとつながるのです。

もし、保護者の方から見て、「うちの子は小学校では少し大人しいようだ」と感じられていたり、積極性のなさを心配されていたりする場合は、男子校に注目すると良いと思います。安心して自分のやりたいことに打ち込める環境がそこにはあるからです。

男女共同参画の社会ですし、今後より一層女性の活躍は進んでいきます。ですから、共学校で学ぶ意義は大きいでしょう。

ただ、私は中高6年間の成長過程においては、男子生徒には男子生徒に合った教育のアプローチがあると思っています。たとえば、中学校で英語につまずく男子生徒の多くは、単語をコツコツ覚えるのが嫌いで苦手意識を持ってしまいます。そうした時期、まずはネイティブの教員と話す楽しさに目覚めることから英語学習を始めることが有効です。「自分の英語がネイティブの大人にきちんと通じる」という嬉しさや自信は、確実に生徒のモチベーションを高めます。

また、学校生活においても、自由に伸び伸びと過ごすことができるというメリットがあります。仲間達と切磋琢磨しながら、勉強や部活など自分自身がやり遂げたいことに全力で打ち込んでいって欲しいと思っています。

学校選びで大切なことは、「子どもがそこでいかに成長できるか」だと思います。偏差値や合格実績などだけでなく、校風や建学の精神、教育理念といった点を重視してください。中学校から高校にかけて、男の子は大きく成長します。かけがえのない6年間を、充実して過ごせるように、ぜひ子どもさんに合った学校を選んでいただければと思います。