「教育力」「研究力」が高校から高く評価される理工系私大の最高峰~東京理科大学

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「教育力」「研究力」が高校から高く評価される理工系私大の最高峰~東京理科大学

教育のDX化を推進し、デジタル化時代に求められる
「科学と技術を創造する人材」の育成を目指す
わが国私学随一の理工系総合大学



東京理科大学は1881(明治14)年、東京大学を卒業したばかりの若き理学士たちが創立した東京物理学講習所を起源とする。当時、卒業できる学生は入学時の1割弱という厳しい教育で、真に実力を身に付けた学生のみを卒業させる「実力主義」を貫いてきた。それから140年、東京理科大学は多様化する現代社会に合わせ、「実力主義」の再定義を行っている。

新実力主義では高い志や専門性、独創性と同時に共創力を重視。その力を養うのが、1年次から4年次まで途切れないくさび形の教養教育カリキュラムだ。学修を個別に最適化するために進められている教育のDX化など、ポストコロナを見据えた大学改革に注目が集まっている。

「教育力」「研究力」が高校から高く評価される理工系私大の最高峰~東京理科大学

渡辺一之副学長

未来を拓く実力4つの柱
教養教育カリキュラムを導入

東京理科大学の再定義された実力主義(Achieving Excellence)は、「高い志とノブレスオブリージュの精神」「高い専門性と科学的思考力」「独創性と進取の気性」「共創力」の4つから構成される(1)。学生はこの新しい実力主義のもと専門知識を深化させていくことになる。

「この中でも、とくに理工系大学として注目しているのが共創力です。研究者がSDGsを進めていくには、自分の研究技術が世界に与える影響を客観的に評価する、あるいは批判的に捉える姿勢、そして他分野との共創が欠かせません。その共創力を養うのが教養教育であり、本学では専門教育と同じ重みを持つ教育活動として位置付けられています」と渡辺一之副学長は説明する。

2022年度からは、学生が1年次から4年次まで連続して自らの教養の学びを選択していく「TUSくさび形教養教育カリキュラム(2)」を導入。そのために、2021年度は教養教育研究院を設立した。これまで4つのキャンパスに分かれていた、教養授業を担当する約100人の専任教員を結集し、全学的な教養教育を進めている。

「本学ではSociety 5.0で活躍する人材を育成すべく、2019年度から全学部生を対象に、2020年度からは対象を全大学院生にまで広げ、データサイエンス教育プログラムを開始しました。基礎・専門知識やリテラシーの修得を図るものですが、データサイエンスの行きつく先は〝人間とは何か〟であると考えます。AIがコモディティー(ひとつの道具)になったときに最終的な判断を下すのは人間であり、判断の根拠となるのは社会科学や人文科学の領域です。つまりは、多様性や複眼的な視点が必要なのであり、教養教育の重要性に帰結するのです」と渡辺副学長は語る。

こうした取り組み等により、大学通信が2021年、全国739進学校の進路指導教諭を対象に実施した「教育力が高い」ランキングで全国6位、私立大学ではトップという高い評価を得ている。

▼2021年度「教育力が高い大学」ランキング(調査:大学通信)

順位 設置 大学名 所在地 ポイント
1 東京大学 東京 348
2 東北大学 宮城 287
3 京都大学 京都 242
4 国際教養大学 秋田 122
5 大阪大学 大阪 107
6 東京理科大学 東京 85
7 九州大学 福岡 77
早稲田大学 東京 77
9 名古屋大学 愛知 72
10 慶應義塾大学 東京 70
国際基督教大学 東京 70

(1) 次代を拓く実力主義
英訳はAchieving Excellence。その実力が求めるのは、▼幅広い教養と正しい倫理観を備え、世界の発展・持続に率先して貢献するノブレスオブリージュ(持てる者の義務)の精神。▼高い専門性と、論理的思考力に基づく科学的思考力。▼独自の視点で物事を捉え、柔軟な思考によって新しい学問領域やイノベーションを創出する力。そして▼多様な人々と積極的に交わり、専門分野の壁を越えて共創できる力の4点である。

(2) TUSくさび形教養教育カリキュラム
一般教養科目をA、B、C、D、Nの5つのカテゴリーに分け、4年間を通じてくさびを打ち込むように履修できるカリキュラム。2年次から履修できるカテゴリーCには多彩で本格的な教養科目を配置。学生が興味関心を広げ、新しいことに挑戦できるように設定している。

教育のデジタル変革で
「個別最適化学修」を支援

コロナ禍を経て、オンラインとオンサイト(対面)を有機的に融合させる教育が普及した。東京理科大学でも「教育プログラム改革」「教育手法の開発」「教育環境整備」の3つの項目でデジタルシフトが進んでいる。教育プログラム改革は前述のデータサイエンス教育が既に進行中である。

教育手法の開発は、文部科学省「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」の取組①「学修者本位の教育の実現」に採択された。主要な柱は、項目反応理論(IRT)を用いた学修到達度測定WEBテストと、機械学習による個別最適化学修の支援である。学修ポートフォリオ等の教学データをシステムが解析し、WEBテストでは受験者の到達度に合わせて異なる内容を出題。不足している能力を正しく補完する。併せてAIが個別に強みや適性をサーチし、大学院生による人的サポートと連携させ、学部生に対して自学自習や進路の助言など、大学生活全般にわたる支援を行う(3)

「個々に最適な教育の提供を目指すので、GPAは学生の能力を測る物差しの一つに過ぎなくなります。基礎能力だけでなく、伸び代まで含めて評価したい。これは高等教育のあり方に関わる大きな挑戦と言えるでしょう」(渡辺副学長)

教育環境の整備は、ハイフレックス型教育(4)の実現に向けたもので、ノートPCなどの必携化とリモートデスクトップの導入が挙げられる。学生のデバイスが大学のコンピュータルームと同じ情報環境になることで、キャンパス内の教室、自宅、通学の電車など、いつでもどこでも学修が可能になる。時間と場所の制約から、学生はますます自由になっていく。理工系大学として必須の実験や実習についても近い将来、VRを活用して自宅でも行えるようにしていきたい考えだ。

DX化は教員にとっても、研究に集中する時間を創出する好機となる。同大学の教育力への高評価を裏打ちする〝研究力を備えた教員による教育〟がさらに進化する。

「教育力」「研究力」が高校から高く評価される理工系私大の最高峰~東京理科大学

(3) 大学生活全般にわたる支援
東京理科大学では一人の教員が1学年あたり10名程度の学生を受け持つ担任制が採用されているほか、エデュケーショナルサポーターと呼ばれる学生の学習相談員もいる。そのため、コロナ禍においてもオンラインや対面で相談できる窓口が確保されるなど、一人ひとりに寄り添う支援体制が整っている。

(4) ハイフレックス型教育
「ハイブリッド」と「フレックス」を合わせた造語。オンラインとオンサイトの両方を柔軟に活用する授業を指す。教室でも自宅でも受けられる授業であることから、同じ時間での受講であれば、どこからアクセスしても質問したり議論に参加したりでき、双方向のコミュニケーションが可能。

連携大学院でより深く
実践的に学べる環境

東京理科大学では今後、修学キャンパスの再編等を予定している。葛飾キャンパスには、2022年度より工学部工業化学科および工学研究科工業化学専攻が神楽坂キャンパスから移転予定。これにより工学部のすべての学科が葛飾キャンパスに集結し、先進工学部、先進工学研究科とともにイノベーションのコアとしての役割を担っていく。一方、神楽坂キャンパスは真理を探求する理学部と科学的アプローチで学ぶ経営学部からなるサイエンスキャンパスとして整備。数々の研究施設を擁する野田キャンパス、少人数体制で経営学部国際デザイン経営学科(※)の基礎を固める北海道・長万部キャンパスでも、それぞれの立地を生かした教育が実践されている。他分野の思考を柔軟に取り入れられるよう、学科横断型の教育・研究活動も盛んである。

大学院は7研究科30専攻で構成され、理学・薬学・工学などの高度な理論や応用の研究が行われている。特徴的なのが、多くの学問領域にまたがる研究に対応するため、外部研究所などと協力する「連携大学院方式 (5)」。現在、産業技術総合研究所や理化学研究所、物質・材料研究機構(NIMS)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)など、わが国を代表する最新の設備と機能を誇る23の連携先で、約80名の大学院生が研究指導を受けている。物理的な空間すら既にローカルに留まらない、同大学の学修の広がりを象徴するシステムである。

未来社会に貢献する、独自の最先端研究は広く知られ(東京理科大学ホームページ SDGs特設サイト https://www.tus.ac.jp/sdgs/ 、新型コロナウイルス対応情報特設サイト https://www.tus.ac.jp/covid19/research/ )、前出の、全国739進学校の進路指導教諭を対象に実施した調査でも、「研究力が高い」ランキングで全国9位、私立大学トップという高い評価を得ている。

(※)経営学部国際デザイン経営学科は1年次教育を北海道・長万部キャンパスで実施するが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2021年度は神楽坂キャンパスで実施している。

▼2021年度「研究力が高い大学」ランキング(調査:大学通信)

順位 設置 大学名 所在地 ポイント
1 東京大学 東京 702
2 京都大学 京都 632
3 東北大学 宮城 477
4 大阪大学 大阪 206
5 東京工業大学 東京 202
6 名古屋大学 愛知 135
7 筑波大学 茨城 100
8 九州大学 福岡 87
9 東京理科大学 東京 82
10 早稲田大学 東京 59

(5) 連携大学院方式
東京理科大学の2020年度大学院進学率は学部卒業生の48%。このうち理科大大学院への進学者は約78%で、多くの学生が本学修士課程に進み、継続して研究を行っていることが分かる。連携大学院方式は研究領域の拡大と大学院教育の多様化を目的とし、現在は理学研究科、工学研究科、理工学研究科、先進工学研究科、生命科学研究科、薬学研究科の6研究科で実施。連携先は23研究機関。理化学研究所、JAXA、電力中央研究所、国立がん研究センター、建築研究所など幅広い。

好奇心に勝るものなし
成績は実力の一面に過ぎない

高校と大学それぞれの卒業時点での成績を比較した興味深いデータがある。東京理科大学の入学試験における成績と、大学卒業時のGPAを調べたところ、この二つには相関がないことが分かった。一方で、1年修了時のGPAと卒業時のGPAには相関が認められた。

「本学には理数系が好きな学生が入学してきます。中には、『ギリギリで受かったから授業についていけないかもしれない』と不安になる人もいるでしょう。しかし、受験勉強と大学での学びは違います。入学試験の成績に関係なく、大学でぐんぐん伸びていく学生はいます。ただし、1年修了時のGPAが高い学生は、卒業時も高かった。つまり、初年次の教育が重要だということです」と語る渡辺副学長。同大学では初年次教育を重視し、総合的なプログラムで高校の学びから大学の学びへ、円滑な移行を実現する。

「成績は実力のほんの一面。どんなに優秀でも、好奇心のある学生には敵わないものです。ぜひ、本学で好きなことを問い続け、突き詰めて真の実力を付けてください」

(参考)東京理科大学の優れた就職実績

これまで紹介してきたように、東京理科大学では世界レベルのリーダーとして活躍できる人材、先進技術を駆使し、イノベーション創出に貢献する人材等の育成を目指しており、近年は実用英語教育をはじめ多彩な留学プログラムで国際力を強化しているほか、AIやデータサイエンスを扱える人材の養成にも注力している。

こうした取り組みが結実し、大学通信が調査した「有名企業400社に強い大学」ランキングで全国5位。また、卒業生数4,000人以上の「実就職率」ランキングでも、堂々の全国1位を誇っている。

【表の見方】
「有名企業に強い大学」ランキングは、大学通信が実施する就職者数調査に回答のあった573大学のうち、有名企業400社の実就職率が高い上位10校を掲載。卒業生100人未満の大学および東京大など未回答の大学は掲載していない。慶應義塾大の2020年・2019年は3人以上の就職者のみ公表のため算出していない。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業〈修了〉者数-大学院進学者数)×100」で算出。有名企業400社は、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定。国は国立、私は私立、公は公立。
「実就職率」ランキングは、大学通信が実施する就職者数調査に回答のあった573大学のうち、卒業生数が4,000人以上の大学の実就職率が高い上位10校を掲載。東京大など未回答の大学は掲載していない。実就職率(%)は「就職者数÷(卒業〈修了〉者数-大学院進学者数)×100」で算出。国は国立、私は私立。

▼2021年「有名企業に強い大学」ランキング(調査:大学通信)

順位 設置 大学名 所在地 2021年 2020年 2019年
1 一橋大学 東京 56.7 52.4 55.0
2 東京工業大学 東京 54.0 54.4 57.4
3 慶應義塾大学 東京 40.9
4 豊田工業大学 愛知 38.7 37.3 33.3
5 東京理科大学 東京 36.3 38.0 38.9
6 国際教養大学 秋田 35.2 42.9 44.5
7 名古屋工業大学 愛知 34.9 38.7 39.4
8 電気通信大学 東京 33.9 39.5 37.9
9 大阪大学 大阪 33.6 34.3 35.6
10 早稲田大学 東京 32.9 34.7 36.7

▼2021年「実就職率」ランキング(卒業生数4,000人以上)(調査:大学通信)

順位 設置 大学名 所在地 実就職率
(%)
卒業生数 就職者数 大学院
進学者数
1 東京理科大学 東京 92.8 4,614 2,719 1,683
2 関西学院大学 兵庫 89.7 6,225 5,135 501
3 龍谷大学 京都 88.8 4,705 3,963 242
4 近畿大学 大阪 88.0 8,228 6,594 734
5 中央大学 東京 87.6 6,195 4,795 721
6 明治大学 東京 87.5 7,570 5,937 784
7 関西大学 大阪 87.1 7,652 6,113 631
8 法政大学 東京 86.8 7,608 6,178 493
9 九州大学 福岡 86.7 5,227 3,120 1,630
10 青山学院大学 東京 86.4 4,183 3,319 342