安田理氏に聞く 今注目の学校
朋優学院高等学校

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安田理氏に聞く 今注目の学校 朋優学院高等学校

高校単独校の最高峰をめざす

教育理念は「自立と共生」。自立は自己肯定感を背景とした主体性と自ら考え自ら伸びていく力、共生は仲間と切磋琢磨する精神と、他者を敬い多様性を受容する心をもつこと。この理念を基にさまざまなカリキュラムや行事が行われている。

昨年まで「国公立コース」と「特進コース」の2コース制だったが、入学者レベルの上昇に伴い東大・京大・国公立医学部を目指す「国公立TGコース」を新設。入試も従来の3科に加え、理・社を含めた5教科で行う。1年次は「学習習慣と基礎学力の定着」を目標とし、全コース共通のカリキュラム、2年次以降は目標別の選択したコース指導となる。現役合格を目標で質・量ともに最上級の授業が展開され、レポート課題や添削指導も頻繁に行い、考える力と書く力を徹底的に鍛える。

国公立コースは技巧に走らず本質的な理解を追究する授業を行い、全員が国公立大受験を目標とする。特進コースは2年次から科目を絞り込んで、難関大学合格を目指す。また文系では読解力・表現力・思考力を、理系では論理的思考力・課題解決力を養っている。どちらも個人指導や大学別の対策講座を立て現役合格力を高めている。部活動は土日を含み週4日までの活動になっており加入率は約80%。活発な活動を学業と並行して実現。このほかに体育祭や虹色祭(文化祭)をはじめ、社会人講演・語学研修・短期留学・中期留学など多彩な行事があり、生徒主体で自由を楽しむことで、「自立」の精神を、仲間と一緒に多くの体験をすることで、「共生」の精神を養っている。こうした教育が成果として表れて毎年難関大学合格者数を伸ばしており、進学実績が強い高校単独校として注目されている。

安田理氏からのコメント:高校受験生の“希望の星”

週刊誌の春の名物企画といえば、高校別難関大学合格者ランキング。数多くの中高一貫校が並ぶ中で高校単独校として輝いているのが朋優学院だ。それはまさに難関大学合格を目指す高校受験生にとっての“希望の星”である。一方、中学受験の保護者からは「朋優学院が中等部をつくってくれないかしら」という声が上がる。まさに注目校となっている朋優学院。が、「現在地」に安住することなく、新コース設置からもわかるようにさらなる高みを目指して歩みを続けている。

朋優学院高等学校
〒140-8606 東京都品川区西大井6-1-23
電話 03-3784-2131
https://www.ho-yu.ed.jp/

安田 理(やすだ おさむ)

安田教育研究所代表。東京都出身。早稲田大学卒業。
大手出版社にて雑誌の編集長を務めたあと、2002年安田教育研究所を設立。