「大東亜帝国」の“大”にチャレンジすべき3つのワケ

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「大東亜帝国」の“大”にチャレンジすべき3つのワケ

写真=解説してくれた大学通信の安田賢治常務取締役

私立大学の入試が始まり、徐々に合否が明らかになる時期になった。思い通りの結果が出ず、これから出願できる大学を探している受験生も少なくないことだろう。この時期の大学選びは不安に駆られてしまうかもしれないが、しっかりと情報を集め、併願作戦を立てることが合格への近道だ。

タイトルにある「大東亜帝国の“大”」というのは、「大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)」と呼ばれる大学群の一つ、大東文化大学だ。東京都板橋区と埼玉県東松山市にキャンパスがあり、堅実な校風に定評がある。陸上やラグビー、バスケットボール、テコンドーなど、スポーツが盛んな大学としても知られ、2023年には創立100周年を迎える。

入試の面では、志願者増や定員厳格化の影響で近年難化が続いていた。「難化」というと、受験生は「どうせ受からないのでは」と思ってしまうかもしれないが、これから挙げる3つのポイントを総合すると、実は「狙い目」と言えそうだ。

①総合型選抜、学校推薦型選抜の志願者が減った影響は?
②合格できなくても「繰り上げ合格」の可能性が・・・
③見かけ上は高倍率だけど実は・・・

①総合型選抜、学校推薦型選抜の志願者が減った影響は?

10月から12月にかけて実施された総合型選抜や学校推薦型選抜の志願者が少なくなって、その結果合格者も少なくなると、2月以降の一般選抜の合格者を増やすことになる。前回の記事(https://univ-online.com/prflag/15325/)で紹介した通り、大東文化大学では昨年中に行われた総合型・学校推薦型選抜で軒並み志願者を減らした。そのため、総合型と学校推薦型選抜に充てられていた定員よりも100名以上入学予定者が少ない状況だという。そこで、欠員となっている100名以上を一般選抜の合格者を増やして確保するようだ。ここで重要なのは、100名の入学者を確保するためにはその何倍もの合格を出さなければならないということだ。いくつもの大学を併願できる私立大学では、合格を出しても合格者全員が入学するとは限らない。むしろ他の大学に進学してしまうことの方が多い。それを見越して多めに合格を出しておくのだ。最難関の早稲田大学や慶應義塾大学でさえ、合格者が東京大学などに進学し、入学を辞退してしまうため、定員の倍以上の合格を出している。そうするとそれ以下の大学では、より多くの合格を出さなければ入学者は確保できない。

大学通信の安田賢治常務取締役は、次のように解説する。

「大東文化大学では昨年、一般選抜の募集人員の約5倍の合格者を出しました。入学予定者が100名不足しているのであれば、一般選抜で500名ほど合格者を増やすことになるでしょう。当然その分、合格しやすくなるわけです」

②合格できなくても「繰り上げ合格」の可能性が・・・

残念ながら当初の合格発表で合格できなかった場合でも、ボーダーライン付近で惜しくも不合格となった受験生には「繰り上げ合格(追加合格、補欠合格ともいう)」のチャンスが残っている可能性がある。近年、定員厳格化で各大学が合格者を絞り込んで発表する傾向があり、3月下旬まで繰り上げ合格を出す大学が続出している。大東文化大学もその例に漏れず、2020年には約450名もの繰り上げ合格を出した。これは同大の定員の2割弱にも相当する規模になる。繰り上げ合格を出すタイミングは3月中旬以降に集中しており、同大の入試担当者は3月下旬のギリギリまで繰り上げ合格者への連絡に対応したという。では繰り上げ合格の対象になるのはどのような人なのだろうか。安田常務は、これまでの大学関係者への取材の経験から次のように推測する。

「各選抜方式のボーダーライン上の受験生を繰り上げていきますが、どの方式でどのくらいの割合にするかは大学によって違います。大学の本音としては、できるだけ入学してくれる可能性の高い受験生を繰り上げ合格にしたいでしょうから、既に入学先が決まっている可能性の高い前期入試よりも、恐らくまだ入学先が決まっていない後期入試の受験生を優先して繰り上げると考えられます」

これについて大東文化大学では実際に、前期日程に比べて、中期日程や後期日程の受験生から繰り上げ合格を出す割合が高いようだ。後半戦にかけてみる価値はあるだろう。

③見かけ上は高倍率だけど実は・・・

一般的に、前期日程よりも後期日程の方が募集人員が少なく、高倍率になることが多い。5名の募集に対して100人が出願すれば倍率は20倍にもなり、「合格するわけがない」と思ってしまうかもしれない。しかしこれはあくまで「見かけ上」の数字と言って良い。

安田常務は「後期日程は繰り上げ合格の対象となることが多いことや、入学者を確保する最後の入試ということもあり、募集人員を大きく上回る合格者を出すことが少なくありません。見かけ上の倍率が高くても実質倍率はその半分以下になることもよくあります」と話す。

大東文化大学の昨年の入試結果を見ると、全学部統一入試の前期の実質倍率(受験者÷合格者)が2.9倍だったのに対して後期が1.9倍だった。またセンター試験利用入試では、前期の倍率が3.2倍だったのに対して中期が1.6倍、後期が1.5倍だった。実質的な倍率で比較すると、後期日程の方が広き門となっている。後期の入試にも十分に合格のチャンスが残っている。

ここまで大東文化大学の例を挙げて、3つのポイントを見てきた。これから出願できる後期型の入試については、意外にも狙い目となる要素が多いことがわかる。今、どの大学に出願しようか迷っている受験生は参考にしてほしい。

大東文化大学受験生サイト CROSSING | 大東文化大学 (daito.ac.jp)

最後に安田常務がこうアドバイスする。

「今年は受験生の安全志向から、難関校を中心に志願者を減らしている大学が目立ちます。そんな時こそ弱気にならずに挑戦することで、成功への道が開けるのではないでしょうか。今回例に挙げた大東文化大学だけでなく、実は狙い目になりそうな大学もあるかもしれません。あわてず、あせらず、これから受験できる大学もたくさんありますから、確かな情報を集めてチャレンジしてほしいと思います」