学長再任された出口学長から学生へ「読書」のメッセージ―立命館アジア太平洋大学

PR
学長再任された出口学長から学生へ「読書」のメッセージ―立命館アジア太平洋大学

2020年11月、立命館アジア太平洋大学の出口現学長が2023年12月末日までの任期で再任された。出口学長は2018年の学長就任時から「人間は人に会って教えてもらう、本を読む、そして色々なところを旅して知見を重ねる、この『人・本・旅』が成長に不可欠」との思いでAPUの教育に携わってきた。現在新型コロナウィルス禍で「人」や「旅」の体験には制約を受けているが、読書家であり多数の著書がある出口学長は、「昔の人や遠く離れた人に教えてもらうこと、普段会えない立派な人の話をきくことが読書」と正に今こそ学生が本で成長する機会であると、APUの学生に読書を薦めている。

学長再任された出口学長から学生へ「読書」のメッセージ―立命館アジア太平洋大学


出口学長に推薦書籍の一例を挙げていただくと、

「リーダーシップを学ぶには明治書院の新釈漢文大系にある「貞観政要」、これは1000年以上東洋のリーダーシップの教科書として読まれてきた書です。本を読む楽しさを教えてくれるのは上皇后陛下がお書きになられた「橋をかける」で、これは読書論の最高傑作です。答えがない世界を生きる上で不可欠な考え方を学ぶなら、パリ大学の小坂井敏晶先生が書かれた「社会心理学講義」と「答えのない世界を生きる」が、歴史については若桑みどり先生の「クアトロ・ラガッツィ」に、過去のグローバリゼーション時における日本人の対応が描かれています。生物や自然界の知識も無視はできないので、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」で進化論や遺伝子について学ぶこともいいでしょう」

と広い年代と多方面に及んで書籍が紹介される。

出口学長は、「本を読んで知識を得るだけでなく、知識を集めて自分の頭で考えることが必要で、教養は『知識×考える力』でできている。その考える力を身につけるにはデカルトやアリストテレス、アダム・スミスのような超一流の頭脳に教えてもらう方がいいでしょう。考えた方を身につけるためにも読書は重要」と、教育現場における読書の重要性を説いている。またアメリカの学生は4年間で平均400冊の読書をこなして授業についてくのに対し、日本の学生は100冊も読まれていないという教育環境を憂慮して、APUの学生はより多くの読書体験ができるよう、毎年入学式に新入生へ30冊の推薦図書一覧を学生に紹介をしている。

学長再任された出口学長から学生へ「読書」のメッセージ―立命館アジア太平洋大学


新型コロナウィルスで人と会う、旅に出ることに制約がかかっている現在だからではなく、積極的に読書に接することが成長につながるとして、在学生に読書を薦めてきた大学がAPUである。読書好きの受験生はもちろん、自分をより大きく成長させたい、幅広い体験を重ねたい受験生にも最適な大学ではないだろうか。

なお現在のAPUは感染対策を万全に行い、キャンパスやAPハウスにも留学生(国際学生)が戻りつつあり、留学プログラムも順次再開の方向で調整中である。

*感染防止対策を含む現在のキャンパス風景については、以下のサイトにある動画「APU New Normal」を参照。
http://www.apumate.net/apu_info/movie-list/

APU受験トピックス
①入試問題の内容は立命館大学と同一問題。
②試験日が異なれば複数併願可能。
③全国35か所の試験会場、首都圏では東京(市ヶ谷、八王子、東京キャンパス)、大宮、柏、横浜会場を設置。