学校は生徒の未来をつくる場所。
「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園

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学校は生徒の未来をつくる場所。 「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園

広尾学園中学・高等学校(東京都)は、長い歴史と伝統を持つ順心女子学園を前身としつつ、2007年に男女共学校の広尾学園として新たに生まれ変わった。インターナショナルコースや医進・サイエンスコースといった特色あるコースを設けるなど、大規模な学校改革を進め、「生徒が自ら学ぶ力を伸ばす教育」へと、大きくかじを切った。
教育力の飛躍的な向上にあわせて、塾や教育関係者などからの評価も年々高まり、今年度のランキングでは「理数教育に力を入れている学校」1位、「グローバル教育に力を入れている学校」2位、「最近、大学合格実績が伸びていると思われる学校」2位など、さまざまな項目で上位にランクインし、総合1位に輝いた。また、今年度新たに設けられた、新型コロナウイルスによる休校期間の取り組みに対する、「オンライン授業で生徒や保護者から高評価を得た学校」でも1位を獲得している。
副校長の金子暁教諭、医進・サイエンスコース統括長の木村健太教諭、インターナショナルコース総括長の植松久恵教諭に、それぞれの立場から今回のランキング結果についてのお話をうかがった。

総合ランキング(各項目の合計)

学校は生徒の未来をつくる場所。 「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園

さまざまな取り組みが少しずつ評価を高めていった

学校は生徒の未来をつくる場所。 「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園写真=副校長 金子暁教諭


−総合1位をふくむ、さまざまな項目で上位にランクインした結果を、どのように受け止めていらっしゃいますか?

金子:本校は、長い歴史を持つ順心女学園を前身としていますが、2007年の学校名の変更と共に女子校から共学への切り替えなど非常に大きな変化を経たこともあり、実質ゼロからのスタートでした。そのため、最初はこうしたランキングなどにもほとんど名前が出ることがありませんでした。しかし、じわりじわりと評価が高まり、今回こうして総合1位という結果となったことはありがたく思っています。

本校の医進・サイエンスコースやインターナショナルコースは、単に医学部や海外の大学に合格することを目標にしたコースではありません。大学の医学部や理工学部で学ぶ内容、さらには最先端の研究内容に触れることや、国内外問わずグローバルな環境で課題解決に取り組むことなど、大学進学後のことを考えたカリキュラムを実施しています。「理数教育」や「グローバル教育」といった項目での評価は、そうした取り組みが受け入れられたのではないかと考えています。
また、「合格実績が伸びている」という評価については、本科コースをふくめたそれぞれのコースで教育力を高めたところ、結果として合格実績が高くなったという因果関係です。本校は、決して難関大学や有名大学への合格率を上げるための取り組みをしているわけではありません。

最近、合格実績が伸びていると思われる中高一貫校ランキング

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教員と生徒が本気で取り組む、第一線の研究活動

学校は生徒の未来をつくる場所。 「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園写真=医進・サイエンスコース統括長 木村健太教諭


―「理数教育に力を入れている学校」として高評価ですが、医進・サイエンスコースの教育は、どんな特色がありますか?

木村:医進・サイエンスコースは、2011年に高校でまずスタートし、2015年には中学校でも始まりました。「本物にふれ、本質をとらえ、本気になる」をモットーに、大学や企業の研究室などと連携し、本格的な研究活動に取り組むカリキュラムを実践しています。
研究活動とは、教科書とおりの実験をして結果がわかっていることを確かめることではありません。生徒が興味関心を持った分野について、人類がどこまで解明できているのかを英語の学術論文を読んで確認することから始まり、自分たちが取り組むべき未知の研究テーマを見つけ、仮説を立て、それを証明するための実験方法などを考え、実行し、考察し、論文としてまとめ上げる一連の活動に取り組むことです。
本コースでは年度末に研究成果報告会を開催していますが、それだけに止まらず、大学の卒論発表会に参加したり、学会で研究の発表を行ったりといった学外の活動にも、生徒たちは意欲的に取り組んでいます。自らが第一線の研究活動をしているという自負があるのです。「高校生だからこのレベルでよい」とは、教員はもちろん生徒自身も考えていません。

私は、理科とは最初にさまざまな自然現象に対する「感動」がある学びだと考えています。その感動をもとに、なぜそういった現象が起こるのかという疑問や興味がわき、考え、実験をすることで理解します。さらには、その考えを、自分以外の多くの人が納得できるようなかたちで示していくことが大切なのです。
数学は、公式を覚えて効率的に問題を解く学問ではありません。今まで学習してきた中で「これは正しい」と証明できている知識を使って新たな知見を広げていく自由な学問です。
受験生は、テストの点数だけで、「理科が得意だ」「不得意だ」、「数学が好きだ」「嫌いだ」と思い込みがちですが、「本当にそうなの?」と私は問いたいです。

―医進・サイエンスコースでは、ICT教育や英語教育にも力を入れているそうですね。

木村:ICTや英語は、本格的な研究活動をする上で欠かせないツールです。ただ、「必要だから学びなさい」ではなく、生徒が自ら必要性を感じて学ぶことが大切だと思っています。
まずは生徒が好きな学びを1つでもよいので、徹底的に深く堀り下げていき、その途中で必要になった学びを追加していけばよいのです。
たとえば、生物が好きな子が、生物の研究を掘り下げていくと、最新の学術論文を読んだり、海外の大学の講義を聞いたりするために、英語をがんばるようになります。研究を深めていくと、実験に必要な計算のために数学を学んだり化学を学んだりする必要も出てきます。ICTの利用については、Web上の情報を信憑性を担保しながら効率良く収集することはもちろんのこと、「共有」の概念を大切にしたリテラシーが育つ環境づくりを意識しています。

私たち教員は、生徒に「教える」のではなく「ともに学ぶ」姿勢を大切にしています。生徒の研究の助けになる専門書や論文を一緒に読み解いたり、適した教材を案内するためには高い専門性が必要です。生徒の心に火をつけ、彼らが学びたいことを見つけた時に、道筋を示したり、アドバイスをしたりするプロフェッショナルであることが、教員の役割なのです。

理数教育に力を入れているランキング

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国内外を問わず、生徒が希望する大学への進学をサポート

学校は生徒の未来をつくる場所。 「進学校」を超える、高い教育目標を掲げる広尾学園写真=インターナショナルコース統括長 植松久恵教諭


―「グローバル教育に力を入れている学校」として高評価ですが、インターナショナルコースの教育は、どんな特色がありますか?

植松:インターナショナルコースには、基本的な授業をすべて英語で行うアドバンストグループ(AG)と、基礎から英語力を伸ばすスタンダードグループ(SG)の2つのグループがあります。AGは帰国生をはじめとする最初から一定以上の英語力がある生徒、SGは入学時の英語力は問わず英語を積極的に学びたい生徒をそれぞれ対象にしています。現在、外国人教員は27名おり、美術や技術の授業は、SGの生徒もAGと合同で外国人教員の授業を受けます。
レクチャー型の一方的に教員の話を聞くだけではなく、授業などで得た知識や気づきをもとに、生徒が自分でリサーチし、レポートに仕立て、プレゼンテーションするという学びのスタイルが中心となっています。

本校の大きな特色は、海外の大学についての情報が非常に豊富であるということです。帰国生など海外での生活経験や海外の学校に通っていた経験のある生徒は、性格や資質的に海外の大学への進学を希望する生徒が多くいます。その一方、英語で学べる日本の大学への進学を希望する生徒もいます。日本の大学であれば情報は豊富にありますが、以前は海外の大学に入学するには、どうすればよいのか、何が必要なのかといった情報は十分ではありませんでした。国により大学のシステムは大きく異なりますし、必要な資格や出願要件なども違います。また、学費が高額であることもハードルになるため、利用できる奨学金制度についての情報も重要です。
漠然と海外の大学に行きたいと考えているだけでは夢物語ですが、情報を得て、しっかり準備すれば、アメリカ、イギリス、カナダ、シンガポールなど世界各国の大学に行くことができるのです。

本校のインターナショナルコースは、学校内のひとつのコースではありますが、インターナショナルスクールのような存在です。近隣のインターナショナルスクールのコミュニティに参加しており、情報交換や提携してのイベント開催なども積極的に行っています。本校をはじめとするインターナショナルスクールのコミュニティに対して、年間200校以上の大学の入試担当者が大学紹介や入学説明などのために訪れます。

特に大きなイベントとしては、毎年秋に本校を会場として開催される海外大学フェアの「カレッジフェア」があります。2019年には海外大学175校、国内大学21校が集まってブースを設け、各校の入試担当者などが直接生徒の質問や相談に対応します。このイベントには、インターナショナルコースだけでなく、医進・サイエンスコースや本科コースの生徒のほか、近隣のインターナショナルスクールの生徒も参加することができます。毎年、1500名くらいが参加する、活気のあるイベントです。
今年度はオンラインでの開催となりましたが、約120校が集まり、オンライン上で生徒の相談などに応じました。

―海外大学への進学を希望する生徒へのサポートには、そのほかにどんなサポートがありますか?

海外の多くの大学では、出願の際に、志望動機やキャリア・能力、学問的関心などをまとめたエッセイが必要となります。もちろん英文で、大学ごとに求められる内容やテーマは異なります。本校では、外国人教員をはじめとするエッセイ指導能力のある教員が、マンツーマンでエッセイ作成の指導にあたります。外国人教員は、自然科学や人文科学、芸術などそれぞれの分野の専門教員なので、生徒の能力や志望する大学に合わせた指導をすることができます。
また、世界中の大学において入学選考時の重要な評価対象となるAdvanced Placement (AP)という大学初級レベルの制度があるのですが、本校はAPコースも設けており、この点も大きなアドバンテージになっています。

ただ、本コースは必ずしも海外大学の進学だけを生徒に勧めているわけではありません。国内外を問わず、生徒が学びたいと思える国、大学、研究者のもとで学べるように、必要な情報を集め、提供し、希望に合わせたサポートに尽力しているのです。
結果として毎年多くの生徒が海外の大学に進みますが、生徒個々人の興味関心によって進学先は異なりますので、アメリカの大学が多い年もあれば、イギリスの大学が多い年などさまざまです。

グローバル教育に力を入れているランキング

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生徒が活用することで、学校設備は進化する

―「校舎など施設、設備が充実している」項目で10位ですが、自慢の施設や設備はありますか?

金子:本校は都心にあるため、広大なグラウンドや、立派な講堂というような目立つ施設はありません。
ただ、最初は何もない実験室だった空間に、現在は電子顕微鏡など最新の実験設備が整っています。これらは、生徒の研究に必要になったものから、どんどん取り入れていきました。なかには大学や企業と連携して導入が可能になったものや、理科学教育や研究への助成金を得て購入したものもあります。もちろん、必要に応じて学校もバックアップをしています。

私が注目している本校の施設はICTルームです。ICT機器や3Dプリンタ、レーザーカッターなどが設置され、生徒主催の活用講座なども開催しています。このICTルームは、体育祭や文化祭になると、照明や音響、映像などを担当する生徒が集まり、必要なコンテンツを制作するとともに、創造的な話し合いの場にもなっているのです。イベント時のクリエイティブチームの拠点とも言えるでしょう。

ただ単に立派な施設や設備があるということではなく、生徒の必要に応じて進化するという点に、大きな可能性を感じますね。

校舎など施設、設備が充実しているランキング

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オンラインでも“通常と変わらない授業”が可能だった

―今回新たな質問項目として設けた「オンライン授業の満足度」で特に高い評価となりました。どのような対応をされたのでしょうか?

金子:今回の新型コロナウイルスによる外出自粛や休校措置は、確かに思いがけないできごとでした。ただ、本校では2011年の東日本大震災および原発事故以降、学びを止めないしくみとしてオンライン授業の実現に取り組んできました。いわば9年間の猶予があったとも言えるのです。その間、ICT教育の充実や教員の意識改革など、地道に取り組んできたことが、今回のような事態にきちんと通用したのだと思います。

基本は、“通常と変わらない授業”を実施するということが、生徒にも教員にももっとも負担のない選択でした。
まず、3月の学期末テストはほぼすべての教科でオンラインにて実施しました。
その後、4月15日からオンラインでの授業をスタートしました。朝のホームルームで始まって、授業は1時間目から6時間目まで通常の授業とまったく同じです。
本校は、分散登校期間は設けず、7月2日の全員登校での期末テストまでオンライン授業を続けました。
1学期の中間テストはオンラインで実施しましたが、本校のテストはもともと暗記した知識で解答する設問は少なく、提示された課題をその場で考える形式が中心であったため、自宅で参考書やノートがある状態で受けることが可能なテストの作成もスムーズでした。

オンライン授業の形式やテスト実施に関する方針などは、もちろん教員間での話し合いもありましたが、非常にスムーズに進んだと思います。いかに無理なく、また、通常の授業の内容を変更せずに、生徒たちに授業を受けてもらうことができるかと各教員が考えた際の最適解がほぼ同じだったのです。

オンライン授業で生徒や保護者から高評価を得た学校ランキング

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生徒が自主的に案内動画を制作

―医進・サイエンスコースでは、オンライン授業にどのように取り組みましたか?

木村:医進・サイエンスコースについては、まず、4月からのオンライン授業の前に年度末の研究成果報告会をどのように実施するかという課題がありました。毎年実施している研究成果報告会は、壇上で全体に向けて行う口頭発表と、ポスターを提示して来場者に個別に解説するポスター発表の形式で行っていました。生徒や保護者だけでなく、大学や企業の関係者など学外からの来場者も多い、研究会の成果発表として大切な機会です。
それをオンラインで実施するにあたり、口頭発表は中学と高校に分けてタイムスケジュール順に研究テーマ名を提示し、クリックすることでリアルタイムで視聴できるように設計し、ポスター発表は研究テーマ名を一覧にし、テーマ名をクリックすると、発表者である生徒とつながり、質疑応答ができるように設計しました。
参加した生徒は200名、来場者は500名くらいになりました。

この研究成果報告会には、4月に入学予定の新入生も参加するのですが、ICT機器の扱いになれていない新入生のために、生徒たちがサポートに名乗りを上げ、自主的に報告会入室のためのチュートリアル動画をつくり、チャットによる案内係も務めました。
研究成果報告会を自分たちの手で成功させるという生徒たち意識に驚き、また非常に頼もしく感じました。
この研究発表報告会での手応えが、その後のオンライン授業実施の自信にもつながりました。

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―オンラインでの実験や研究会はどのように行いましたか?

木村:中学生については、生徒たちに家庭で実験を行ってもらいました。教員は、学校で実験をして動画を配信し、生徒たちはそれを参考にして、生徒たちも実験をします。
中学生のうちは、まず自分の手を動かして実験をすることが、大切なアプローチだからです。
一方高校生については、仮説を立て、その証明に必要な実験を自分たちで考え、実験計画を立て、検証という授業をする必要がありました。
実験計画を立てるところまでは可能ですが、実験のレベルは家庭で行うことが難しいものです。
そこで、教員は前年までに行った生徒のレポートなどをもとに、「生徒が考えるであろう実験計画」を何パターンも想定し、複数の実験動画を作成しました。生徒は、自分が考えた実験計画に対応した実験動画を視聴することで、自分の実験計画について考察することができるように準備したのです。
重視したのは、生徒が仮説を立て、考察するという本質は絶対に変えないということです。

研究会は、海外の学術論文を探して読み、グループで話し合うといった活動を行いました。生徒たちの話し合いの結果を受けて、教員がアドバイスを行うなど、通常の研究会での活動を基本的には同様に進めました。

―インターナショナルコースでは、オンライン授業にどのように取り組みましたか?

植松:基本は通常と一切変わりませんでした。
授業などで得た知識や気づきをもとに、生徒が自分でリサーチし、レポートに仕立て、プレゼンテーションするという学びのスタイルを、さまざまな科目で実施しています。オンライン授業でもそのスタイルは同様でした。
オンラインだからといって、レクチャー式に切り替えたり、生徒同士の議論の機会をなくしたりといったことはしませんでした。
時間割も通常と同じです。オンライン授業は、主要科目のみでよいのではないかという意見もありましたが、生徒は普段、さまざまな分野の科目に取り組むことで、気持ちを切り替えたり、メリハリをつけて学んだりすることができるわけですから、体育や家庭科などの授業もオンラインで行いました。

AGの英文学やメディア論、文化論の授業では、オールイングリッシュでのディスカッションが基本なので、オンラインでも事前にテキストを配布し、その内容をふまえオンライン上で生徒同士がディスカッションを行いました。

プログラミングの授業は、特にオンライン授業がやりやすかったようです。
「自宅で楽しめることを考え、その成果を動画で発表」という課題には、1ヶ月程度で収穫できる野菜を調べ、種まき、栽培、収穫、料理の過程をまとめた動画や、思う存分ゲームをした実況動画など、ユニークなものが集まりました。

中間テストと期末テストの結果、進捗や生徒の理解度の点で、例年と大きな変化はありませんでした。中止になった校外学習などがあったため、その分の時間は復習にあてるなどしました。
総括として、通常と変わりなく、生徒教員ともにオンライン授業に対応することができたという印象です。

生徒と教員がともにつくりあげる、未来志向の学校

―最後に、受験生や保護者の方へのメッセージをお願いします。

木村:私たちは、本校で学ぶ生徒たちが、未来をつくっていくのだという意識を強く持っています。
新型コロナウイルスという世界のみんなで取り組むべき問題に直面している今だからこそ、生徒たちには、自分だけでなく世界の人々が幸せになる方法を考えてほしい、学ぶことの意味を見出してほしいと思っています。
本気で学ぶことは楽しいことです。本気で学びたい生徒とともに、未来をつくっていきたいと思っています。

植松:日本でもアメリカでもイギリスでも、生徒が学びたいと思った大学で学べるように、選択肢が最後まで広がっているのが、本校のよさです。
本校では、授業だけでなくインターンやボランティア、各種コンテストへの参加など、課外活動で生徒たちにさまざまな経験を積んでもらうことも大切にしています。たくさんの経験、たくさんの出会いが、生徒の興味関心を刺激し、やりたいことや学びたいことにつながるからです。
やりたいことや学びたいことにいつ出会ってもよいように、国内外の大学への進学に対応したカリキュラムを設けています。
現在、新型コロナウイルスの世界的な流行によって、海外への進学については先が見通せない部分が多くあります。けれど、飛び立てるようになった時にいつでも飛び立てるよう備えている在校生を見て頼もしく感じています。

金子:学校は“未来”であるべきだと思います。これからの世界をつくりあげていく子どもたちが学ぶ場所は、ICT などの学習環境についても、意識や価値観などについても、最低限時代に応じたもの、できる限り最先端でなければ、いつまでたっても前に進むことができません。
本校は、変化を恐れず、生徒たちがよりよく学ぶための改革に、意欲的に取り組む多くの教員がいます。
「自分たちの手で未来をつくる」という思いをいだく皆さん、ぜひ本校でともに学びましょう。