聖学院中高が『できたこと生徒手帳』のメソッドを導入 ~ 「よい習慣」を身につけ、自己肯定感を育む ~
聖学院中学校・高等学校(東京都北区、校長:角田秀明、以下、聖学院中高)は2019年度より、中学高校全生徒約900人が活用する生徒手帳に、永谷研一氏(発明家、株式会社ネットマン代表)が考案した『できたことノート』&『できたこと手帳』のメソッドを導入した。
4月6日(土)には、聖学院中学校入学式終了後の16時から17時30分まで、考案者本人である永谷氏による教員向けの『できたこと手帳』のメソッドを活用した生徒指導のための勉強会が行われた。中学校のクラス担任を中心に、聖学院中高合わせて約30名の教員が参加。たいへん活気のある勉強会となった。
また、4月10日(水)3・4限の時間を利用して、新入生(中1)は聖学院中学の教員による生徒手帳活用によるマインドセットと学習計画の立て方を、中2・3年生は永谷氏によるワークショップを受講した。
教員向け勉強会
2019年度の生徒手帳の実際の活用に向けて、できたこと手帳メソッドの根底にある理論と期待される効果について学んだ。相手の話に「共感」し、さらに「質問」をすることで気持ちをアゲるワークを実施し、実際の効果を身を持って体感した。
ワークで実感したように、できたこと手帳メソッドは自己肯定感を高める効果があるが、クリティカルな視点をもち、行動変容を起こすことが実は本来の目的でもある。そのような意図を理解したうえでのフィードバックの仕方や、具体的なNGワードについてなど、実質的な活用の方法も学んだ。
新入生(中1生)向けセミナー
昨年まで小学生だった中1生の多くは手帳を活用する習慣がない。聖学院の生徒手帳の機能を使い、時間管理やToDoリスト活用を行い、学習を習慣化することを学んだ。
また、毎日を振り返り、自分の感情や他者への感謝に着目をして内省を行うことは、語彙を増やし、作文や発表での表現能力がアップすることにもつながる。その効果について、先輩たちの実例の紹介によって説明された。
『できたことノート』&『できたこと手帳』について
『できたことノート』は1万2000人以上のデータや認知心理学、行動科学をベースに構築された。毎日5分、できたことを見つめることで、自己肯定感を高め行動変容力に磨きをかけて自分の「ありたい姿」に気づき、自信をもって人生を歩むためのメソッドである。
これまで、ビジネスマンや主婦、学生、親子など、10,000人あまりが効果を体験している。『できたこと手帳』は『できたことノート』メソッドを組み込んだ手帳として市販され、企業の組織変革などにも活用されている。
今後は学校の「生徒手帳」や「学習ノート」等へのカスタマイズを積極的に支援する。2019年はすべての子どもたちの自己肯定感を上げるための社会活動として、全国の学校の教員の方々や子どもたち向けの講演会を無料(交通費別途)で開催する。
聖学院中高できたこと生徒手帳実用開始