世界基準の学びを東京女学館で 日本初の女子校ケンブリッジ認定校に

世界基準の学びを東京女学館で 日本初の女子校ケンブリッジ認定校に

東京女学館中学校・高等学校が、日本の女子校(一条校)として初めてケンブリッジ国際認定校の認定を受けた。これにより、2026年度から国際学級にケンブリッジ国際教育のカリキュラムを導入し、高等学校卒業時にケンブリッジ国際Aレベル資格の取得を目指す。これまで国際教育の充実を図ってきた同校にとって、今回の認定はその取り組みをさらに発展させる大きな一歩となる。

同校の国際学級は2004年に設置され、20年以上にわたり国際社会で活躍できる女性の育成に力を入れてきた。帰国生と日本で生まれ育った一般生が共に学ぶ多文化コミュニティの中で、グローバルな視点を養い、異なる価値観を理解しながら成長する環境を整えている。2026年度からは国際学級のクラス数を中学1年生より1クラスから2クラスに増やし、より多くの生徒に国際的な教育機会を提供する予定だ。その一環として、世界160カ国以上の10,000校で採用され、英国の全大学を含む世界2,200校以上の大学が入学資格として認めるケンブリッジ国際カリキュラムを導入することを決定した。

ケンブリッジ国際Aレベル資格は、日本の文部科学省も大学入学資格として認定しており、国内外の大学進学を希望する生徒にとって大きな利点となる。特に、海外大学への進学を目指す生徒にとっては、従来課題とされてきた大学入学資格の問題が解消され、世界中のトップランクの大学への進学がより現実的なものとなる。米国ではアイビーリーグを含む850校以上の大学が、またカナダ、オーストラリア、シンガポール、南アフリカ、ドイツ、オランダなどの大学もケンブリッジAレベル資格を認めている。こうした背景から、東京女学館は国際学級の生徒により多様な進学選択肢を提供するため、今回の認定取得を推進した。

同校がケンブリッジ国際認定校となった背景には、教育理念の一致も大きく影響している。ケンブリッジ国際は、学習者の特性として「自信」「責任感」「内省力」「革新性」「社会貢献」の5つを重視し、試験では「批判的思考」を示しながら、「論理的に記述する」ことが求められる。一方、東京女学館の国際学級も「尊重(Respect)」「寛容さ(Generosity)」「オープンさ(Open-Mindedness)」を教育理念に掲げ、多様な価値観を受け入れながら自立した女性を育てることを目指してきた。これらの共通点から、同校はケンブリッジ国際教育との高い親和性を見出し、導入を決定した。

さらに、ケンブリッジ国際カリキュラムには必修科目がなく、学校独自のカリキュラムと組み合わせる柔軟性がある。これにより、生徒は国際学級の理系・文系のカリキュラムを履修しながら、ケンブリッジAレベル資格の取得を目指すことができる。これにより、日本の一般的な高等学校(一条校)の卒業資格を得つつ、国内外の大学進学を視野に入れた多様な進路選択が可能となる。

今回の認定により、東京女学館は国際教育のさらなる発展を目指し、生徒が世界に羽ばたくための環境をより一層充実させていく考えだ。