三田国際学園中学校・高等学校、2025年4月に校名変更
東京都世田谷区の三田国際学園中学校・高等学校は、2025年4月より校名を「三田国際科学学園中学校・高等学校」に変更することを決定した。
同校は2015年度に戸板中学校・戸板女子高等学校から現在の名称に改称し、共学化。その後、相互通行型授業を導入するなど、革新的な教育を進めてきた。これまでの成果として、生徒たちは国内外の難関大学へ進学し、特に海外の大学合格実績が顕著である。今年もプリンストン大学を含む121名が海外大学に合格するなど、国際的な進路選択の幅を広げている。
また、同校では生徒の研究活動も活発で、国際学生科学技術フェア(ISEF)をはじめとする各種大会やコンクールで受賞実績を積み重ねており、その成果は着実に実を結んでいる。
校名変更の背景には、今後さらに「国際」+「科学」の教育を充実させ、変化の激しい現代社会に対応できる力を生徒に養成する意図がある。新たな校名は、その理念をより明確に表現するものと位置付けられている。
学校は、グローバル教育を進める一方で、現代の教養としての「サイエンス」教育にも注力しており、今後は「インターナショナルサイエンス」「メディカルサイエンステクノロジー」「インターナショナル」の3つのコース制を導入する予定である。これにより、生徒は6年間の教育プログラムを通じて、国際的な視野と科学技術の知識を深めることができる。
施設面でも、研究活動を支えるための充実した環境整備が進められている。特に、生徒の研究活動を支援する大学レベルの研究施設「サイエンスラボ棟(仮称)」が2025年8月に増築される予定であり、さらに高度な研究環境が提供されることになる。
これらの改革により、三田国際学園は、今後も優れた人材を育成し、国際的な舞台で活躍する人材の輩出を目指す。
(中学受験関連リンク)
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