三田国際学園高等学校の2年生がJapan Science & Engineering Challenge2023で日本ガイシ賞を受賞–日本代表として世界大会へ

中学・高校情報 遠藤 拓人
三田国際学園高等学校の2年生がJapan Science & Engineering Challenge2023で日本ガイシ賞を受賞–日本代表として世界大会へ

三田国際学園高等学校メディカルサイエンステクノロジーコース2年生の角野 陽奈美さんが、Japan Science & Engineering Challenge2023(以下JSEC2023)で、日本ガイシ賞(協賛社賞)を受賞した。

JSEC2023は、12月9日(土)と12月10日(日)にお台場の科学未来館で開催。今年度は全国から343件の応募があり、その中から選抜された30件が最終審査会に出場した。

角野さんを含む最終審査会上位者は、2024年5月に米国ロサンゼルスで開催される、世界大会ISEF(国際学生科学技術フェア)に日本代表として派遣される。世界大会ISEFには、60カ国以上の国々から参加者が集う。


角野さんの研究テーマは、『疾患原因となるアミノ酸変異の解析』。現在DNA診断は、各個人によって異なるDNAの配列から作られるアミノ酸の差異に着目し、罹患する疾病の傾向をデータベース化し、疾病可能性を割り出している。角野さんは、そのデータベースにない差異が、疾患をもたらすかを予測する試みを行った。

この研究発表は、12月2日(土)行われた中高生のための学会「サイエンスキャッスル2023関東大会」でも最優秀賞を受賞している。


また、角野さんは別の研究テーマで学校横断のプロジェクトチームにも参加しており、11月にパリで行われた、合成生物学の世界大会「iGEM」でGrand Prize Winner, High Schoolを日本で初めて獲得した。