国際高等専門学校2年生が地域活性化を目指した授業の一環で、アサギマダラオリジナル商品を企画・製作し、販売
国際高等専門学校は、2年生が「エンジニアリングデザイン」の授業の一環で企画・製作した、アサギマダラオリジナル商品の露店販売を、道の駅瀬女に隣接したフジバカマ畑「アサギマダラ空の駅・白山」で実施する。9月23日(金・祝)9時30分から11時30分まで。
【アサギマダラ空の駅・白山について】
地元の住民団体「白山ろく里山活性化協議会」は、2021年秋より、道の駅瀬女に隣接する耕作放棄地にフジバカマを植え、初夏から秋にかけて飛来するアサギマダラの「渡りの途中の休憩地」(空の駅)として「アサギマダラ空の駅・白山」を整備した。
オープンした昨年は1日あたり500頭から1,000頭ものアサギマダラが訪れ、大きな話題となった。
「白山ろく里山活性化協議会」では尾口公民館や道の駅瀬女の協力で昨年、「アサギマダラ・マーキング調査体験会」を実施。今年はさらにフジバカマ畑を拡張し、より多くのアサギマダラの来訪が期待される。
【国際高専の学生による取り組み】
国際高専では、2年生が「エンジニアリングデザイン」の授業の一環で、白山麓キャンパス校舎前の休耕田を活用した地域創生に取り組んでいる。活動は「アグリビジネス班」と「アグリテック班」に分かれて通年で行われる。
「アグリビジネス班」はサツマイモのベニハルカの栽培と販売を通じて農業法人経営の模擬体験を通じてビジネスを実践的に学び、「アグリテック班」はAIを活用した獣害対策システムの開発と運用に取り組んでいる。
今年度、「アグリビジネス班」の2年生4名は、これまでのベニハルカ事業に加えて新規に「アサギマダラ事業」を立ち上げ、アサギマダラの”集客力”を活かした新規ビジネスの開拓に挑戦している。アサギマダラをモチーフにした箸置きやキーホルダー、コースターなどを学生自身がデザインし、校舎内のMaker Studioにあるレーザーカッターを使って商品化。9月23日(金・祝)に「アサギマダラ空の駅・白山」で行われるマーキング調査イベントの会場に露店を出し、販売を行う。
この活動はオリジナル商品の製作にかかる経費を含め、白山ろく里山活性化協議会の支援のもとで行われている。